シーツの正しい洗濯方法は?「夏場は週1で洗う」「洗濯機に丸めて放り込むのはNG」
みなさんはベッドのシーツをどのくらいの頻度で洗っていますか? 洗わなきゃいけないのはわかっているけれど、大きくて干すのが面倒くさいし、後回しにしがち……なんて人も少なくないのでは。そもそも、シーツって、洗わないとどうなるのでしょうか? 日の本寝具さんにお聞きしました!
【働く女性がシーツを洗うタイミング⇒】
●シーツを洗わずにいると、ダニが大量発生する危険が!
「人は寝ている間に、汗や皮脂などを分泌しています。そのほか、髪の毛やフケなども当然、寝具にも残ってしまいますよね。それを洗わずにいるとどうなるかというと、それら汚れを餌にして、ダニがものすごい勢いで繁殖してしまうんです」(日の本寝具)
ということは、洗わないシーツの上=ダニの温床……げげっ! そんな上で寝てるだなんて、ショック。ダニだけでなく、目に見えない汚れがたっぷりついたシーツでは心地よい睡眠も得られないんだそう。じゃあ、一体どのくらいの頻度で洗えばいいの? シーツを清潔に保つための4つのポイントをご紹介します。
◆ポイントその1:夏場は週1、冬場は2週間に1回洗うべし
「きっちり決まりがあるわけではないですが、夏場はとくに汗をかく季節なので、週に1回は洗ってほしいです。冬場であれば、2週間に1回程度を目安にするといいと思います」(日の本寝具)
週に1回洗えばいいんだと安心してはダメですよ。洗わなくても、できるだけ毎日短い時間でも干すことで、乾燥させるのがベストだそう。
◆ポイントその2:洗濯機に入れる際は、じゃばら折りに!
「シーツを丸ごと洗濯機に突っ込むと、洗濯機のドラムにすれて、布の繊維が痛んでしまいます。なので、洗うときは洗濯ネットに入れるようにしてくださいね。そのときも、ただ丸めて放り込むのではなく、縦に三つ折りにし、じゃばら状に畳んだほうが、奥まで水が染み込みやすくなります」(日の本寝具)
さらに、畳むときにもポイントが。表に出る部分に、背中や首元などの汚れやすい箇所がくるようにするといいそうですよ。
◆ポイントその3:洗濯後に干すときは、直射日光を避けること
「干すときはできるだけ、直射日光を避けるようにしてください。実は紫外線って、シーツの繊維が痛み、持ちが悪くなる原因になるんです。出来る限り風通しのいいところで、陰干しをしていただくのがいいですね。ピンと張った状態で干すと、乾燥したときの風合いも全然ちがいまよ」(日の本寝具)
ええ~! 知らずに直射日光で干していました。紫外線は、肌だけじゃなく繊維にも悪影響を及ぼすんですね。
◆ポイントその4:中性洗剤で洗うのがオススメ
「洗濯に使用する洗剤も、なるべく繊維を傷つけないものをオススメします。例えば、中性洗剤や、天然由来の石鹸がいいですね。繊維の本来持つ風合いの持ちもよくなります。(日の本寝具)
ふんわり仕上げようと思って柔軟剤を入れると、シーツの汗の吸い取りが悪くなるので注意! そういう点でも、中性洗剤や天然由来の石鹸などを使えば、使い心地が良く、繊維も傷つけずに長く使えるそうです。
●心地よい眠りのために、シーツも清潔に
シーツの汚れは見た目にはあまりわからないため、ついつい洗濯もサボリ気味になってしまいますよね。しかし、実際は、毎日の汗や皮脂等の汚れが染み込んでいて、とっても不衛生。ご紹介した4つのポイントを守り、心地良く眠れるような環境を作ってくださいね。
取材協力/日の本寝具
http://www.senba-futon.com/
(中村未来/清談社)
※この記事は2013年08月12日に公開されたものです