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覚えたことが頭から離れなくなるその方法―「覚えた内容を、脳の中でカラー映像にしてみる」

資格取得のために勉強を重ねている人はもちろん、普段の生活の中でも恋人の誕生日が覚えられなかったり、仕事上で知り合った人の名前や特徴が覚えられなかったりと、記憶力の悪さで悩まされている人は多いはず。そんなときは、こんな方法を試してみませんか?

【見て覚える暗記法】

長期記憶になりやすい、「陳述記憶」「エピソード記憶」とは

記憶には短期間で消えてしまう短期記憶と、長期間にわたっても覚えられる長期記憶があると言われています。つまり覚えておきたいことを、ずっと覚えておくためには、長期記憶で覚えてしまうのが効果的です。

長期記憶として残りやすい記憶に「陳述記憶」や「エピソード記憶」というものがあります。「陳述記憶」は思い出したものを言葉にして語ることができる記憶です。「エピソード記憶」は自分に起きた出来事を振り返って、思い出すことができる記憶です。つまり覚えたいことがあるなら、そのいずれかの記憶で覚えてしまうのが効果的なのです。

記憶方法、その1「覚えたい知識を、誰かに話してみる」

覚えたい知識があるなら、ぜひ言葉にして、それを誰かに話してみましょう。例えば今日覚えたことがどういう内容だったのか、どんな意味のあることなのかを親しい人、もしくは同じようにその知識を「覚えたい」と思っている人に対して、思いだしながら話してみるのです。

短期間で覚えたものでも、誰かに話す必要があることや、誰かに伝えなければならない内容として覚えれば、「陳述記憶」として内容が残りやすくなります。

記憶方法、その2「ブログやHPで、自分の知識を発表してみる」

自分が覚えた内容を披露できる人が身の周りにいないなら、ブログやHPを使って、思いだしなら書き起こしてみるのもひとつの方法です。「誰かに伝えたい」と思う気持ちが、より正確な情報を思い出そうという気持ちにつながり、「このことについて、質問されたらどうしよう」という気持ちが、より深く学習しようという意欲につながるからです。特に資格取得や学習のために必要な知識ほど、発表しながら覚える方法が効果的です。

個人的な情報の記憶方法、その3「覚えた内容を、脳の中でカラー映像にしてみる」

一方、ブログやHPでは発表できないような、人の名前や人の情報など、個人的な情報を覚えたい人もいるはず。そんな人にお勧めなのが、覚えたい内容をカラー映像で振り返り、記憶するという方法です。できればそのとき感じた香りや味なども、合わせて記憶するのが効果的です。フルカラーで香りつき、味つきの記憶は、自分に起きた出来事、つまり「エピソード記憶」として残りやすくなり、長い間覚えていられやすくなります。たくさんの人と知り合わなければならない仕事についているなら、オススメの方法です。

覚えていたいことは多いですが、すべてとなるとなかなか難しいもの。どうしても「これは忘れたくない!」という記憶があるなら、こんな記憶方法にぜひチャレンジしてみてくださいね。

※この記事は2013年12月26日に公開されたものです

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