彼のプロポーズを引き出す「結婚プレゼンテーション」6カ条
「いっしょにいて気持ちのいい存在」になる
これは、「結婚なんてとんでもない」って言っていた“自由人”の彼と、1年間で結婚まで持ち込んだ友人が教えてくれた方法なんですけれど。自分と結婚したら、どんなに楽しくて素晴らしいか、今までどおりの生活がキープできるかを、付き合っている中でさりげなく感じさせるというもの。
大事なのは、「結婚とは人生にプラスになるものであって、今までの生活を阻害するものではなく、やりたいことを我慢することもない」ということをいかに信じさせられるか(実際はもちろんいろんな制約も出てくるんだけどね)。
具体的には、結婚して楽しそうな友人カップルの家にいっしょに行くとか、お料理をつくってあげるとか、相手の家族と交流するとか、です。その際に、わざとらしく、「結婚したいな~」などと匂わせるのはいやらしいので、そういうのは一切ナシで。
ちょっと変わった手としては、彼の友だちを招いたホームパーティを彼といっしょに仕切るというのがあります。もちろん、テーブルセッティングやお料理などは完璧に。彼のお友だちを上手にもてなせて、しかも仲よくやってくれている。そんな姿を彼も頼もしく思うはずですし、結婚後の暮らしが容易にイメージできます(簡単に夫婦気分も味わえるしね)。
とにかく、私と結婚するとこんなに楽しい毎日が待っているんだよ、というようなことをどんどんするのです。
そして、「我慢はさせない」の部分に関しては、第一に、束縛はしない。彼の趣味や仕事を尊重して、その時間を自由に取らせてあげること。飲み会などに行くのも制限しないで、のびのびさせてあげることです。自分は自分で生活をととのえ、楽しく暮らし、彼には自由をあげる。そういう、いっしょにいて気持ちのいい存在になれれば、彼も「結婚したら大変そう……」とは思わないはずです。
結婚というものをゴールにすると、どうしても目先のことにカリカリしてしまい、彼にも変なプレッシャーを与えがち。たとえば、「親に会いに行こう」と言ってしまったり、「結婚する気はあるの? ないの?」と思い詰めた調子で聞いてしまったり。結婚情報誌や結婚式の写真をわざとらしく置いて「いいな~」と言ってみるなど(笑)。 そういうのは、男性をうんざりさせるばかりですから! そうではなく、北風と太陽じゃないけれど、まずは彼が、「この子と結婚したいな」と思うような、気持ちのいい存在になることが第一。そして、「結婚を自然に意識できるような関係」になることです。
そのうえで、大事なのは、「彼の結婚する意志」をそれとなく確かめておくこと。私は、この人とだったら結婚したい! って初めて強く思った彼と、30歳を過ぎてから3年近く付き合っていたんですが、彼の結婚への意思だけはまったく確かめず、自分の思い込みだけで、いつかは結婚するものだと思っていたんですね。でも、あるとき確かめたら、彼は、誰ともしばらく結婚する気がなかったの! 「仕事で、どうしてもやり遂げたい夢があって、そのために貯金している」と。「お前が結婚をしたいなら、好きだけど別れる」って。そう言われたときは放心状態ですよ! そんなことを考えていたなんて知らなかったから(そのあと、泣く泣く別れました)。そんなケースもあるので、どこかで彼の結婚観は確かめておくに越したことはないです。昔、何を約束していようと、今どう思ってるかはわからないしね。
ストレートに聞けない場合、方法のひとつとしては、結婚に関わる話題を振ってみる。
たとえば、「○○は、もし結婚したらどこら辺に住みたい?」と聞いてみる。もっと遠まわしなら、「専業主婦がいいって人もいるけど、私は働き続けたいな~。男性側の意見としてはどう?」など一般論を振る。そういう話題をたまに出すことで、さりげなく結婚についての考えを探ってみるといいでしょう。「俺はまだまだそんなの考えられないけどね」と答えるかもしれないし、「お前はどこら辺に住みたいとかあるの?」と、彼から将来にまつわる話題を振ってくれるかもしれません。理想は、そういう結婚がらみの話題が自然にできるようになって、お互いに、「この人と結婚するんだな」っていう共通認識が暗黙のうちにできていくこと。あくまでも、自然にそういう関係になっていくことが大事。
最初のほうにも書きましたが、結婚するような相手とは、信頼関係があって、何でもオープンに話し合えるものです。ホントはズバッと、「ねえ、結婚はいつごろ、って考えてる?」「私、子どもがほしいから、結婚はなるべく早いほうがいいんだけどね」って言えちゃうのがいい。そこまでの信頼関係に持っていくまで、まずは、結婚プレゼンテーションで、下地をつくること。そして、相手の“結婚したい・したくないタイミング”を正確に読んで対処することです。