自分がない人の特徴とは? 流されやすい性格を克服するための3つの方法
自分がない人とは、自分の意見がなく周りに影響されやすい人のこと。彼らはなぜ自己主張ができないのでしょうか? 本記事では、自分がない人の特徴と原因を解説。また、流されやすい性格を克服するための方法も紹介します。
周囲に「自分がない人」はいますか? なぜ彼らは人に流されてしまうのでしょうか?
今回は、自分がない人の特徴と原因、そして自分がない状態から抜け出すための方法を紹介していきます。悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
「自分がない」ってどういう意味?
「自分がない」とは、自分の考えや目標がないことです。
例えば、周りに意見を求められた時に毎回「〇〇さんと同じです」「特にないので皆さんと同じでお願いします」などと言う人は、「自分がない人」だと思われやすいでしょう。
本当に周りに賛同しているのであれば良いですが、単に自己主張が苦手だったり、自分の考えがはっきりしていなかったりするために、あいまいな回答ばかりしてしまう人が該当します。
また、人に言われたことしかできないない人や、周りに流されやすいなど、まるで自我がないように振る舞う人のことを「自分がない」と言うこともあります。
自分がない人の特徴
では、「自分がない人」とは具体的にどういう人を指すのでしょうか? 主な特徴を3つ見ていきましょう。
(1)自分なりの意見がない
自分なりの意見や考えがない人は「自分がない人」に該当します。
話す相手によって言っていることがコロコロ変わったり、誰かが意見を述べるまで待っていたりするでしょう。基本的に自己主張をせず、周りの人に合わせがちなのが彼らの特徴です。
「何でもいいよ」が口癖の人も多く、時に周囲をイライラさせてしまうこともあるでしょう。
(2)夢や目標がない
自分がない人は、かなえたい目標やなりたい自分像など夢がない人が多いです。何事にも欲がなく、無関心な状態といえます。
自分のやりたいことがないからこそ、いつも他人任せで周りの考えに流されやすくなってしまうのです。
(3)責任感や決断力がない
自分がない人は責任感や決断力が乏しい傾向にあります。
周りを頼ることが癖になっているために、1人ではどう行動していいのか分からないのでしょう。自分で決断してきた経験も少ないので、責任を負う自信も勇気もなく、誰かについていきたい気持ちが強くなってしまうのです。
自分がない人になってしまう原因
「自分がない人」になってしまうのは、元々の気質もあれば環境も影響します。以下で、主な原因を見ていきましょう。
(1)傷つくことを恐れすぎている
自分がない人は、嫌われることや批判されることへの恐怖心が強すぎる可能性があります。
過去に自己主張をしたことで、嫌な思いをした経験があるのかもしれません。相手と意見が食い違ってしまったり、否定されたりすることによって傷つくのが怖いのです。
その結果、自分の意見をきちんと言えず、行動もどんどん人任せになっていってしまうでしょう。
(2)過保護な家庭環境で育った
何でも親が決めてくれるような過保護な環境で育った人は、自分がない人になってしまう可能性があります。
「自分はどうしたいのか」ということを考えることに慣れていないため、いつも周囲の意見に合わせてしまうのです。
自分がない状態を克服する方法
自分がない状態を変えていくには、自分の意思をしっかりと持つことが大切です。
ここでは、現状を克服するための方法を紹介します。
(1)少しずつ意見を伝える場を増やす
自分がない状態を脱却したいのなら、一気に自分を変えようとせずに、少しずつ小さな意見から周りに伝える意識を持つのが◎。まずは家族や友人など、信頼できる相手に対して食べたいものや行きたい場所を伝えてみましょう。
また、職場であれば積極的な発言はしなくても、会議の議題に対して心の中で「自分ならどうしたいか」「どうすれば改善につながるか」といった考えをまとめることもトレーニングの1つです。
今の自分にできることから少しずつ取り組んでいくことで、次第に自己主張ができるようになっていくはずですよ。
(2)自分と他人の考えは違うと自覚する
自分がない人は、周りを傷つけたくない、そして自分も傷つきたくないという気持ちが強い傾向にあります。
しかし、「十人十色」という言葉があるように、一人ひとりの意見は違って当たり前。お互いの主張を述べた上で、みんなが納得できる結論を話し合って導き出すことが大切なのです。
だからこそ、自分の意見が採用されなくても、たとえ間違っていたとしても、それが自分自身の否定にはならないと気づきましょう。
あなたの考えと周囲のアイデアを組み合わせることで新たな発想が生まれることもあるはずです。他人の考えにきちんと耳を傾けると同時に、自分だけの主張を持つことを心掛けましょう。
(3)あえて1人で行動する時間を増やす
自分がない人は、自分で何かを決断することが苦手なタイプともいえます。そのため、あえて1人でいる時間を増やして、あらゆる判断をする機会を増やしてみましょう。
例えば、ショッピングモールに1人で行って買い物をすることも、自分の意思を持つためのトレーニングです。
少しずつ自分でできることを増やしていけば、それが経験や知識として蓄積され、やがて「自分はこうしたい」「こうした方がいいのでは?」といった考えが自然と芽生えるようになるでしょう。
他人と自分は違って当たり前
自分がない人は、意見や意思を表に出すことで、周りに否定される不安が強いタイプといえます。
しかし、「他人と自分は違って当たり前」と気持ちを切り替えることで、意見を少しずつ言えるようになるはず。時に周囲の手も借りながら、今の自分にできることを探してみるのがおすすめです。
自分がない状態を脱却して、周りに流されないあなただけの人生を歩んでいきましょう。
(LIB_zine)
※画像はイメージです
※この記事は2024年04月01日に公開されたものです