会社に妊娠を報告するタイミング調査 3位「妊娠12週」2位「安定期」1位は?
ある日妊娠検査薬で陽性が。待ち望んだ赤ちゃん、うれしい! 早くみんなに報告したい! でも、職場へはいつ伝えたらいいのでしょうか? 初期は流産の不安があるし、でもつわりが辛い時期に隠し通すのも難しい。まず上司に? 同僚へはいつ? 伝え方やそのタイミングってとても悩ましいんですよね……。そこで今回は妊娠経験のある女性たちに、会社への妊娠報告について実際に報告したタイミングを聞いてみました。さっそく回答を見てみましょう。
みんなの妊娠報告の時期ランキング
Q.妊娠を会社に告げたのはいつですか?
●1位「病院で妊娠が確認されてすぐ」……26.2%
○2位「安定期に入って(妊娠16週以降)すぐ」……18.2%
●3位「妊娠12週を超えてすぐ」……15.9%
○4位「心拍が確認されてすぐ」……14.3%
●同率4位「妊娠8週を超えてすぐ」……14.3%
○6位「検査薬で陽性が出てすぐ」……3.2%
●同率6位「胎嚢が確認されてすぐ」……3.2%
○同率6位「妊娠6カ月ごろ」……3.2%
●9位「妊娠7カ月ごろ」……0.8%
○同率9位「会社に告げずに退職した」……0.8%
意外と早い段階で報告している人が多いですね。やはり、引き継ぎにことなどを考えると、早め早めの方がいいのでしょうか? では、それぞれの回答を選んだ理由を見てみましょう。
1位「病院で妊娠が確認されてすぐ」
・「悪阻も酷かったので、何かあった時の為に上司には報告した。」(29歳/その他/その他)
・「仕事上、妊娠すると仕事の内容を替えなきゃいけないから」(28歳/医療・福祉/専門職)
・「体を動かす仕事だったから。」(32歳/建設・土木/事務系専門職)
・「担当者が少なく、専門的な仕事をしていたので、仕事の引き継ぎなどで迷惑をかけたくなかったから、早めに伝えた」(30歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
妊娠初期はつわりなど妊婦さんの体調がしんどい時期です。重要な仕事を担っている人、人数があまり多くない職場に勤めている人ほど、早めに上司に伝えておいたほうが、後々トラブルが起こりません。また、重いものを持つ可能性のある人、ハードな仕事の人も、早めに報告することで、配慮してもらう必要があります。
2位「安定期に入って(妊娠16週以降)すぐ」
・「初期はなにがあるのかわからないので」(33歳/医療・福祉/専門職)
・「流産したら報告したくないから」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「早すぎてもし流産したらいやだから。」(31歳/金融・証券/専門職)
・「何度も初期流産してたので、安定期に入るまで待った」(34歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)
初期では可能性の高い流産を心配して、この時期まで報告を控えている方も多いようです。妊娠の報告はしたものの、もし流産してしまっ場合、その報告もしなくてはいけないのは考えるだけで辛いですよね。体調も安定してきて、落ち着いて報告ができる時期でしょう。
3位「妊娠12週を超えてすぐ」
・「つわりがひどくなり、仕事を休みがちになったから」(37歳/その他/秘書・アシスタント職)
・「初期流産の心配がほぼなくなるから」(35歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「つわりがひどかったので、安定期まで我慢できずに報告しました。」(37歳/情報・IT/事務系専門職)
・「一度流産しているので、その時期(11週)を超えたらと思っていた」(33歳/小売店/販売職・サービス系)
12週以降のタイミングで報告する方も多くいるようです。まだつわりの残っている時期、耐えられなくなったり、会社を休んだりして報告するという方もいらっしゃいました。
職場への妊娠報告のタイミングまとめ
●業務内容的に早い必要がある人、体調が優れない人
妊娠したら業務内容を考慮してもらう必要のある仕事(肉体労働や夜勤など)や、入院など何かあった場合、代わりになる人がすぐに見つからないような専門的な仕事の場合、妊娠が病院で確認されたら、なるべく早めに上司に報告するのがいいようです。また、出血があったりつわりがひどいなど、体調が優れず業務に支障がある場合も、早めに報告することがオススメです。
妊娠時に上司へ報告する時期とタイミングと注意点 (マイナビウーマン子育て)
●化学流産の可能性もあるので、早すぎる報告には注意
ただし、早めの報告とはいっても、妊娠検査薬で陽性が出ただけで報告すると「化学的流産」の可能性があります。化学的流産とは、受精卵が着床しかかるも妊娠成立せずに生理が来てしまうことです。この場合も検査薬では陽性が出てしまうため、会社への報告は病院で妊娠されてからがいいでしょう。
●流産が心配な人は、上司だけに報告しておいても
元気でつわりも軽く、早めに報告する必要がない人で、流産を心配する人は、安定期に入ってからか、流産率の下がる12週以降に職場に伝えてはいかがでしょうか。ただ、仮に流産してしまった場合でも、あらかじめ上司に報告しておけば、急な休みも取りやすい可能性があります。同僚への報告は安定期以降でお願いして、上司にのみ早めに伝えるというのも手ですよね。
●自分のベストなタイミングを見極めるのが重要
妊娠は、本人、パートナー、その家族にとっておめでたいものですが、職場の人たちにとっては「おめでたいけど、この人が抜けられるのは痛い……!! 」と手放しに喜びづらい場合も多いです。非常にデリケートな問題なので、報告のタイミングは重要。自分にとってベストと思うタイミングを見極めて、まずは直属の上司に報告しましょう。そして今後の仕事のスケジュールについて話し合い、自分が産休中、また、復職するときに、困らないようにしっかり段取りを付けるのが得策かもしれません。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数126件(22歳~39歳の働く女性)
※この記事は2015年10月21日に公開されたものです