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結婚できると思った彼に別れを切り出された……失恋したときの考え方

羽林由鶴

この人となら結婚してもいいかもと思い、この人となら結婚できそうだと考え、「いつプロポーズされるのかなぁ」と思っていたのに、あっけなくフラれてしまった……。

もしあなたがこんなショックな出来事を経験することになったとしたらどうしますか? もう一度未来に希望を抱き、幸せになる日を夢見ることができるようになるのでしょうか? 一生のトラウマにでもなりかねない大ショックな失恋をどう乗り越えていけばいいのでしょう?

■どうして結婚できると思ったのでしょう?

河岸のカップル結婚相談所で会った、お見合いパーティで知り合った、結婚を前提にスタートした、結婚願望があるといっていた……。大人の恋愛を「ただの遊び」なんてなかなか言えません。将来の安心、安定……結婚につなげたいですよね。

だから一緒に暮らすこと、家族になっていくことを考えるでしょう。そしてただの恋愛ではないから、別の条件も気になりますよね。また相手をまだよく知らないときでも、条件が合えば急に気になる存在になることも……。

相手はあなたと同じように、同じくらい、今すぐの結婚について望み考えていたのでしょうか? あなたが彼を思うくらい、彼はあなたを思っていたのでしょうか? お互いが「この人と結婚したい」と思っていたのでしょうか?

思い出してください。2人の未来について普段の会話に散りばめて、繰り返し繰り返ししてきましたか?

■なぜ結婚に進めなかったのでしょう?

結婚は、どちらか一方の気持ちだけで進めても、なかなか幸せにはなれません。お互いが望み楽しみにすることで結婚生活が2人にとって大切なものになっていきます。2人が同じようにこの結婚を大切に思うことが、幸せな結婚の最低条件です。

結婚することだけが目的になると、結婚前の恋愛の期間は、結婚してもらえるかどうかの試験のように感じるはずです。彼女から妻、母親になるのにふさわしい女性として認められるためにひたすらがんばるでしょう。でもそんなことよりも、お互いの時間が、特別な楽しい時間と思えるかどうかが重要です。特別な時間なら、この先も失いたくないと思ったでしょう。ずっとその時間を続けたいなら結婚しようと思いますからね。

しかし、よくも悪くも気持ちは自然に変化していくものです。それぞれの考え、それぞれの事情もあります。結婚したいと思ったときがあったとしても、それが実現しない場合もあります。それは結婚したいと思ったことが嘘だったというのとはちがいますよ。

■「今でよかったね」は慰めではなく、心から思うこと

「結婚できなかった」と考えると、後悔や未練も生まれます。でも「離婚しないですんだ」と考えるとどうでしょう? むしろ「助かったぁ。今でよかったね」ということです。どんなに仲がいい2人でも、この先一生のことを考えれば、いろいろなことが起きることなど既に決まっているようなものです。

様々な波風を起こさないように慎重に生きるのではなく、起きてしまった波風にどのように対処していくのかを2人で練習するのがお付き合いの期間です。2人で話し合うことができるのか? 2人が協力して乗り越えようとできるのか? そしてその結果、乗り越えられたのか? 気軽に出来る関係を作ることが大事なんです。

結婚をするためにただしがみつくよりも、幸せな結婚をするために別れることは、決してダメなことじゃない。むしろ賢い選択なんだと信じて欲しいんです。

■羽林由鶴からのメッセージ

結婚できると思っていた男性を失った今、すぐに立ち直り未来に期待することなどできないかもしれません。結婚したいと思う気持ちが強ければ強いほど、ひどく落ち込み、絶望するかもしれません。でも結婚後に駄目になることを思えば、今のダメージなんて、実は大したことないんですよ。

間違わないでくださいね。「この男性に振られたからといって一生結婚できないというわけではない」のです! 目の前に候補がいなくなったことを不安に思うかもしれないけれど、この世の中に誰もいなくなったわけではないということです。結婚を諦める必要なんてまったくありません。あなたの女性としての価値はまったく変わっていません。もう一度幸せな結婚を目指しても大丈夫。

(羽林由鶴)

※この記事は2014年06月03日に公開されたものです

羽林由鶴

103kgの恋愛カウンセラー。著書に『なぜか相手がホッとして愛してしまう癒し系の女性になるヒント』(青春出版社)など。最新刊は『あきらめる生き方』(泰文堂)

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