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ずるい!! 「かわいいは正義」は本当なの?【プロが解説】

織田隼人(心理コーディネーター)

藤野晶/dcp

心理学的に「かわいいは正義」は本当?

続いては、織田さんに心理学的に「かわいいは正義」はまかり通るものなのか解説してもらいました。

「かわいいは正義」は心理学的にも成り立つ!

人は見た目がいい人に対して好印象になる傾向があります。

ハロー効果(後光効果)というものがありますが、ひとつでもいいところ優れているところがあるとそれに引きずられてほかの評価も高くなる、というものです。見た目のよさもハロー効果を引き起こす要因のひとつなので、見た目がよいと能力が高く見られたり、いろいろと得をする状況になります。

ハロー効果だけでいうとイケメンも美人も同じように評価になりますが、「かわいい」というのは庇護欲をかき立てる要素もあります。そのため「守ってあげたい」というような気持ちをまわりに抱かせることにも繋がります。困ったことが起きたときにもまわりが味方になってくれたり、失敗してもまわりがリカバリーしてくれたり、サポートしてくれたり、やさしくしてくれたりしやすいです。

「かわいい」の弱点としては、「守られやすいかわりに、全部を任されづらいこと」があります。まわりがサポートしようと動くので、仕事内容などを全部任される、というようなかたちの信頼は少し得づらくなることがあります。

ただ、全体として見た目がいいことにより評価が上がること、そして守られるという2つの効果出てくるので得をすることが多い、ということになります。

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