【イラストコラム】若い子の言葉のやめどきがわからない
若い子の言葉がわからなくなったらオバサンだなと思っていた。まだかろうじて二十代だし、オバサンの自覚はないのだが、もうすでにいろいろとついていけていないことは認めざるをえない。
若者言葉はどこからともなく発生し、繁茂し、そしてわりとすぐ死ぬ。まれに生きながらえるものや、ビンテージ的に返り咲くものもあるが、基本は死ぬ。じわじわ「廃れる」というより、気づいたら「死んでいる」というのが若者言葉終焉のイメージ。死語という言葉がぴったりである。
だから一番怖いのは、若者に迎合しておそるおそる使い始めた言葉のやめどきを見失うことだ。廃れたあとも使っていたら超恥ずかしい。
知らない言葉は使わない。意味はこっそり調べる。無理はしない。
文・イラスト MARI MARI MARCH(マリマリマーチ)/OFFICE-SANGA
※この記事は2015年02月04日に公開されたものです