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彼のプロポーズを引き出す「結婚プレゼンテーション」6カ条

恋愛部長

男性には、どうしても踏ん切りがつかない時期がある

私の友人にこんなケースがありました。その男性は、20代後半で、仕事もちょうど忙しくなってきたところ。今後のキャリアを決める重大な案件にも絡めるようになって、毎日仕事一色だった。その彼には、大学時代に猛アタックしてようやく付き合えた大好きな彼女がいて。その彼女は20代のうちに結婚するのが夢。

彼は彼女にこう言いました。「当分は、仕事を第一に考えたい。まだ結婚は考えられない」。彼女は失望し、こう条件を出します。「1年以内に結婚するかどうかを決めてほしい。でなければ別れる」。彼はどうしたと思います? その女の子からしたら、そこまで自分にほれている男性が別れるという選択肢を選ぶなんて夢にも思わないでしょ?

でもね、その彼は、結局、1年たっても結婚を申し込まなかった。そしてショックを受けた彼女は、本当に約束通り彼とは別れ、別の男性と付き合って、さっさと結婚してしまったんです。

そのあと、その事実に衝撃を受けて立ち直れなくなっている彼から聞きました。「彼女と別れるなんて考えてもいなかった。結婚は彼女とするとずっと夢見ていた。ただ、今ではない。それは彼女もわかってくれると思っていた」と。さあ、どっちが悪いんでしょうか? もちろん、どっちも悪くない。なんとも悲しい結末なだけです(彼はその後何年も、彼女のことを引きずってましたしね)。

何が言いたいかって、男の人は、仕事などでどうしても結婚する踏ん切りがつかないときがあるってこと。それは、どんなに愛している彼女からの頼みでも、動かせない。女の子からすると、「約束だけでも」って思うのに、それすらできないことがある。不誠実な男性はかえって安請け合いをするかもしれません。でも、誠実な男性に限って、先行きのわからないことを簡単に約束すらできない、と思いこんでしまうものです。ばかだな~って思うけど、なぜか、そういうところがあるんですよね。男の人って。

私の上司の名言に、こんなものがあります。「男には、突然結婚したくなるときが来る。まるで風邪をひいたようにね。そういうとき、ちょうどそばにいる人と、結婚しちゃうんだよな~」。男の人には、男の人の事情で、結婚したくなる時期やタイミングがあるってこと。

もちろん、漠然と「早く結婚したいな~」って思っている若い男性もけっこういますから、そういう人は別ですけどね。そうではなく、仕事、キャリアアップや、経済的な理由で、「いまはまだ……」と思っているのだとしたら。その彼を説き伏せて結婚するのは、けっこう難しいし、もし何かしらの脅しでそれが叶ったとしても、その後の結婚生活でひずみが生まれる可能性もあります。

つまり、「彼がまだ結婚したくない」と思っているような場合、それがどんな理由によるものなのかを知ることが大事です。「仕事がまだ安定していないから」「転職や異動など、身軽なうちにチャレンジしたいことがある」という場合は、少し様子を見たほうがいい。そういう「男の人生の一大事」には触れないに限ります。下手すれば、「俺の人生を阻害する存在」というふうに、ネガティブなレッテルを貼られかねません。これね、いったん貼られるといずれは振られます。男の人にとって、仕事の邪魔、人生の邪魔になる人は、どんなに好きだった彼女でも、一生のパートナーとして選ばない傾向にあるからです。
そういう場合は、その男性を待つのか、自分の人生計画を優先させるのかは、女子側の決断になると思います。

もしも、結婚に踏み出せないのが、今現在の経済的な理由による場合。それは、こちらの努力で何とかなるかもしれません。自分がまず貯金をして、彼だけに背負わせないようにする。自分の仕事をきちんとして、少なくとも自分の分は自分で稼げるように。結婚後も彼と支え合って食べていけるような地盤を固めること。そういう自立した彼女であれば、経済的な不安というのはだいぶ軽減されるはず。案外、そういう実質的なことで二の足を踏んでいる男の人は多いものです。

それから、今ある生活の自由がなくなってしまうことに対する漠然とした不安を抱いていたり、結婚するにしてもなるべくギリギリまで独身時代を引きのばしてからにしたい、というような彼の場合。これには、「結婚プレゼンテーション」という手があります。

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