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産み時ってあるの? 妊娠・出産に備え、「いま準備すべきこと」

平野智美/OFFICE-SANGA

漠然と「いつかは子どもがほしい」と思っていた20代、まだ「先のこと」と必死に仕事をこなしているうちに、30代はもうすぐそこ。そしてちょっと焦ってきた……。子どもを産むために、いましておいたほうがいいことはある? そして本当に「産み時」ってあるの? 知っていそうで知らない「妊娠・出産」のことについて、数々の著書でも知られ、メディアで活躍中の産婦人科医・宋美玄先生に教えてもらいました。

■気になる出産のタイミング、できれば早めが◎

まず気になるのは「産み時」のことです。最近は40代での出産も一般化してきていますが、やはり高齢出産は心配がつきまといます。

「母体のことを考えたら妊娠、出産はやはり早いに越したことはありません。昔の女性は20代で何人も子どもを産んでいたのですから、ホモサピエンスとしてはそのほうが自然とも言えます」

たしかに、若いうちに結婚して、子作り……というのは理想的。でも、女性が働くことが当たり前になりつつある今の時代、仕事で一人前になろうと思うと、「20代のうちに結婚、出産」というのはなかなか難しいような気がします。

「実は私も30代で子どもを産んでいますので、それはよくわかります。また、正直、妊娠しやすいかどうかや、お産がラクかどうかについては個人差があり、『産み時』については一概にはこうとは言えません。ただ、産婦人科医の立場からいえば、少しでも体力がある早いうちに考えてみてください、ということだけです」

■“痛み”は身体からのSOS。我慢せず病院へ!

では、いざ妊娠に備えようとしたとき、実際にどのようなことをしておけばいいのでしょうか?

「体重を平均値に保つこと。やせすぎも太りすぎもダメです。肥満はエストロゲン(女性ホルモン)を増やしすぎてしまい、生理不順を引き起こします」

女性にとってダイエットは年中頭をよぎることかもしれませんが、体重の増減を繰り返すのも、身体によくないそう。また、「月経に少しでも異常を感じた場合は産婦人科医に相談してください」と宋先生。この「異常」とは、どの程度を指すのでしょうか。

「生理不順、大量の出血はもちろん、生理痛にも注意してください。昔から生理中にお腹が痛くなるのは当然と言われてきましたが、“痛い”は身体からのサインです。子宮筋腫や子宮内膜症の可能性もあり、不妊を引き起こすことも。少しでもおかしいと感じたら専門家に相談してください。産婦人科は決して近寄りがたいところではありません」

風邪のときはちゃんと病院へ行くのに、生理痛のこととなると、つい「病気じゃないから大丈夫だろう」と忙しさにかまけて我慢しがち。でも、それが将来の妊娠・出産にも関係してくるなんて! 身体が発しているSOSを見逃さず、生理痛を感じたら産婦人科へ行く習慣づけを意識することが重要です。また、将来の妊娠・出産に向けてよく聞くのが、「基礎体温をつける」ということ。実際に、基礎体温はつけておいたほうがいいのでしょうか。

「自分の身体のサイクルを知っておくことは大切です。ただ間違ったつけ方をしている人も多いので、基本的なことを守って記録してください」

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