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「オトナの男」の落とし方 #オンナの敵が教えるオトコの本音

朧(ロマンチックプランナー)

女の敵のような数々の暴言で知られるロマンチックプランナーの朧さんが、男女間の綺麗ごとに斬り込み、オトコ側のエグい本音を大暴露。夢見がちなアラサー女性のための連載「オンナの敵が教えるオトコの本音」、クレーム覚悟で、連載第4回です。

マイナビウーマン読者のみなさま、こんにちは。

大人とはどうあるべきか──?
みたいな恥ずかしい問題について、わりと真剣に悩みがちなロマンチックプランナーの朧です。

ところで、マイナビウーマンではいま、「オトナの男 特集」というのをやっているんですって。そこで今回の原稿も「オトナの男の落とし方」について書け、というお題になった次第です。大人の事情ですね。

担当編集のたかはしさんによると、「オトナの男」とはアラサー世代のマイナビウーマン読者から見てだいたい35歳から40歳を指すそうで、このまえ運悪く40歳になってしまった朧も「オトナの男」になるのでしょうか。

まず、ここから深刻な誤りがあるようです。

というのも、35歳から40歳にもなって恋愛対象の候補としてカードに並ぶような男には、ほとんどろくなものがいないからです。まともな物件ならとっくに売れています。

“オトナの男” のおそるべき実態

まず彼らを「おじさん」として正しく認識するところからはじめましょう。陽の当たらないおじさん属のなかでも大人になりそこねた残念な一群が「オトナの男」としていまだに恋愛市場を回遊しているのです。

なぜ彼らが不毛な回遊を続けているかというと、実はむかしはちょっとだけモテたりしていたからなんですよね。ところが、ある時期からチヤホヤしてくれる女の子が減りはじめ、かといって女のひとを見る目は肥えているのでいまさらババアでは手を打ちにくい。

ふたをあけてみれば実は同情の余地もない「オトナの男」なんですが、お分かりでしょうか。これは男女を入れ替えるとマイナビウーマン読者さまの数年後の姿かもしれません。

あまり読者を煽っても仕方ないので自虐に戻りますが、正直に白状すると朧はこのゾーンの女のひとからはまったくニーズがないんですよね。

たぶんこれは女のひとの男性を見る目も肥えはじめた結果だと思いますが、いかがでしょうか。

なので、「オトナの男」を狙う場合は、相手がまともな大人なのかどうか、まずはそこを見抜く眼力のほうが重要になります。というのも、35歳から40歳のおじさんを落とすのはバカな大学生が単位を落とすよりも易しいからです。

言葉遊びのようですが、狙うべきは「大人の男」であって、雰囲気だけの「オトナの男」ではありません。

では「大人の男」とはどのような人物を指すのでしょうか──?

まともなおじさん(大人の男)の見抜き方

ちゃんと「大人」をしている男性は、いくつかの観察から推し量ることができます。なにやら自分にもグサグサ刺さる辛い書き物になっているんですが、以下ご査収ください。

(1)ひとのために料理ができる

料理ができる男には掃除や洗濯も含めてまともな生活能力が期待できます。というのと、実はこちらの理由のほうが大きいんですが、料理ができる男は大体のことにおいて手際がよく、ひとを喜ばせるサービス精神も備えており、かつ、上質な食事の機会に恵まれてきた蓄積と裏付けまであります。料理ができる男は、それだけでかなりの好物件です。まずここを見ましょう。

(2)親とは良好な関係である

30歳を超えて親と良好な関係を築けていない男は家庭になにかしら問題があるパターンです。これは付き合って浅いうちは表面化しない問題なんですが、倫理的にまともなひとには親から愛されて育った痕跡がかならず発見できます。もちろん距離が近すぎるのもダメです。毎週親と会っているような男は親離れが済んでいない可能性があります。

(3)付き合いの長い友人が2人以上いる

これは男女問わず間違いない観察なんですが、性格に問題がある人間には付き合いの長い友人がいません。仲の良いひとがいてもいずれ離れてしまうからです。いろいろ話をしてみて友人の話がまったくでない男には要注意です。そういう男はだいたい気難しい人間として知られているパターンが大半で、性格的にかなりめんどうな部分を隠しています。

(4)自分の仕事に愛とこだわりがある

これは社会への適応を見る観察です。30歳をすぎても自分の稼業に納得できていないひとは、そのうち急に歌手を目指しはじめたり自分探しの旅に出かけたまま戻ってこなくなったりします。成熟したまともな大人であれば、経済的な余裕も含め、自分の仕事や職場にある程度の満足があるのがふつうです。同じ職場であれば見えやすい要素ですが、この要素のみで判断するのは危険かもしれません。

(5)酒や賭け事に依存していない

これは欲望や誘惑への抵抗力を見る観察です。人間の依存にはさまざまな形がありますが、なにかへの強い依存がある人間は他の依存にも陥りやすい傾向が知られており、ときにそれはよその若い女性への依存だったりもします。人間の依存傾向は生来の体質に近いものなので、これは改善が難しいポイントです。かならずチェックしてください。

(6)自分の孤独とうまく付き合えている

これは近所のババアから聞いた観察なんですが、自分の孤独とうまく付き合えていない男は未成熟な精神性や甘えを残していることが多く、女性への依存に陥りやすいそうです。中年のおじさんが女性に依存するケース、痛すぎて見ていられませんよね。別れるときにはかならず揉めるタイプなので、避けたほうが無難です。

 

では、上記の条件をある程度クリアした「大人の男」はどのように攻略すべきでしょうか。

まともなおじさん(大人の男)の落とし方

冒頭では「35歳から40歳のおじさんを落とすのはバカな大学生が単位を落とすよりも易しい」と申し上げました。しかしこれは四捨五入して20歳になる女性の場合に限るので、一旦忘れてください。ワゴンセール直前のアラサー女性にはべつの戦略が必要になるのです。

というのも、35歳から40歳のおじさんは毛量とともに恋愛への期待がほとんど消失しており、相手が若い美人でもなければ、そう簡単に恋愛モードにはならないからです。結果、正式にお付き合いする合意には至っても、なんとなく曖昧な関係に陥りがちです。

では、どうすればいいのか──?

逆説的なようですが、「大人の男」を落とすためには、最初から恋愛関係を目指す(=落とす)ことは諦め、ひとりの人間として尊敬を向けられるところから目指すしかありません。

もう、お分かりではないでしょうか。

さきほどあげた大人の男を見抜くための6つのポイントは、アラサー女性側にとっての「大人の男の落とし方」でもあるのです。

なんというか、自分の例を省みても、男はいつまでたっても子どものままです。であれば、やっと大人になりかけたまともなおじさん(大人の男)を落とすためには、アラサー女性側は男性よりも5年から10年は早く「大人」になるしかありません。

ありきたりな結論で恐縮ですが、大人の男を落とすためには、女性側も大人になること。
これが今回の結論です。

(ロマンチックプランナー 朧)

>マイナビウーマン8~9月特集【大人の男】

※画像はイメージです

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