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よーく考えて! すると幸せから遠ざかる「別れるときの4大反則技」

羽林由鶴

手を振る女性あんなに幸せだったはずなのに……大好きな彼から別れを切り出され、冷静でいられないのは当たり前。だけどこの別れ際の行動が、次の恋愛にも影響するって知ってますか?

■しつこく理由を聞く

「なんで私と別れるの?」「どうして私じゃダメなの?」「いつから別れようと思っていたの?」「好きな人でもできたの?」……いろいろ聞きたいことはあるでしょう。でもね、どんな答えを聞いても、納得できるものじゃないですよね。

だから答えをもらっても、その答えにすっきりするどころか、さらに腹が立ったり悲しくなったり。言葉を変えて、しつこくしつこく質問を続けてしまう。これでは次の恋愛に進みにくくなってしまいます。なぜなら彼の答えは結局あなたと別れる理由のあれやこれや。「え?そんなことで?」ということもあれば「私ってそんなにダメなんだ」ということまであります。

ここで聞いたあなたと別れる理由を、すぐに忘れることはできませんよ。当然次の恋愛時に思い出されることでしょう。恋愛への苦手意識を植え付けてしまうかもしれません。

■捨てぜりふ

「絶対にあなたよりいい男と幸せになってやる!」そんな捨てぜりふは無意味です。彼は今あなたとの別れを決断しています。あなたがどんな捨てぜりふを吐いても、別にそれで気持ちが変わって別れを取り消すことなんてありません。あなたと別れることを後悔するどころか、その捨てぜりふにさらに心が離れ、清々した気持ちになるかもしれません。

そしてあなたが自分の言葉にとらわれて、次の恋愛の足かせを自らはめることにもなりかねないんです。たとえ好きな人ができても、その男性と元カレを比較して、「この彼じゃ見返せない」なんてひとりで勝負に負けた気がしてしまう。元カレに勝てそうな男性としか付き合わないなんて人生にとってはなんの意味もないですよ。さっさと元カレなんか忘れて幸せになったもん勝ち。ならばこの別れを頭に焼き付けてしまうような捨てぜりふなんてやめておきましょう。

■泣く、怒る

別れた彼から「別れてよかった」と思われることこそ腹が立つことはありません。できれば別れを後悔させてやりたいものです。それには、別れ際には絶対泣いたり怒ったりを彼に見せないことですよ。そのときは「あっさり別れられてよかった」と思うかもしれません。でも彼がひとりになってふと寂しいときや、別の女性と付き合って、うまくいかない日に、なんとなく思い出したりするものです。

別れ際のあなたの感情がわかりにくかったことで、彼はむしろ気になるものです。彼の心に引っかかりを残すことで、もしかすると、彼が後悔する日が来るかもしれません。彼が後悔している日に、あなたが穏やかな気持ちで幸せそうにほほ笑んでいることを想像してください。別れ際は、お互いの未来に影響を与える時間になります。

■あやまらせる

幸せだったときに言ったこと……たとえば、「ずっと一緒にいようね」などという言葉に対して、「うそつき!」とか「責任をとって!」などということはやめておきましょう。確かに今となっては「嘘」になりました。でも、きちんとお付き合いしていた関係なら、その言葉を言った時には、嘘をつくつもりだったわけではないでしょう。でも時とともに気持ちが変化してしまいました。残念ですがよくあることです。

その結果、言ったことが守られなくなることもあります。無理やり謝らせたとしても、現状が何か変わるわけではありません。そして謝らせたら気分が晴れるかといえば、そう単純にはいきません。むしろ「謝らせた」ということが、記憶に残ります。好きだった人を無理やり謝らせた自分に対して、自己嫌悪に陥る可能性も高まります。

■羽林由鶴からのメッセージ

残念ですが、永遠のパートナーに出会うまで、何度も別れを経験することになります。そのたびに立ち上がれないほど傷ついていたのでは身が持ちません。別れの場面では、できるだけ未来に影響を残さないようにしましょう。

(羽林由鶴)

※この記事は2014年11月08日に公開されたものです

羽林由鶴

103kgの恋愛カウンセラー。著書に『なぜか相手がホッとして愛してしまう癒し系の女性になるヒント』(青春出版社)など。最新刊は『あきらめる生き方』(泰文堂)

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