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専門家 メンタル

評価への執着が原因!? 反省と後悔を繰り返す「悩み症」克服法

小高千枝

忙しく働く女子たちにとって、人間関係のストレスや会社生活の悩みはつきもの。ちょっとしたことにイライラしたり、憂鬱な気持ちになって、「会社に行きたくない!」と感じたことがある人も多いはず。実は日々のちょっとしたストレスは、考え方ひとつで解消できるもの。ここでは、心理カウンセラーの小高千枝さんによる「こころのメンテナンス方法」をご紹介いたします!

仕事やプライベートなど、日常のあらゆる場面で、誰もがちょっとした失敗や後悔をしてしまうことはあるもの。しかし、他人のことであればそれほど気にならないのに、自分がやってしてしまうと「しまった……」と落ち込み、深く反省をする。そして、いつまでもそのちょっとした出来事をくよくよ悩んでしまう。こんなふうに、ささいなことでも反省と後悔を繰り返してしまう「悩み症」はどうすれば克服できるのでしょうか?

「悩み症」の人の多くには、一度失敗をすると「今度は気をつけよう」と反省することで、逆に「失敗してはいけない」という意識が強くなり、自分を追い込み、同じ失敗を繰り返してしまうことがあります。そして、そんな自分が嫌でくよくよ悩んでしまう、この悪循環には「執着心」が影響を与えている傾向があります。

それは「期待」と「比較」による他人からの「評価」への執着心です。こういった人は、無意識の中で日々の行動や発言が他人軸になってしまっています。他人に自分を高く「評価」してほしいという「期待」から、それに合わせた言動をとる。しかし、失敗してしまうと、「失敗した自分」と「失敗していない他人」とを「比較」し、誰に何を言われたわけでもないのに、評価が下がったであろうと思い込み、ひとりで落ち込んでしまうのです。

そのため「悩み症」の人は、他者目線の「評価」に執着し一喜一憂するのではなく、悩みの原因を「自分軸」に置き換え、自分の気持ちに寄り添い、心のメカニズムを分析してみることが大切です。

たとえば、仕事において自分と意見がちがう人に対し、何も発言ができず、いつも後になって「やっぱり自分の意見を言えばよかった……」と後悔するパターンに陥るタイプの場合。「周囲と意見がちがっていたらどう思われるか」「自分の意見は正しいのか」など他人の評価を気にしてしまうことが原因で、意見を言うことができない。さらに、「何も言えなかった自分」と「堂々と意見を言った他人」とを比べ、さらに悩みを深めます。

このようなとき、自分の意見を伝えることで得られる仕事の成長やコミュニケーション力の向上など、未来志向的な目的を持って「自分軸」で行動を考えるのです。もちろん、意見の衝突も生まれるかもしれません。しかし、その衝突を乗り越えることで対人コミュニケーションを円滑にする術を身につけることにも繋がります。

パターン化した失敗は無意識の中で自然に出てしてしまう傾向がありますが、行動・発言が出そうになったときにひと呼吸し、自分を客観視し、冷静に物事を判断することで後悔をしない方向に導くことができます。

自分軸での言動・行動には自己責任がともない負担感も増えますが、言葉に深みが増し、信頼度も高まります。また、自尊心や自己肯定力も生まれることで他人の目線や意見が気にならなくなってきます。

自分の価値観を見出すために他人と比較し、答えを出すこともあるでしょう。しかし、他人の意見を変えることはできませんし、他人に意見をゆだね過ぎるとさらに悩みは深まるばかりです。悩んで、最終的に答えを出すのは自分。自分の基軸がしっかりとしていれば悩みを克服する力も備わり、私心にとらわれない素直な心を持つことができます。そうすれば、他人への執着心を持つことからも解放されますよ。

「悩み症」を克服するには……
  • 未来志向的な目的を持ち、自分軸で行動・発言をする
  • 繰り返す行動・言動が出そうになったときに、ひと呼吸し客観視する
  • 他人に意見をゆだね過ぎない

(監修:心理カウンセラー・小高千枝)

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