離乳食の3回食はいつから?始め方や進め方など【管理栄養士監修】

離乳食の3回食はいつから?始め方や進め方など【管理栄養士監修】

2回食が順調に進み、落ち着いたら次は3回食に増やしてみましょう。「いつから3回食を始める?」「1回の量も増やしていくの?」などのママの疑問を解説します。


離乳食の3回食とは

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9ヶ月ごろになり、1日に2回の食事も慣れてきたと感じたら、次は1日に3回の食事(3回食)へ進めてみましょう。

離乳食の3回食ってどんなもの?

7~8ヶ月(離乳中期)の「舌と上あごでモグモグ潰して食べる」状態から、9ヶ月〜(離乳後期)は「歯ぐきでカミカミして食べる」ことができるようになります。そのころになると、1日の食事回数も2回から3回に増えます(3回食)。

離乳食の進み具合など個人差がありますので、あくまでも目安としてスタートする時期や量などを知っておくとよいでしょう。赤ちゃんのペースで進めてみてくださいね。

なお、1歳を過ぎたら「離乳完了期」と呼ばれますが、このころになると食事3回のほかに母乳や育児用ミルク(以下ミルク)の時間を補食に変えていくこともあります。

離乳食の3回食の始め方

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3回食に切り替えるのはいつから?

厚生労働省の資料によると、3回食をスタートするのは9ヶ月ごろからを目安としています[*1]。一般的には生後5~6ヶ月から1日1回食の離乳食をスタートさせ、7~8ヶ月ごろには2回食へ、そして9ヶ月ごろには3回食へ進むと言われていますが、あくまでも目安になります。赤ちゃんによっては食欲、進行具合など個人差がありますので、無理のないように進めるのが大切です。 

3回食スタートの見極めポイント

3回食を始めてよいかどうかは赤ちゃん次第と言えるでしょう。

9ヶ月ごろになるとエネルギーなどが母乳だけでは足りなくなってくるので、離乳食など食事で補うことが必要となります。なので1つは月齢を目安にするといいでしょう。

また、3回食が食べられそうな生活リズムが整ってきたということも1つの目安になります。毎回の食事量がなかなか増えなかったとしても、3回食に進めても構いません。むしろ回数が増えることは「食べるチャンスが増える」と考えて1日に食べる量を回数でカバーしてもいいですね。

何回食べるかということよりも、1日に必要な全体量を考えて、食べたそうにしていたら様子をみて増やしてあげてましょう。

3回食の上手な進め方

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3回食の食事時間は?タイムスケジュール一例

タイムスケジュールはあくまで一例に過ぎず、守らなければならないというものではありません。夜が遅すぎることがないように、2回食のときにできあがった生活リズムをなるべく崩さないように3回食のスケジュールを立てていけるとよいでしょう。

また、大人と同じ3回食になりますが、大人の時間に合わせて赤ちゃんの生活リズムを狂わせないように気をつけるのも大切です。

7:00 起床後授乳(母乳またはミルク)
9:00 1回目の食事+授乳(母乳またはミルク)
13:00 2回目の食事+授乳(母乳またはミルク)
17:00 3回目の食事+授乳(母乳またはミルク}
19:00 お風呂
21:00 就寝前に授乳(母乳またはミルク)

このように、食事と食事の間は4~5時間ほどあけるなどリズムを一定にしてあげたいものですね。

3回食のメニューの例

3回食になると食べる食材や量がぐっと増えて”大変””面倒”というママの声が聞こえてきます。そんな3回食をママたちはどう乗り越えているのでしょうか。

・作り置きして冷蔵・冷凍保存
・大人の食事と一緒に下準備まで行う
・ベビーフードを利用
・下ごしらえがなるべく少ないメニュー選び
このような方法で時間や手間を省いているようです。これらの方法を生かしたメニューにはどんなものがあるでしょう。

〈肉じゃが〉

大人の分と一緒に下ごしらえができるメニューの1つです。細かい豚肉と食べやすい大きさのじゃがいもを鍋に入れて加熱。味付けの際は、離乳食の分だけ取り分け味付けをして完了です。

〈白身魚のパン粉焼き〉

簡単にできる一品です。パン粉とベビー用チーズを混ぜてトースターで焼いたものを、茹でた白身魚に押し当てるようにオンしてできあがり。

これ以外にも、不足しがちな鉄分を取り入れるよう心がけましょう。このころから食べられるようになる赤身のお肉や魚、レバーなども献立に積極的に取り入れていけるといいですね。

3回食の食事量

厚生労働省の資料によると、3回食が始まる離乳後期(生後9〜11ヶ月)には、以下のⅠ、Ⅱ、Ⅲがそれぞれ1回の食事量の目安となります[*1]。
Ⅰ 穀類:全がゆ90g〜軟飯80g
Ⅱ 野菜・果物類:30~40g
Ⅲ 魚:15g もしくは以下のいずれか
  ∟肉:15g
  ∟豆腐:45g
  ∟卵:全卵2分の1
  ∟乳製品:80g
また、3回食に慣れてくる離乳完了期(1歳〜1歳半)は以下の量になります。
Ⅰ 穀類:軟飯90g〜ご飯80g
Ⅱ 野菜・果物類:40~50g
Ⅲ 魚:15〜20g もしくは以下のいずれか
  ∟肉:15〜20g
  ∟豆腐:50〜55g
  ∟卵:全卵2分の1〜2分の3
  ∟乳製品:100g
赤ちゃんの食欲や進み具合、成長、食への興味などの状況に合わせて、量を調節していくことが重要ですので、くれぐれも無理強いはしないでくださいね。
離乳食を進めていく上で発育の度合いを確かめることは大切です。成長曲線のグラフを参考に、体重増加などで気になることがあれば医師に相談しましょう。

【医師解説】赤ちゃんの体重は?新生児~1歳までの体重の目安

https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/7036

1歳未満の赤ちゃんは、1年間で体重がおよそ3倍になるなど、目覚ましく成長します。そんな時期、母子手帳に体重を書き記す中で「標準に比べたら軽い?」「増えがよくない?」などと不安に思うこともあるでしょう。今回は、新生児~1歳までの体重の目安を、発育曲線の見方ともに解説します。

3回食のときの授乳・ミルクは?

厚生労働省の資料[*2]によると、離乳後期では、1日3回の離乳食の後に母乳またはミルクを与え、離乳食時とは別にミルクは1日2回ほど与えるとしています(離乳完了期では母乳やミルクの時間を補食に変えていくことも)。

なお、フォローアップミルクは、1歳をすぎてから体重の増えが悪い場合で、食事などを食べなくて心配なときは、離乳食でまかないきれない鉄分やカルシウムを補う意味で使用してもいいでしょう。

3回食のよくある悩み

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3回食の夕食はお風呂の前?後?

夕食とお風呂、どちらが先かは、家庭の生活リズムに合わせて都合のよい方を選ぶとよいでしょう。それぞれにメリット・デメリットがあるのでみてみましょう。

◆お風呂が先の場合

メリット
汗や汚れを流し、さっぱりとして状態で食事ができます。ご飯を食べたらあとは寝るだけと余裕な気分でいられるのも利点でしょう。

デメリット
食事の際に手や顔、もしくは髪の毛まで汚れてしまった場合、再度お風呂へなんてこともなり得る覚悟が必要です。

◆離乳食が先の場合

メリット
食事で服を汚されても着替えをしなくてよい。また、汚した手や顔もお風呂で洗えるので、気にせず食事をさせてあげられます。

デメリット
食事をした後、少し時間をおいてからお風呂に入るため、スケジュールが後押しになり生活リズムが崩れやすくなります。また、ご飯を食べながら寝てしまう場合もあり、起こしてお風呂に入れるのは至難の業です。

外出時の時間調整が大変

外出をするとどうしても食事の時間はズレてしまうものです。時間を調整するのも大変ですよね。決まった時間に3回食をしっかり食べるようになると、我慢が難しい赤ちゃんはお腹がすいて機嫌が悪くなることも。外出の際はミルクの準備やベビーフードを持参し、すぐに食べさせてあげられるようにしておきましょう。

まとめ

1日3回の食事も冷凍保存やベビーフード利用で工程を少なく調理できたり、大人と同じメニューで味付けのみを別にするなど少しの工夫で負担を軽減することができそうですね。生活リズムが定着してくると、食事をする時間を体が覚え、食べられるようになっていくでしょう。それぞれの赤ちゃんに合わせた離乳食の進め方で、食べる楽しさを伝えていけるとよいですね。

この記事の監修者
川口由美子 先生(管理栄養士/母子栄養指導士)
一般社団法人母子栄養協会 代表理事
女子栄養大学 生涯学習講師。大学時に小児栄養学を学んだのち、育児用品メーカーでベビーフード開発を経て栄養相談、離乳食レシピ執筆、講演会に携わる。2児の母。現在は、母子栄養協会にて離乳食アドバイザー®他、専門家を養成している。
◆一般社団法人母子栄養協会HP:https://boshieiyou.org/

参考文献
[*1]厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」p.34
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04250.html
[*1]厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」p.31
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04250.html

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※新型コロナウイルス感染症についての最新情報は、[内閣官房][厚生労働省]妊婦に関する情報[日本小児科学会]幼児に関する情報など公的機関等で発表されている情報をご確認ください。

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