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「か弱い女子」と「自立女子」どっちが好き? #恋の答案用紙

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。回答結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男性の本音を探ります。今回は、好きな女性のタイプを2択で聞いてみました。

「か弱い女子」vs「自立女子」、男性に支持されるのはどっち?

今回の2択テーマは「か弱い女子」vs「自立女子」。「私は男性から、“ひとりで生きていける強い女”と思われていそう」という自立女性のみなさんは、このテーマを見て、きっとこんなことを考えたにちがいない!

「男って、か弱い女のことを守りたがるよね~」
「そうそう、男に甘えるしか脳のない、何もできないお嬢様とか」
「おっとりしている女や虫も殺さぬ顔に見える女こそ、ホントは腹黒いってことを男は知らないのよ」
「見かけだけで騙されるんだから……男ってバカだよね」

……と、言いたいでしょう、言いたいでしょう!!

しか~~~し、男性はそんなにバカじゃないのです。このアンケート結果の数字をご覧あれ!

Q. 男性がいないと何もできない「か弱い女子」と、わりとなんでも自分でできる「自立女子」。どっちが好き?

か弱い女子:17.2%
自立女子:82.8%
※有効回答数232件

な、なんと、自立女子を選んだ男性は8割超え! 古代から男性には「女と子どもは俺が食わせてやる」という保護本能が備わっているはずですが、時代とともに女性の社会進出が進み、男性以上に働く女性たちも増え、男の庇護欲はどこ吹く風……。男性側の経済事情も背景にあるでしょう。いまの時代、「男がいないと何もできない女性」を好む男性は、減少傾向にあります!

それでは、男性の本音を深掘りしてみましょう。まずは少数派の「か弱い女子」を好む男性の意見……。

「か弱い女子」派

守ってあげたくなる!

・「か弱さが守ってあげたさを生み出す」(28歳/金融・証券/営業職)

・「ほっとけない。がんばろうって思うから」(28歳/建設・土木/技術職)

か弱そうな女性は、男性からすると守ってあげたくなる存在。そんな女性を手助けすることで、男は“ヒーロー”になることができます。ほっとけないタイプの女性の前では、男のプライドが一時的に満たされる、といえるでしょう。

喧嘩が少なそう

・「我が強いと喧嘩になりそうだから、多少か弱いほうがいい」(37歳/生保・損保/営業職)

・「喧嘩があまりなくて幸せになれそう」(37歳/機械・精密機器/その他)

この意見を挙げた男性たちは、自立女子を“自己主張の強い女性”というイメージで捉えているようですが、自分というものを持たずして仕事への誇りやポリシーは持てません。デキる女性や、男性と互角に仕事をこなす女性は、自分の意見が言える女性です。男性に反論するというよりも、“男性にもちゃんと提案することができる女性”なのです。

気が強いから喧嘩になるというのは、男性の浅はかな考え。むしろ意見がちがっても、問題が発生しても、自立女子とは建設的な話し合いができるはず。「もういいよ」とすぐに拗ねてしまうネガティブ女子とは意見交換などできません。

「自立女子」派

依存されるのが苦手

・「依存されると、自分の時間がなくなって困る」(32歳/その他/その他)

・「いろいろと自立しているほうが気楽でいい。自立してない人は、依存しないとダメそうだから重く感じる」(25歳/医療・福祉/専門職)

「自立している女子」を選んだ男性は、「か弱い女子は自分にベッタリで、依存してきそうで怖いから」というのが本音でしょう。

まさしくそれは“先見の明”! 「ひとりじゃ何もできない女性」は、最初のうちはそりゃ~かわいいでしょう。しかし、そのうち自分に頼られてばかりだと重くなり、それがずーっと続くとなれば「かわいい」よりも“イライラの回数”が増えていくのです。

自分に何かあったとき、頼りになる

・「自分でできることに限界があるから。自分の頼んだことをしてほしいこともある」(28歳/)

・「いろいろ得るものがあるし、自分に何かあったとき頼りになりそう」(38歳/運輸・倉庫/その他)

自立している女性の長所は、なんといっても頼れること! 男性が女性に相談したり、頼ったりすることで会話も広がります。「いろいろ得るものがある」というコメントのように、コミュニケーションも良好になることうけあい。男にとって「甘えさせてくれる女性は格上」なのです。

男性に頼りきってしまう女子は、「男ならこうするべき」という決めつけが厳しいゆえに、男に甘えることはできても男の弱さに気づくことができないからです。男性からすると、酸いも甘いも噛み分ける“年上の女性”ならなお最強。男らしい男などこの世に存在しないことを熟知しているので、男性への包容力はハンパなく、頼れる存在となるでしょう。

結婚を考えた結果

・「結婚を考えると、いつかは自立してほしいため」(39歳/医療・福祉/専門職)

・「結婚してもいつも頼ってばかりの女性では、安心して家を任せられない」(35歳/情報・IT/技術職)

守ってやりたい女とめんどくさい女は紙一重! 男性だって、結婚を視野に入れるとなれば話はちがってきます。「俺が見ていてやらないと……」とほっとけない女性に魅力を感じても、次第に「これじゃあこの先、安心して家庭を任せられない」となるのです。

段取りが悪くて、あぶなっかしくて、守ってあげたくなる女性のことを、最初のうちは「いいよいいよ、別にできなくても」と許せても、いつまでもそのままではずっと一緒にいられません。

恋の教訓「自分の力で努力できる女性こそが、幸せをつかめる!」

自分からなんの努力もしないで人に頼ってばかり、結局何もできないまま年をとってはなりません。あぐらをかいている女に幸せは巡ってこないのです。

忘れないで! 男性は何もできない女じゃなく、ひたむきで逞しい女が好きなの。“年齢だけ重ねた、何もできない女性”になんかになったらアカン!

男性も若いうちはとかく“か弱く見える女性”をかまいたくなるかもしれません。しかし男だって、人生経験を積めば価値観は変わるもの。青二才のうちはええかっこしいで、女にいいところを見せたいあまりに「俺が女性をリードしなきゃ!」と無理してくれますが、年を重ねると逆に女性に甘えたくなるもの。

つまり、オロオロした女性じゃなく、家庭を守ってもらえそうなしっかり者の女性のほうが結婚相手として最適。やっぱり最後は“自分の意思でちゃんと努力してきた女性”に「福来たる!」のです。

(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ、構成:マイナビウーマン編集部)

>次回は「ご馳走ディナーが得意な女子と、家庭料理が得意な女子、どっちが好き?」(8月12日更新予定)

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年7月20日~7月23日
調査人数:232人(22~39歳の働く男性)

※この記事は2018年08月08日に公開されたものです

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト) (恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「恋が続かない」「出会いがあってもいい人止まり」「結婚にたどりつけない」「男(女)に逃げられてしまう」「復縁したい」「絶賛不倫中」「婚外恋愛したい」「結婚生活がうまくいかない」など、男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスできる恋愛専門家。

これまで大手ポータルサイトに数々の連載コラムを寄稿、自ら経験して得た"恋の教訓"を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。

男女の思考回路の違いや男心女心を追求した記事は定評があり男性読者も多い。

著書には「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」(impress QuickBooks)、「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(すばる舎)、などがある。

恋愛映画のコメンテーター、ライター養成、文章セミナー、恋愛セミナーの講師としても活動中。"草食男子仕置人"としてダメンズたちに積極的に関わり、恋愛アドバイス等も行っている。

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