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専門家雑学 メンタル

嫌われるのを恐れてない? 先輩としての上手な「怒り方」

忙しく働く女子たちにとって、人間関係のストレスや会社生活の悩みはつきもの。ちょっとしたことにイライラしたり、憂鬱な気持ちになって、「会社に行きたくない!」と感じたことがある人も多いはず。実は日々のちょっとしたストレスは、考え方ひとつで解消できるもの。ここでは、心理カウンセラーの小高千枝さんによる「こころのメンテナンス方法」をご紹介いたします!

毎日、わずらわしいことなく楽しく自分の仕事ができればいいものです。しかし、ある程度の年齢になると、自分の仕事だけではなく、後輩の仕事への取り組み方などを冷静に観察し、アドバイスや間違いの指摘など、ときには厳しく指導をしなくてはならないこともあります。とはいえ、普段は同僚としても仲よくしている関係。指摘の仕方や叱り方を間違えると、関係がこじれてしまったり、仲がいいからとなあなあですませると、仕事のできない先輩だとバカにされてしまったりなど、ある意味難しい関係でもあります。それでは先輩として、後輩に対して指導する際は、どんなことを心がけるとよいのでしょうか?

私たちは『指導』『注意』という言葉に、どこか感情的なマイナスイメージを抱きやすい傾向があります。それは『怒り』の感情を持つことへのわずらわしい気持ちや抵抗感が強く、怒りの上手な表現方法を知らないためです。『怒る』ということは決して悪いことではありません。また、怒らなくてはいけない状況のときに、後輩の機嫌をうかがい、その感情を押し殺してしまうと、仕事も回らなくなります。すると、あなた自身もストレスが溜まり本末転倒なことに。逆に、『怒らなくてはいけない』と感じると興奮してヒステリックになり、感情がエスカレートしてしまう人もいます。人間の感情『喜怒哀楽』の中でもっともエネルギーを要する『怒り』の感情。その怒りをコントロールすることができれば『きちんと怒る』ということができるようになるのです。

まずは、『怒る』行動に出る前に、「後輩の何に対して厳しく指導をしなくてはならないのか?」「相手はどういう意図でそういう行動をしたのか?」「自分自身の個人的感情で判断していないか?」を書き出し、具体的に分析、整理してみましょう。同じ立場を経験したからこそわかる後輩の失敗や間違いもあります。あなた自身も先輩に指導をされ、ここまで成長して来たことでしょう。その経験を思い出し、感情に惑わされず『仕事』としての関わり方をていねいに伝えることで、後輩もあなたの立場の理解や仕事への取り組みを素直に受け止めることができるようになります。また、普段とはちがう低いトーンの声や真摯に向き合うまなざし、言葉では表現されない仕草や表情などで相手と向き合うことも重要なポイント。普段は笑顔の先輩が真剣な目をしていることで気持ちの切り替えにもなります。

次に、嫌われたくない一心でやさしいだけの先輩でいようとするのはやめましょう。いつも笑顔で、理解があり、後輩の面倒見がとてもいい先輩。そんなふうにふるまおうとすると、後輩との立場の線引きができず、ミスや間違いを見つけても後輩に対して『怒り難い』気持ちになってしまいます。本当の意味で、仕事のできる先輩は後輩にも自分にも適度に甘く、適度に厳しい面を持っています。一目置かれたい気持ちで自分のいいところばかりを見せてしまっていたり、なんでもOKのやさしい先輩になりすぎているならば、『この先輩は何をしても怒らない』というイメージが無意識に定着し、あなたの前で後輩が悪気なく怠けてしまう原因にもなるのです。

やさしいだけの先輩ではなく、ひとりの人間として尊敬される先輩になることが大切です。立場を明確にし、人として後輩と向き合い、相手のことを思って怒ることができる人は、後輩からの信頼を得ることにも繋がります。そして、『指導』『注意』も素直に受け入れてもられるようにもなるのです。

先輩としての上手なふるまい方は……
  • 『怒る』ことを悪いことだと思わない
  • 『指導』『注意』をする前に伝える内容を具体的に書き出し分析、整理する
  • 普段とはちがう真剣な仕草や表情で相手と向き合う
  • 嫌われることを恐れず、相手のことを思って『指導』『注意』をする

心理カウンセラー 小高 千枝(おだか ちえ)

幼稚園教諭、キャリアカウンセラー等を経て、2007年1月、女性専門のカウンセリングルームを開業。男女関係の問題、依存症、人生観、うつなどのカウンセリングのほか、メンタルトレーニング、企業カウンセリングなどに携わる。2010年9月、精神科医名越康文監修、男女ともに通える『メンタルケアサロン~ピュアラル』を開業。ご相談者それぞれのペース に合わせ問題解決に導くカウンセリングは男女問わず信頼を得ており、リピーターが多い。

2013年3月21日(木)、著書『人の本性を見抜くたった一つの質問』(徳間書店)が発売。「好きな数字」「好きな香り」「好きな色」など日常にありふれたものの選択の仕方で、その人の恋愛観や金銭感覚、コミュニケーション力に至るまで、本性を見抜く方法を伝授する一冊。人間関係の難しい現代だからこそ、相手を知ることは大切。この本を読めば、人間関係のお悩みもスッキリ解消できる……はず!?

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