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頭痛、腰痛、むくみ……すべて冷え症が原因!? 漢方薬で対処できる?

丸山先生「また、下半身は冷えているのに上半身はのぼせているという状態は、本来、体の上から下に流れる気の巡りが逆行している状態。これも、血の巡りをよくすることで解消します」

G美「下半身が冷えているのは、体内の循環が悪いからだったんですね」

丸山先生「はい。冷えは万病の元と言うように、体を冷やしてしまうと免疫力の低下につながることもあり、よくありません。普段からできるだけ冷たい飲み物を避けたり、気をつけてくださいね」
G美「わかりました。職場のクーラーの温度は下げられないけれど、休憩中の飲み物は温かい飲み物を飲んでいます」

丸山先生「それがいいと思います。それでは、経過を聞かせてくださいね」
G美「はい」

~4週間後~

丸山先生「いかがですか? ちょっと顔色が良くなったように見えるけど」
G美「はい。友達からも『ファンデーション変えた?』って言われました。いつも顔色が貧血っぽかったんですけど、少し良くなったみたいです」

丸山先生「そのほかはどうですか?」
G美「飲み始めて2週間後ぐらいからのぼせる頻度が減って、少し楽になった気がしました。下半身はまだ冷えますが、最近は腰痛と頭痛の頻度が減ってきました」

丸山先生「それではもう少し続けて、少しずつ量を減らしていくようにしてみましょう」
G美「わかりました!」

(次回は、H子さん編です)

丸山綾 まるやま・あや

日本東洋医学会(専門医)、日本産科婦人科学会(専門医)所属。1999年日本大学医学部卒業。駿河台日本大学病院、丸の内クリニック等を経て、現在、霞が関ビル診療所で婦人科医師として勤務。専門分野は産婦人科一般、漢方治療。

(取材協力:丸山綾、文:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.07.05)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2014年08月08日に公開されたものです

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