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【お悩みガールズ白書】職場のお局様とうまく付き合うには?

◆「お局様」の大前提には「女は早めに仕事を辞める」という考えがある

堀井 そうです。ずっと便秘状態なのと同じでね(笑)、女性は会社から出なくていいんです。

ジェーン いいこと言った! でも、やっぱり女の人をもっと昇進させないとダメなんですよね。

堀井 うんうん。そうですね。上のほうに女の人がいないから、「お局」とか言われちゃうんですよ。

ジェーン そうそう! で、昇進する気がないんだったら、新しい、若い女子にどんどん仕事がまわっていくのはもう仕方がないですよ。だって、若い子のほうがフットワークが軽いわけだから。でも、パートのおばさんがさ、社員より偉そうなパターンもある。

堀井 で、そういうパートの人のほうがいろいろ知っていて、仕事ができたりするんですよ。

ジェーン そうなの! お客さんのこともよく知っているしね。

堀井 そう。だから、社員だとかパートだとかそういうのはまったく関係ないですよね。

ジェーン そうですね。だから、結局「お局」という言葉自体が、「女は早めに仕事を辞める」っていうのを大前提として考えられているので……。

堀井 たしかに。

ジェーン 女が早く仕事を辞めるという考え方が、「そうじゃないんだよ!」っていう状況にどんどんこれからなっていくと思う。たしかに、今回出てきた「ちょっと女子感が抜けなくて、責任は取らない」とか「注意は直接してこないで……」とか、言っていることはわかる。でも、いろんなタイプの人がこれからお局ではなく上司として出てくるわけですから、「嫌な人でも仕方がない」っていう考え方をするしかないと思うよ。

◆ジェーン・スーより
こんにちは。「お局とどううまく付き合えばいいの?」という悩みがいつの間にか「どうやったらお局扱いされないで済むの?」に変わった中年のジェーン・スーです。お局とまではいかなくとも、了見の狭い先輩になってしまう可能性は、男女を問わず誰にでもあるもの。イライラして高圧的になっちゃうのは、確かに相手の立場にいたはずの昔の自分をすっかり忘れちゃうからなんだよなぁ。気をつけよっと。

<番組情報>
◆週末お悩み解消系ラジオ『ジェーン・スー 相談は踊る』
毎週土曜日 19時~21時生放送
出演:ジェーン・スー
http://www.tbsradio.jp/sd/

<ジェーン・スー>
東京生まれ東京育ちの日本人。作詞家、ラジオパーソナリティ、コラムニスト。音楽クリエイター集団agehaspringsでの作詞家としての活動に加え、ラジオ番組、テレビ番組など幅広く活動中。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社刊)。2014年7月24日(木)に2冊目の著書『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎刊)が発売。

(マイナビウーマン編集部)

※この記事は2014年09月30日に公開されたものです

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