お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

子供の言葉の能力を伸ばすコツ「今日あったこと、気持ちを言葉で表現させる」

言葉の能力を育てることは、子供の成長の中でとても大事なことですよね。集団生活の中で自然に身についてくるものでもありますが、ちょっとしたことを意識するだけで、グッと能力がアップするかもしれません。今回は子供の言葉の発達のためにどんなことを意識すべきなのかをまとめてみました。

幼少期にやっておきたいこと

・周りの人との会話・遊びが言葉の能力を高める

小さい頃は、まず周囲とのかかわりの中から言葉を覚えていきます。それだけに、周りの大人やお友達との交流は大事にしたいところ。大人は自分の発する言葉が子供に吸収されている、という意識が大事かもしれませんね。

言葉遊びやお話づくりなど、自由で楽しい環境の中で言葉を使うことで、表現力がぐんと広がりを見せてくれることもあるでしょう。

・今日あったこと、気持ちを言葉で表現……共感の気持ちで受け入れる

言葉の能力がアップしてくると、どんどん話したくなるもの。その日あった出来事を身近な人に話すのは、言葉の能力が成長したことの証でしょう。しかし、子供の会話を聞いていると「ん?」と突っ込みたくなるような内容や表現が含まれていることもありますよね。

それらを律儀に訂正ばかりしていると、自信を失って気持ちが萎縮してしまうこともあります。まずは肯定的な表現で受け入れましょう。気持ちに共感することで、子供は安心感を持って言葉を口にできるようになります。

・本を読む・字を書く

文字を目で理解することは、子供にとって新しい世界を作り出します。これまで周囲の大人が読んでくれるものだった本を、自分で読むことができる喜びは文字をおぼえるためのモチベーションになるはずです。そのためにも、本を声に出して読む練習は大事でしょう。

そしてもっと興味が出てきたら、遊びの延長で文字を書く練習も進めてみましょう。

小学校時代にやっておきたいこと

・表現の幅を広げ語彙力を高める

日常において、さまざまな場面で言葉を使用しますが、使っているからといって語彙力が多いとは言えませんよね。例えば目の前にあるモノを表現するとき。「青い花」と表現するのか「青くて小さな花びらのかわいい花」と表現するのか、それだけでも言葉の数が違います。

子供なら、促せばいろいろな表現を編み出すことができるはず。遊び感覚で、どんどん表現を膨らませてもらいましょう。そうすることで、語彙力も高まり、言葉の表現力もつくはずです。

・文章を読んで内容を理解し、自分の考えを伝える

小学校時代から頻繁に、文章を読んで自分の考えを書く、という課題が出てきますよね。読書感想文などは良い例ですが、その課題をこなす中で、文章を理解しその内容について考える力と、自分の言葉でその考えを表現する力、ふたつの能力を伸ばすことができます。

はじめから完成形にすることには囚われず、まずは自由に表現してもらいましょう。

・他の人に伝わりやすい表現を考える

はじめのうちは自由に、自分の言葉を駆使して文章表現をしていてもいいのですが、やはり最終的には「他人が読んで理解できる」文章になることが大事です。その能力が高いと、自分の思いや考えを他人に理解してもらいやすくなります。

意思疎通がスムーズになり余計な誤解を生むことも少なくなるでしょう。家族が読んで、感想を伝えるといった方法も有効です。

言葉の数を増やすための本なども市販されていて、それはそれで面白そうなのですが、普段の生活の中でも、ちょっとした意識を持つだけで言葉の能力を上げることができます。ぜひお子さんとの日常に取り入れてみてくださいね。

※この記事は2014年09月26日に公開されたものです

SHARE