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【花言葉】片思い中にぴったりな意味を持つ花20選

ひろたかおり(恋愛コラムニスト)

花に気持ちを乗せてプレゼントしたい時、参考にしたいのが「花言葉」。今回は、片思い中の気持ちに寄り添ってくれるような意味を持つ花言葉を紹介します。今の気持ちにぴったりの花を見つけてみては?

好きな人がいるけれど、なかなか打ち明けられなかったり素直になれなかったり。

片思いをしていると、もどかしさや切なさで胸が苦しくなります。

そんな心を癒やしてくれるのが、さまざまな色や形を持つ花たちです。

今回は、片思いをしている時に手にしてみたい、または相手に贈りたい花について紹介します。

ヒマワリ「あなただけを見つめる」

夏の花としておなじみのヒマワリですが、いつも太陽の方を向く花とされ、こんな花言葉を持っています。

花経が30センチほどにもなる大きなヒマワリの花は、古代インカでは太陽神の象徴として神殿に彫刻されたほど。

「いつも太陽のようなあなたへ」というメッセージを添えて、好きな人に贈りたいですね。

スミレ「誠実」

世界で400種以上の数が分布し、日本でも50種近くが見られるスミレは、紫色の花びらを想像する人も多いのではないでしょうか。

フランスの皇帝ナポレオンの妻・ジョセフィーヌが愛した花でもあり、ナポレオンは彼女の誕生日に必ずスミレの花束を贈ったといわれています。

「誠実にあなたを愛しています」という気持ちを込めて、相手が春生まれならプレゼントの一つにするのもいいでしょう。

シバザクラ「臆病な心」

花経が2センチほどで、地面を埋め尽くすように咲くシバザクラは、そのごく小さな花の形から「臆病な心」という花言葉を持っています。

ピンク色の花がじゅうたんのように広がる様子は、なかなか勇気が出せないけれど情熱を持って愛する気持ちを表すかのように美しいものです。

春に風物詩として観光名所にしている公園も多いので、好きな人を誘って一緒に見に行くのも、気持ちを伝える手段としていいですね。

ヤドリギ「困難に打ち勝つ」

真冬でもしっかりと葉を茂らせるヤドリギは、その生命力の強さから、古代ケルト人たちにとっては神聖なものであり、魔力があるとされていました。

他にも「キスしてください」という花言葉もありますが、今でもクリスマスにヤドリギの枝を吊るした窓の下でキスをする風習がヨーロッパには残っています。

遠いところに住んでいてなかなか会えない片思いの相手に、距離に負けない恋心を伝えたい時にぴったりの花です。

アンスリウム「情熱」

欧米では「フラミンゴフラワー」とも呼ばれ、エナメル質の真っ赤な花びらが個性的なアンスリウムは、「情熱」が花言葉。

つややかでハートの形をした花は、燃える思いを伝えたい時にぴったりです。

他の花を合わせるより、存在感のあるアンスリウムのみにすると迫力のある花束になります。

他にも「恋にもだえる心」という花言葉もあるので、「あなたに恋い焦がれています」という気持ちを伝えられるでしょう。

パンジー「もの思い」

花の模様がもの思いにふける人の顔に見えることからこんな花言葉が付いたパンジーは、薄い花びらがうつむいたように開くのが特徴です。

派手な花ではありませんが、「あなたのことを思っています」と控えめに伝えたい時、そっと贈りたいですね。

濃い色の花びらを持つものなら、静かながらも強く思っている心を届けてくれます。

アガパンサス「恋の訪れ」

ユリ科の一種ですが、アガパンサスは放射状に小さく花開くのが特徴です。

花柄が細長く、軽やかで繊細な様子からこんな花言葉が付いたといわれています。

花名は、ギリシャ語で「愛の花」という意味を持ち、それが「恋の訪れ」という花言葉の由来となったとか。

小さなユリが集まったかのような美しい花は、恋を感じた時のデリケートな心を表しています。

好きになったばかりの人に、そっと贈りたいですね。

シロツメクサ「私を思ってください」

別名は「クローバー」。432年、アイルランドを訪れた聖パトリックは、シロツメクサの三つ葉を用いて三位一体を説き、キリスト教を広めたとされています。

ちなみに、幸福のシンボルとして有名な四つ葉のクローバーには、「私のものになってください」という花言葉があります。

片思いの相手と公園に行く機会があれば、三つ葉もしくは四つ葉のクローバーを思い切って渡してみるのもいいかもしれませんね。

ジャノメギク「私を見つめて」

情熱的な花言葉と裏腹に、ジャノメギクは花経3センチほどと小さく、ひまわりのミニチュア版のような花を咲かせます。

ですが、小さくても精一杯に自分を主張する様子が花言葉の由来とされていて、例えば人気者でたくさんの女性に囲まれている男性に自分の存在を気づいてほしい時にプレゼントしてみるのもいいかも。

存在感のある花と違い、個性的な雰囲気を持つジャノメギクは、逆に男性の関心を引き寄せるかもしれません。

サザンカ「ひたむきな愛」

日本固有の花で、厳しい寒さに耐えて花を咲かせるひたむきな姿がそのまま花言葉になっているのがサザンカです。

幾重にも重なった花びらは、一心に思う心を届けてくれます。

白が有名ですが、赤の場合は「理性」「謙虚」という花言葉もあるので、慎み深く愛している自分を知ってほしい時、そっと贈ってみましょう。

エキザカム「あなたを愛します」

花経が1センチほどと小さく、つややかな緑の葉の上に花開くエキザカムは、愛する気持ちを告げる少女のような愛らしさを感じさせます。

告白にぴったりな花は多くありますが、中でもエキザカムは、愛らしい小ぶりな姿がひたむきさを感じさせます。

上品な香りを持つのも特徴で、告白する時にぜひ手渡したい花です。

キランソウ「あなたを待っています」

紫の小さな花びらがつつましく開くキランソウは、「あなたを待っています」を花言葉に持っています。

地面の低いところでひっそりと咲き、誰かに気付かれるのをじっと待っているように見えることから付けられた花言葉です。

片思いしている相手にそっと贈って、謙虚な心を伝えてみては?

キンセンカ「静かな思い」

黄金の花びらが重なって「盞(せん)=さかずき」のように見えることから、この花名が付けられたキンセンカ。

花言葉の「静かな思い」は、ギリシャ神話に登場する水の精・クリティが、太陽神アポロンに恋をして、じっと空を見つめていたことにちなんでいるとか。

相手への思いを静かに慈しみたい時、手にしてみたい花です。

サクラソウ「初恋」

江戸時代からたくさんの園芸種が作られ愛されてきたサクラソウは、小さな花が輪のように丸いかたまり状に咲く姿から、初々しく無邪気なイメージの花言葉が生まれました。

野生ではピンクの一色ですが、初めて恋をした時のような喜びや戸惑いを表しているようです。

エリンジウム「秘めた思い」

メタリックブルーの花を咲かせるエリンジウムは、小さなトゲが密集したような花びらに、葉も同じくとがった形をしていることから「秘めた思い」という花言葉が付きました。

夏に咲く花の中でも、銀色を含んだ色合いの花を咲かせるエリンジウムは神秘的な雰囲気があり、愛する情熱を伝えるより、ひっそりと思い続ける静かな心を届けてくれるでしょう。

ガマズミ「私を無視しないでください」

ガマズミは、真っ白い小さな花を咲かせた後に、房状になった赤い実をたくさん付けます。

花名は、人の役に立つ花として「神つ実(かみつみ)」が転じたものといわれ、「私を無視しないでください」という花言葉は、神様からの贈り物といわれるほど役立つことからきています。

純白で混じりけのない愛らしい花は、一途に思う気持ちを伝えてくれます。

こちらの気持ちを知っている相手に、振り向いてくださいという願いを込めて贈るといいかもしれません。

ミセバヤ「大切なあなた」

珍しい花名は、吉野山の法師が、この花を深山で見つけ、「君に見せばや(見せたいものだ)」という文を歌の師に贈ったことが由来しているのだそう。

大切な人に贈りたい気持ちから付けられた花言葉は、いい関係を続けたいと思う相手にぴったりです。

おしべが長くふんわりと丸く咲く花は、関係をいとおしく思う繊細な心を伝えてくれます。

ヤブラン「隠された心」

細長い葉の間で小さな紫色の花を控えめに咲かせるヤブランは、その様子からこんな花言葉が付けられました。

「藪蘭(やぶらん)」と書くことからも分かるように、見えづらい中に美しさを隠す姿は、「実はあなたのことを思っています」とこっそり打ち明けたい時にぴったりな花。

すっと伸びる葉に穂のように細かく花びらをつけるヤブランは、秘めた思いを知ってもらいたい相手に贈りましょう。

カンギク「けなげな姿」

キク科の中でも冬に花開くカンギクは、他のキクのような大輪や凝った形ではなく、3~8センチと小ぶりです。

それでも、一本の茎から黄色や白の花びらを懸命に咲かせるカンギクの姿は、花言葉のようにけなげで美しいもの。

ライバルがいたり人気者であったり、片思いの人がまだ遠い存在の時、こんな花を贈って気持ちに気付いてほしいですね。

オドントグロッサム「特別の存在」

花経が3~12センチとまちまちで、花びらにはまだらやマーブルの模様を浮かべるオドントグロッサムは、南国の蝶を思わせる個性的な形からこんな花言葉が付きました。

夏は冷涼、冬は温暖という環境を好むため、栽培するのは非常に難しいのですが、そんな特徴も特別感を増加させますね。

強い思いを寄せる相手に、あなたは私にとって特別な存在です、とアピールしたい時に贈ってみては。

片思いの気持ちに寄り添ってくれる花を見つけよう

両思いとは違い、片思いは相手の気持ちやライバルの存在など、思い悩むことが多いもの。

気持ちを伝えることに臆病になったり、逆に熱烈にアピールしたかったりする時もあるでしょう。

花は、愛する気持ちを言葉に代えて伝えてくれます。

自分の心を慰めたい時にも大きな癒やしとなる花で、片思いの時期を楽しみに変えたいですね。

(ひろたかおり)

※画像はイメージです

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