お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

初めての一人暮らし、お金はいつ、いくら必要?

就職や進学などで、この春から一人暮らしをスタートさせる人も多いのではないでしょうか。では、初めての一人暮らしには、いつ、いくらくらいのお金が必要か知っていますか。一人暮らしを始めて、最初のお給料が出るまでに用意しておきたいお金の用途と金額についてまとめてみました。


■部屋探しにかかるお金はいくら?
【交通費・宿泊費】
部屋探しをする場合、それに伴う交通費がかかります。何度も足を運ぶことになれば、それだけお金がかかるので、事前の情報収集は念入りに。住みたい地域や沿線、希望する条件をまとめ、事前に不動産会社に連絡を入れ、下見等の時間を約束しておくと、無駄な動きや時間が少なくすみます。
また、日帰りが難しい遠方からの部屋探しの場合、宿泊費がかかる場合も。食事にかかるお金も考えておきましょう。

【申込金(預り金)】
住みたい部屋が決まったら、不動産会社に契約までの仮押さえの意味合いで申込金を支払います。1万円~家賃1ヶ月分程度を現金で支払うのが一般的。手持ちには余裕を持っておきましょう。
ただし、このお金はあくまで預り金で、契約が成立しなかった場合は返還され、成立した場合もその後支払う契約金の一部に当てられます。

【敷金・礼金・前払家賃・仲介手数料など】
それぞれ家賃に対し、敷金・礼金は各2ヶ月分、前払家賃は最大1ヶ月分(次の家賃支払い日までの日割り計算)、仲介手数料は1ヶ月分というのが目安です。つまり合計家賃6ヶ月分のお金が必要ということになりますが、最近は敷金・礼金が下がる傾向にあり、平均では4ヶ月分程度です。ただし、「条件を下げたくない」といった場合は、自分が支払える家賃額の6ヶ月分を用意しておくと安心です。
契約時に必要なお金は、この合計から申込金を引いた金額となります。事前に振込ができる場合もありますので、不動産会社に確認しましょう。

■引越代
引越にかかる費用は距離や荷物の量、時期や方法によって大きく異なります。車を持っていたりレンタカーを借りたりして「自分で引っ越す」場合、「引越業者に依頼する」場合、また宅配会社等の「単身引越サービスを利用する」場合といった方法が挙げられますが、それぞれ見積もりを取って、金額と受けられるサービスを比較検討してみましょう。
また、荷物の引越だけでなく、自分自身が移動するための交通費も必要です。遠方の場合は高額になる場合もあるため、忘れずに用意してください。

■生活必需品
価格はピンキリですが、温度センサー、湿度計の付いたものが便利です。置き場所は部屋の中心部が最適。暖房器具と同時運転が鉄則。

■生活費
引っ越してからお給料が出るまで約1か月分の生活費も用意しておきましょう。家賃は支払済みで、水道光熱費は後日の請求となるため、最初は食費や日用品、交通費、交際費などが必要です。5万円程度は余裕を持っておきたいものです。

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー:河野真希
ウェブや雑誌など各種メディアで、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案。著書に『ひとり暮らしの季節ごよみ』(祥伝社)、監修本に『家事のお手本-大人のたしなみ賢いくらし(泉書房)』『頑張らなくても素敵に暮らせる「夜だけ家事」で快適シンプル生活(双葉社)』などがある。河野真希オフィシャルサイト(http://kawano-maki.net/)

※この記事は2014年02月18日に公開されたものです

SHARE