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すぐできる! 人の目を気にしない3つの方法

秋カヲリ

Kaoru Sawa

この記事では、人の目を気にしないための方法をご紹介します。

何をするにも「これをしたらまわりからどう思われるだろう?」と不安になってしまう。そんな悩みをお持ちの人もいるかもしれません。気にしたくないのに、どうしても気になってしまうのが他人の目。しかし、人の目を気にして自分の行動に制約がかかってしまうのはもったいない気もします。そこで今回は、人の目を気にしないための3つの方法を、心理カウンセラーの萩原かおりさんに教えてもらいます。あわせて、なぜ人の目を気にしてしまうのか、その心理についても詳しく聞いてみました。

人の目を気にする心理

人の目を気にしてしまう人には、ある共通点があります。また、気にしすぎると自分に悪影響を及ぼすことも。人の目を気にしないようにするために、まずはその心理状態や悪影響について、理解していきましょう。

なぜ人の目を気にしてしまう?

人の目を気にしてしまう人は自己評価より他者評価を重視してしまう傾向が。つまり、自分に自信がなく自己評価が低い人だと言えます。他者評価に依存してしまい、他人とのつながりに価値を見出そうとするため、人の目を気にしてしまうのです。自信がないのにはさまざまな原因がありますが、そのひとつに「ストレングスブラインドネス」な状態が挙げられます。ストレングスブラインドネスとは、自分の強みを知らない状態のこと。自分の強みがわからないと自信は生まれません。自分の強みを知り、それを活かしている人は、人の目が気にならないものです。ただし、強みを知るときにまわりの意見を参考にすると、やはり人の目が気になってしまうもの。そのためまずは自分で考えることが大切です。自分と向き合って、自分の強みをじっくりと考えてみましょう。

人の目を気にしすぎるとどうなる?

心が折れてしまう

人の目を気にしてしまう人は、まわりから否定的な意見を言われたときに「自分には価値がないのだ」と感じがち。そうすると自分の心が折れてしまいます。評価というのは人によって分かれるもの。場合によっては参考にしてもよいですが、他人の評価を鵜呑みにするのは自分のためにもよくありません。

自己肯定感が低下する

人の目を気にしてまわりの意見に合わせるということは、自分の意志を曲げてしまうことにもつながることが。このようなことを続けているとストレスが溜まります。また、他人の意見に自分を合わせてしまうということは、自分の人生ではなく他人の人生を生きているようなもの。必然的に自己肯定感が下がってしまい、さらに自信がなくなってしまう……そんな悪循環に陥ってしまうのです。

人から信頼されなくなる

他人の意見に右往左往している人は芯がないように見えるもの。そのため、まわりからあまり信頼されません。つまり、他人の意見に合わせているにもかかわらず、人からの評価が落ちてしまうということに。会社でも単なるイエスマンは評価されず、出世もできません。

簡単に変われる! 人の目を気にしない方法

自分に自信を持てない人は、人の目を気にしてしまうものです。また、自分の心が弱ってしまったり、他人とのコミュニケーションにも悪影響を及ぼしたりする可能性もあります。人の目を気にしないでいられたらいいですよね。今日から取り入れられる方法をお伝えします。

自分が好きなことを見つける

人の目を気にしないようにするためには、自分の強みを見つけるのが大切。自分の強みがわかっていれば、人の目を気にすることなく自分らしく生きることができるはず。しかし、自分の強みがなかなかイメージできない人もいるでしょう。そういったときは、自分が好きなことを見つけましょう。自分が好きなことは、自分がプライベートで一番時間を使っているものであることが多いです。美容に時間をかけているなら美容、スポーツに時間をかけているならスポーツ、料理に時間をかけているなら料理など、自分がどんなことに時間を使っているか振り返ってみてください。そこにあなたの強みが眠っています。強みというとズバ抜けた能力をイメージするかもしれませんが、些細なことでも大丈夫。あなたにとってはなんてことないことでも、他人からしたら「すごい」と思われることも。たとえまだ発展途上の能力だとしても、これから継続して伸ばしていけばよいのです。好きなことであれば継続するのも苦しくありません。

自分の強みを3つ考える

自信をつけるためには自分の強みを考える必要があります。ただし、イメージした強みがひとつだけだと、それがうまくいかなかったときにやる気をくじかれる危険が。もし強みのひとつがダメでも心を立て直せるように、強みは複数考えておいた方がよいでしょう。自分の強みを3つ考えておけば、仮にどれかがうまくいかなくても「AがダメならBにチャレンジしてみよう」とうまく心を切り替えられます。また、できればこの強みを仕事に活かすのが理想的。実際に行動を起こすことで実績が生まれるため、より強い自信を育めるはずです。そして3つ強みを考えられたら、それらの強みを組み合わせてそれを表現しましょう。表現するとは言語化して人に伝えるということ。口に出すことで自意識が強化され、少しずつ自信になっていきます。

挑戦したことを評価する

自分の強みを考えて行動を起こしたとしても、ときには失敗してしまうことも。自分の成功を評価する考え方だと、失敗したときに自己評価が下がってしまいます。ここで評価すべきなのは成功ではなく挑戦です。よく運動会などで「参加することに意味がある」という言葉を耳にしますが、まさしくこの考えです。自分が「挑戦した」という事実を評価しましょう。うまくいったかどうかは大きな問題ではありません。なぜなら、うまくいかなかったとしてもその失敗を学びに生かすことができるからです。このとき大切なことは、まずは失敗しても痛みがないようなノーリスクの挑戦をすること。多少であればお金をかけても大丈夫ですが、一度失敗したら大きな痛手を負うようなハイリスクの挑戦は避けましょう。ハイリスクの挑戦は軌道に乗ってから。最初のうちはリスクを最小限に抑えて、コツコツ積み重ねていくほうがうまくいきやすいです。

人の目を気にしないで、自分らしくいてみよう

人の目を気にしないで生活するのは、なかなか難しいもの。気にしないようにすればすれほど、かえって人の目を意識してしまうこともあるでしょう。しかし、ただ「人の目を気にしない」と自分に言い聞かせるのではなく、自分の中の強みを見つけて行動を起こすことが大切です。たとえその試みが失敗に終わったとしても、そこから学ぶものは大きいはず。日々の挑戦の積み重ねが成功へとつながり、少しずつ自信をつけてくれるでしょう。自分の強みを活かして自分らしく生きることが、人の目を気にしないで生きる第一歩になるのかもしれませんね。

いろんなことを気にしすぎてない? あなたの鈍感力を診断でチェックしてみよう!

【鈍感力診断】いろんなことスルーできてる?

(文:萩原かおり、構成:Kaoru Sawa)

※画像はイメージです

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