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医師に聞く! 「化繊の下着は子宮に悪い」って本当?

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■冷えから子宮を守る下着をチョイス!
現代社会の中で、不妊症の原因として注目されているのが「冷え性」です。冷え性は、若い女性に多く見受けられます。子宮や卵巣など生殖器のある下半身は、とっても敏感に冷えの影響を受けます。そのため、お腹や腰の冷えは、子宮や卵巣などの生殖器にダメージを与えてしまいます。この冷え性を解消することで、子宮や生殖器の機能が活発になり、不妊症を克服することも可能になります。

そんな、冷え症対策として下着選びも重要なポイントになります。ショーツは、お尻とお腹を包み込むような、股上が深いタイプがおすすめです。また、その上からスパッツを履くことで、さらに保温効果が高まります。腹巻きなどを活用するのもよいでしょう。腹巻きは、下腹部の保温効果があります。

いっぽう、体を締めつけるようなきつめのガードルは、血行障害や血液循環の悪化につながり、冷えのもとになりますので、できれば避けるようにしたいですね。

■素材は、やはり天然素材が◎
保温性に優れている素材は、羊毛、シルク、カシミア、アクリル、ポリエステル、発熱素材などがありますが、冷え性では、できるかぎり吸湿性にも優れた天然素材の下着がベター。

化学繊維は、熱伝導率が低く、保温性は高いのですが、吸湿性が低いため、汗を吸わず、中でムレやすくなってしまうのです。このムレがかえって、冷えの原因に……。また、化学繊維は、静電気を発生しやすいので、静電気によって帯電した下着にゴミなどがつきやすく、不潔になりがちです。化学繊維によるアレルギーでヒフに炎症を起こすことも考えられます。

■まとめ
冷え対策だけではなく衛生面からも、できるだけ天然素材の下着を選ぶようにしたいですね。

(文:33歳女性内科医/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)


※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.05.31)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2014年12月20日に公開されたものです

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医師をはじめ、歯科医、薬剤師、介護福祉士、栄養士、獣医、心理カウンセラーの6つの士業・専門従事者を擁する、総合型の健康Q&Aサービス。2013年8月のサービス提供開始以来、『安心をもっと身近に』というサービスコンセプトのもと、医師だけにとどまらず、専門資格を持つ多様な回答者を増やし、場所や時間を気にすることなく、さまざまな悩みを気軽に相談できるサービスを実現。https://doctors-me.com/

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