あなたの平熱は何度ある? 知らないと怖い「低体温」のはなし
◆低体温解消に向けた「3つの習慣」
低体温を解消するための生活習慣をご紹介します。
1.タンパク質を摂る
あたりまえのことですが、食事をしっかり摂ることが大切です。朝は忙しいからと朝食を抜いてしまったり、パンやおにぎりだけで済ませたりするのはNG。これでは筋肉の材料になるタンパク質が不足してしまいます。目安としては一食あたり手のひら一杯分の肉、魚、たまご、大豆などが必要です。とくに赤身の肉や魚には鉄分も含まれるので、積極的に摂取しましょう。
2.運動をする
いくら筋肉の材料となる食材を食べても、身体を動かさないと熱を作ることはできません。とくに太ももは身体の中で大きな筋肉がついているパーツ。軽いウォーキングでも十分な効果があるので、意識的に歩く時間を見つけて、身体を動かすことを習慣化しましょう。
3.生活リズムを整える
早寝早起き、十分な睡眠も欠かせません。生活リズムが崩れると自律神経のバランスが悪くなってしまいます。その結果、血流の調節機能がうまく働かなくなり、体温の低下につながってしまうのです。ご自身の生活リズムを見直してみましょう。
体温を上げるために必要なのは、何よりも規則正しい生活です。小さなことからでもよいので、まずは身体によい習慣を取り入れてみてくださいね!
(取材協力:小池雅美、文:池田園子)
※画像はイメージです
※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.07.05)
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横浜元町女性医療クリニック・LUNA(http://www.luna-clinic.jp/)内科所属。東海大学病院 東洋医学非常勤医師。1994年に東海大学医学部を卒業。漢方を中心に栄養、食事の指導を重視した診療を行っている。
※この記事は2014年06月30日に公開されたものです