“髪の毛”でわかる! 女性ホルモン量測定キット「プロジェス」発売
あすか製薬メディカルは4月11日、少量の毛髪で女性ホルモン量が測定できる検査キット「Proges(プロジェス)」を発売しました。
【女性向けの「痛くない」ホルモン量測定キット】
ホルモン測定に特化した同社は、既に3種類の検査キットを発売しています。
女性ホルモンの測定は採血が主流であるため、医療機関を受診する必要があります。また採血の際に痛みを伴うため、検査を実施するのに身体的・心理的な課題もあります。
近年、ヘルスリテラシーの向上で未病・予防の意識が日本でも高まっている中、女性ホルモン量測定の課題に対し、同社のこれまで培ったホルモン測定のノウハウを活用し今回、痛みや感染症リスクを伴わない毛髪での女性ホルモン量測定キットを開発しました。
【毛髪から測定可能なプロゲステロン量を測定】
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、今回のキットでは毛髪から測定可能なプロゲステロン量を測定します。
女性ホルモンは月経周期で分泌量が変動しますが、女性のライフステージの中でも大きく変動していきます。女性のライフステージの中では女性ホルモンは思春期に分泌量が増加し、更年期にあたる40代後半から分泌量が減少すると言われています。
今回の臨床試験では一般女性(20~50代)の被験者245例で解析を実施。毛髪で測定したプロゲステロン量は血液での検査と同様に40代後半から低下傾向が見られ、通常の月経周期群と比較して、月経周期不順群、月経間隔延長群、閉経群では毛髪でのプロゲステロン量は有意に低いという結果が得られています。
【女性のための美容、健康サービスに繋がる「気づき」の検査キット】
女性ホルモンは女性らしいカラダをつくるほか、美容にも関係します。また、血管、骨、関節、脳などの健康維持にも関わる重要なホルモンとなります。同検査キットは、20~50代までの幅広い年代で利用できます。
また、40代後半から始まる更年期症状での社会的経済損失は6,300億円(女性:4,200億円、男性:2,100億円)と推計される報告※もあり、一般の人や企業の福利厚生として同検査キットを導入することにより、女性従業員の早めの健康対策に繋がるきっかけづくりとしての活用が期待されます。
※NHK「更年期と仕事に関する調査2021」
商品概要
<同検査キットの特徴>
・毛髪を利用するので、痛みや感染症リスクがない
・日内変動を受けない
・結果レポートをメールで受け取れる
・レポート内では数値だけでなく、女性ホルモンの情報や対策にも言及
結果レポートは同社実施の臨床試験結果に基づき、自身の女性ホルモン量を4段階で評価します。
※同検査キットは特定の疾病の診断をするものではありません
※疾病の疾病の診断については、医師の診察・指導を優先してください
<購入について>
一般の人:あすか製薬メディカルが運営する情報発信サイト「みんなのホルモン研究所」から製品の購入が可能です。詳細については(URL:https://www.aska-pharma.co.jp/media_men/ )にて確認してください。
(エボル)
※この記事は2024年04月18日に公開されたものです