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粘着質な人の特徴とは? 意味と対処法を解説【恋愛・職場別】

大塚統子(心理カウンセラー)

中田ボンベ@dcp

粘着質な人の対処法【恋愛編】

では、身の周りに粘着質な人がいる場合はどう接していけばいいのでしょうか。ここからは、粘着質な人への対処法を見ていきます。

(1)大げさなくらい愛情表現をする

相手から粘着され、束縛されるのは、あなたを失うことへの恐れの現れです。ですから、小まめに言葉や態度で「愛している」と大げさなくらい伝えるようにしましょう。「自分は愛されている」と感じられると、相手は安心します。

参考記事はこちら▼

愛情表現の意味と、男女別の言動例などを紹介します。

(2)相手の考え方の癖を理解する

粘着質なタイプは、独自の思い込みで物事を解釈します。相手の考え方・感じ方の癖を理解して、相手に伝わりやすいような伝え方の工夫をしましょう。その上で、「ここまでは話す」「ここからは言わない」などと自分の中で線引きをしておくといいですね。

(3)嫌なことは嫌だとはっきり伝える

ほかにも、嫌なことは嫌だとはっきり伝えるといいでしょう。

ただし、駆け引きで「NO」を使うのは避けるべき。たとえば、けんかをして「もう別れる!」と言っておきながら、すぐ元サヤに戻ることが繰り返されたとします。そうすると、相手は「『別れる』は口だけで、どうせ戻ってくるだろう」と思います。

駆け引きで「NO」を使えば、相手が慣れてしまいます。ここぞというときに、本気のNOを使うようにしましょう。

参考記事はこちら▼

「ノー」と言えない人によくある心理と、その改善策をまとめてみました。

粘着質な人の対処法【職場編】

職場に粘着質な人がいる場合、仕事はできても接しづらい……と感じてしまいますよね。特に相手が上司の場合は、どのように対処したらいいのでしょうか。

(1)程良い距離感をつかむ

苦手とはいえ、上司だと邪険に扱うわけにもいかず、困ってしまう人が多くいます。ですが、あいさつと業務上必要な連絡など最低限のマナーは守るようにしましょう。そうしておけば「私はやるべきことができていない」と自分を責めなくて済みます。

また、なるべく2人きりにはならないようにしたり、こちらからは話しかけないようにしたりして適正な距離をとるのもひとつの方法です。プライベートな話題には応じないようにしながら、業務上の関係性を保ちましょう。

(2)信頼できる第三者に相談しておく

信頼できる同僚やほかの上司に相談して、状況を説明しておくと心強いでしょう。

あくまでもビジネスライクな付き合いができるといいですね。

(3)上司の懐に入る

上手な接し方としては、上司の懐に入って上司から信頼されてしまう方法が挙げられます。こちらが無理に距離を取ろうとすると、逆に上司が過干渉になることがあります。こちらが何を考えているのかわからないと、かえって問い詰められたりします。

思い切って自分から上司に近づいて、上司のよき理解者になってみるのも一案です。少し時間がかかるかもしれませんが、上司に信頼され、上司に意見が言えるような関係性が築けると、気軽さを持って接することが可能になるでしょう。

たとえば、上司に対して親しみを持って「今めんどうくさいことになっていませんか」「この間も同じことを言っていた気がします」「愚痴も出ますよね」など、笑いながら言い合えるとしたら、楽ですよね。この方法は自分から上司を理解していく努力が必要になりますが、一方的に相手に振りまわされる関係ではなく、自分次第で関係性を築ける自由さがあります。

▶次のページでは、粘着質な人に好かれやすい人の特徴を紹介します。

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