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モノより思い出? 断捨離したいけどできない! 不要だけど捨てられない物TOP5

中澤美紀子/OFFICE-SANGA

時計物を持たず最小限の必需品で暮らすミニマリストたち。そんな生活に憧れているけれど、現実はそこまで物を捨てられない、断捨離できない、ということはありませんか? そこで今回は女性のみなさんに、不要なのに捨てられない物について聞いてみました。

Q.アナタにとって、不要だけど捨てられない物は?(複数回答)

1位……高価な物……59.0%
2位……思い出の品……37.3%
3位……お守りやお札など、捨てるのに抵抗がある物……18.0%
4位……記念品……16.8%
5位……生産終了などで入手困難な物……13.0%
※6位以下省略。

やはり値段が高い物を処分するのは躊躇しますよね。思い出の品や記念品は捨てるタイミングを見極めるのが難しい……。実用品でなくても、つい残しておきたくなります。なぜこれらを捨てられないのか、詳しい理由を紹介します。

この先ずっと保管してしまいそう「高価な物」

・「美容器具、トレーニング機器など。ちょっと高かった物はほとんど使っていなくてもなかなか捨てられない」(24歳/食品・飲料/専門職)

・「一昔前のアクセサリー。質屋に入れればいいんだけど、思い出が消えてしまう気がして預けられない」(27歳/建設・土木/事務系専門職)

・「元カレからもらったフランクミュラー。思い出があるからつけられないけど、こんな高価な時計は二度と自分では買えないだろうから捨てられない」(29歳/金融・証券/営業職)

高価なものでも、ジュエリーのように小さければ引き出しの奥にしまっておけますが、インテリアグッズのようにある程度サイズが大きいと場所をとって困ります。だからといって、捨てる勇気もないので持てあますことに。

記憶が鮮明によみがえる「思い出の品」

・「見ないとわかっているけど捨てるには抵抗があるので」(30歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

・「手紙やプレゼント。もらった相手に悪い気がしてしまうから」(26歳/情報・IT/事務系専門職)

・「写真やアルバムは二度と手に入らない物なので。服は年齢的には無理がないので」(33歳/小売店/販売職・サービス系)

・「思い出の品や記念品はプライスレスで、一度手放したら二度と手に入らないと思うから」(27歳/金融・証券/事務系専門職)

昔の写真や友だちからもらった手紙など、捨てづらい思い出の品々。たとえ今はその人たちと付き合いがなくても、なぜか捨てられません。年をとるにつれ、増えていく一方。いつかおばあちゃんになっても、懐かしい気持ちで眺めたいから残しておくのかもしれないですね。

信心深い人は特に悩んでしまう? 「お守りやお札」

・「決められた方法のほうがいいのかと思って」(32歳/団体・公益法人・官公庁)

・「どう処分していいか、よくわからないから」(26歳/その他/秘書・アシスタント職)

・「お守りは神社や寺に納めないとバチが当たりそうだから」(28歳/食品・飲料/技術職)

お守りを買って、1年たったら神社に返しに行く人は多いのでしょうか。よく、車などにかなり年季の入ったお守りを吊り下げている人を見かけます。半永久的に手元に置いておく人も多そうです。神さまはずっと願いをかなえてくれる?

レアだからこそ価値を感じる「記念品」

・「当時の限定グッズとか」(27歳/情報・IT/事務系専門職)

・「色紙はなんとなく捨てられない」(28歳/医療・福祉/事務系専門職)

限定発売された趣味関連のアイテムや、イベントがらみのノベルティグッズなど、いつでも買えるわけではない、お金を出したからといって手に入るわけではない特別な品も。物によってはオークションで、高値で取り引きされていることもありますね。

「生産終了などで入手困難」だからしっかりホールド

・「プレミアがつくかも、と思うと捨てられない」(32歳/金融・証券/営業職)

・「シルバニアファミリーなど、子どもの頃のオモチャは捨てられない」(27歳/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)

昔、どこででも買えた安い食器などが、時を経て、安くはないコレクションアイテムに変身していることがあります。それも今では生産終了で手に入らないから。特に未使用品は価値が高いですね。捨てると後悔するかも?

まとめ

一見、質素なようですが、物をとことん捨てられる人はかえって財布に余裕がある人のような気もします。お金の心配をかかえている人は、捨てた物が再び必要になったとき、すぐに買い直すことができないかもしれません。ミニマリストって、ある意味では贅沢な生き方といえるかもしれませんね。

(中澤美紀子/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2015年11月にWebアンケート。有効回答数161件(22~34歳の働く女性)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2016年03月16日に公開されたものです

中澤美紀子/OFFICE-SANGA

普段、足を運ぶのは店や文化施設などひたすら「屋根のある場所」! 年々戸外の空気から遠ざかり、濃密な屋内時間を過ごしているモノ書き女。

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