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つらい夏バテ対策に! 漢方薬で対処しよう

草鹿砥先生「I子さんには、清暑益気湯(せいしょえっきとう)を処方しますね」
I子「夏バテに効く漢方薬があるなんて思いませんでした。どういう漢方薬なのですか?」

草鹿砥先生「名前のとおり、暑さで弱った体にパワーをつけてくれる漢方薬です」
I子「夏バテ専門の漢方なんですね」

草鹿砥先生「それから、胃腸機能の改善に働きかける効果があります。冷たいものをとり過ぎると胃腸の働きが落ちてきます。食欲がなくなって、口当たりのいいものしか食べなければ栄養不足にもなりがちで、だるさ、疲れなどパワー不足につながります」
I子「暑いと、別に何も食べなくてもいいか……なんて思っちゃうんですけど、やっぱりよくないですよね」

草鹿砥先生「漢方薬を飲むのと同時に、バランスのよい食事をとるように気をつけてください。それからついつい冷たい食べものや飲みものをとりたくなってしまうけれど、できるだけ控えるようにね。冷房の寒さは衣服で調節してみて」

<草鹿砥先生の初心者講座>

夏はついついビールなどをがぶ飲みしたくなりますが、胃腸が弱っているときの飲みすぎには気をつけましょう。

I子「わかりました」

草鹿砥先生「暑さのため寝苦しければ、ジェルタイプの冷たい寝具や足元の扇風機、弱めのエアコンなど、工夫してみましょう。眠れないからといって夜更かしせず、静かに横になって身体を休めることも大切です。起床・就寝時間を毎日一定にするなど、規則正しい生活を心がけてください」
I子「夏ってついついダラダラしちゃうんですよね。気をつけます」

草鹿砥先生「これでまず、2週間様子を見てみましょう」
I子「はい!」

>【次ページ】漢方薬を使ったI子さんの経過は?

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