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記憶する時のコツ―「なぜ覚えなきゃならないのか?」を自問自答する

本を読んでいても眠気が襲ってきて、全然頭に入ってこない。がんばって覚えなければならないのに眠気が邪魔して、情報がまったく頭に入ってこない。そんなことってありませんか? それは簡単な理由で、内容を「理解できていないから」かもしれません。理解するとなぜ覚えやすくなるのか、その理由をご紹介いたします。

【男が理解できない女の持ち物】

覚えたいことの本質を理解すると、覚えるのが早くなる

例えば初めての土地に国内旅行するとして、旅行先で必要になる道順や目的地への行き方を事前に調べておく人は多いと思いますが、その記憶を旅先で使えるよう、ずっと覚えていられる人もいれば、全く覚えられないという人もいます。これはなぜなのかというと、国内旅行なら「誰かに道順を聞けばわかる」からです。

しかし例えば言葉が通じない海外なら、事前にしっかり道順や目的地への行き方を、完ぺきに記憶しておこうとする人は多いはずです。なぜなら海外では「言葉がうまく話せない」し、「そこに人がたくさんいるかどうか」もわからないからです。

つまり「なぜ覚えなきゃならないのか?」を理解していれば、記憶に対する意識が変わり、覚えやすくなるということ。記憶を「自分にとって必要なもの」と理解できるかが、何かを覚えるためのカギとなります。

基礎レベルから理解を積み上げてみよう

覚えたいことを「自分にとって必要なもの」と理解するためには、基礎から理解を積み上げていく方法が効果的です。基礎から積み上げていくことで、その知識が「流れの中のひとつ」として頭に入りやすくなるからです。

どんな知識でも、単体で孤立している情報だと忘れやすいもの。大きなもののひとつのパーツとして、もしくは大きな流れのひとつの手順として覚えてしまった方が、忘れてしまったときにも記憶をたどりやすくなり、なぜその知識が必要なのか、理解しやすくなります。

なんとなく理解できたら、自分の経験や体験と照らし合わせてみる

例えば「数学の数式を覚えたい」という場合なら、その数式を使いそうな場面を思い描いたり、もしくはその数式が覚えられないことで、困りそうな場面を思い描いてみたりすることで、なぜその数式を「覚えなければいけないのか」が理解しやすくなり、覚えておこうとする意識が芽生えやすくなる場合があります。

自分の経験や体験に結び付けて、もしくは将来必要になりそうな場面を思い描いて、情報を覚えてみましょう。なぜその情報が必要なのか理解できれば、覚えやすくなります。

何かを「覚えるために覚える」のではなく、「自分にとって必要だから覚えるのだ」と理解できれば、どんなことも覚えやすく、忘れにくくなります。ぜひ忘れることが多いなら、自分にとって必要なことだと理解してから、覚えるようにしてみてくださいね。

※この記事は2013年12月26日に公開されたものです

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