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人間関係がめんどくさい! 職場でストレスを感じたときの対処法

高見綾(心理カウンセラー)

山本リリー

人間関係の悩みで受けるストレスって?

職場の人間関係の悩みで受けるストレスには主に、「選択肢がないと感じること」、「自分が受け入れられていないと感じること」、「自分の感情が抑圧されていること」という3つがあると考えられます。

(1)選択肢がないと感じること

自分に選択肢がないと人間はストレスを感じます。「私がこうしたいからこうする」という感覚は人を自由にさせるもの。自分に選択肢がないのはこの対極にあると言えます。

選択肢がない感覚が続くとやる気がなくなります。どうせ何をやっても無駄だ、という虚無感に支配されると、自主的に考えることをしなくなり、がんばれなくなってしまうのです。

(2)自分が受け入れられていないと感じること

同僚などに足を引っ張られたり、上司から否定されたりすると、自分は受け入れてもらえないと感じるようになります。

居場所がないという感覚は強いストレスに。やがて、その感覚は寂しさや孤独感を強くします。

受け入れられていない相手に対して心を開くことはできないはずですよね。誰にも何も期待しなくなり、良好な関係性を築くこと自体を諦めてしまいかねません。

(3)自分の感情が抑圧されていること

また、何らかの理由で自分の感情を抑圧しているときもストレスを感じるもの。

人間関係で嫌なことがあっても、ひたすら我慢してなんとか相手のいいところを見つけようと無理をしてしまう人は、自分の感情に蓋をしてしまうことが多い傾向に。こういったことも無意識のうちにストレスになります。

自分の感情を抑圧するというストレスを長い間抱えていると、自分が何を感じているのか、何が好きで何が嫌いなのか、これからどうしていきたいのかといったことがわからなくなります。

ただし、抑えこんだ感情はなくなることはないので、あるとき何らかのきっかけで突発的な行動に出てしまう可能性があります。

もっとひどくなると、ある朝、突然起きられなくなって職場に行けないということも……。

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