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「結婚指輪はディスカウントストアで買おう」って本気!? 男子にとって指輪はどうでもいいの?

一生に一度のことだからこそ、結婚式に向けてきちんと準備したい。婚約指輪や結婚指輪だって、もちろん、しっかり選びたい。そんな風に考えている男子は決して少なくないそう。でも、実際には「彼が真剣に指輪選びの相談に乗ってくれない」「指輪の予算なんてちっとも考えてなくてサイアク!」なんていうケンカがあちこちで起きています。このすれ違いの原因は? 『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)などの著書がある恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表の清田隆之さんに聞きました。

■「指輪はディスカウントストアで買おう!」に込められた並々ならない愛情とは?

「大半の男は、“結婚を決めたからにはきちんとしたい”と考えていると思います。ただ、問題はその“きちんと”の中身はほぼイメージできていないんです。女性の場合はたいてい、家族や友だちの結婚式に出席するたび、“私だったらこうしたい”という理想像を少しずつ整理している。でも、男はボケーっと参加してるだけなので蓄積ゼロ。具体的なイメージがないまま、“きちんとしたい”という思いばかりが先走った結果、彼女の要望を安直に否定したり、トンチンカンな希望を押しつけたりといったことが起きがちになります」

男子が考える“ちゃんとした指輪”のイメージは、女子が想像する以上にさまざま。例えば、「指輪を正規ショップで購入するのはもったいない。ディスカウントストアで購入しよう」という提案も、単なる節約ではなく、“きちんとしたい”という思いが秘められているとか。一体、どういうこと?

「男側にいくら知識がないといっても、婚約指輪や結婚指輪がそれなりに値が張るものだということぐらいは知っています。でも、“どれでも好きな指輪を買っていいよ”と言えるほどの貯金はない。ふたりで、指輪を買うために貯蓄するといった発想も浮かばないまま、予算を最大限に活用するならディスカウントストアだ! と、一足飛びに考えてしまう可能性もあるんです」

よかれと思っての提案だけに、頭ごなしに否定するのは禁物。思いがけない提案に「ありえない!」と怒り狂う前に、どうしてそう思ったのか理由を聞き、ズレの元凶を突き止めるのが良さそうです。

■「結婚しても、指輪なんて絶対したくない」に隠された男子の本音

一方、「結婚しても、指輪なんて絶対したくない」と繰り返し言ったり、実際に結婚後も指輪をしたがらない男性もいます。その真意は?

「“制度に縛られない自由な俺”“こだわりのある俺”をアピールしたいだけなので、あまり真剣にとりあう必要はありません。独身の頃に『結婚指輪なんて絶対しない!』と言っていた男が、結婚した途端、いそいそと指輪をはめるケースも少なくありません。既婚者の場合は“あわよくば”を狙っている可能性もありますが、たいていは口先だけなので、ふたりきりで飲みに誘われたり、口説かれたりするなどの実害がなければ、聞き流しておいていいと思います」

また、指輪には無関心なタイプかと思っていたら、急にあれこれ口を出してきて、ふたりの仲が険悪になるというケースもよく耳にします。

「指輪に関わらず、男が張り切り出すのは目の前の結婚を“自分ごと”として受け止めた瞬間です。彼女のためでも、親のためでもなく、自分自身の人生における重要イベントだと認識したからこそ、意見や希望を言いたくなっている。女性からすると、あまりの遅さに呆れてしまうと思いますが、結婚式に間に合ったのであれば、結果オーライという見方もできます。昔から“ケンカするほど仲がいい”なんて言われますが、指輪選びをめぐるトラブルも、夫婦の価値観をすり合わせる予行練習だと思って……楽しみながら乗り切ってもらえたらうれしいです」

(島影真奈美+ガールズ寿ラボ)

※この記事は2015年11月10日に公開されたものです

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