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イライラしやすい人の心理や特徴とは? 対処法や直し方についても解説

井口藍

あなたの身の回りにイライラしやすい人はいますか? 彼らはなぜそのような性格なのでしょう? 本記事では、背景にある心理や共通する特徴、彼らとの上手な接し方について解説。また、自分がイライラする時の対処法も紹介します。

あなたの周りにちょっとしたことでもすぐにイライラする人はいますか?

人目をはばからず不満や怒りを口にしたり、不機嫌な態度をあらわにしたりして、気まずい思いをした経験がある人もいるかもしれません。

イライラしやすい人に振り回されない方法はあるのでしょうか?

今回は、彼らの心理状態や上手な接し方を解説。自分自身が怒りっぽくて悩んでいるという人は、そんな性格を直す方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

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イライラしやすい人の心理や性格の特徴

まずは、イライラしやすい人にはどのような心理や性格の特徴があるのかを、5つの観点から解説します。

(1)自分の思い通りにしたい

彼らは、自分の中での正解がはっきりしていて、周りがその通りにならないことにイライラする傾向があります。

特に、甘やかされて育ってきた人や、家族や身近な人が同じようにすぐ不満を態度で示すような環境で育った人は、わがままな振る舞いが無自覚であることも。

納得いかないことがあると、自分自身が否定されたような気持ちになり、不機嫌になってしまうのでしょう。

(2)せっかち

生まれ持った性格がせっかちだと、ささいなことでもイライラしがち

例えば、レジが混雑している、電車が数分遅れたなど、日常でよくある出来事にもストレスを感じてしまうのです。

このパターンは、自分がせっかちだと自覚している人が多いですが、イライラする気持ちを理性では抑えきれないのが悩みの種といえるでしょう。

(3)几帳面

きっちりしないと気が済まない几帳面な人も、イライラしやすい傾向があります。

ルーティーンや行動計画があると落ち着く一方で、それが狂うとストレスに。仕事はもちろん休日の予定すらも、急な変更やアクシデントがあると不機嫌になってしまう人が多いでしょう。

そんな自分に嫌気が差して、よりイライラすることもあるようです。

(4)感情を抑え込みやすい

周りの目を気にして思ったことが言えないタイプの人は、常に他者に合わせているストレスから不満を抱きやすくなっている可能性も。

自分以外の人や環境に行動をコントロールされやすく、本心とは異なる対応を取らざるを得ない状況が負担になっているのかもしれません。

嫌なことがあっても発散する方法を持っていないので、イライラが継続しやすいともいえます。

(5)人を頼るのが苦手

仕事が回っていない、悩み事があるなど、困っている時に周りに助けを求められない人もイライラしやすい傾向があります

人を頼ると評価が下がるのではないか、相談すると重い人だと嫌われのではないかなど、さまざまな思い込みが働いているのでしょう。

何でも1人で解決しなければならないという気持ちが、イライラした感情につながっている可能性があります。

イライラしやすい人への接し方

身近にイライラしやすい人がいると、自分もストレスがたまりますし、周りの雰囲気も悪くなるので良いことはありませんよね。

こんな時はどうすれば良いのでしょうか?

ここでは、イライラしやすい人への接し方について解説します。

(1)適度に同意する

イライラしやすい人は、周りに自分の感情を受け止めてもらうと落ち着きを取り戻すことがあります。

そのため、「そうだよね」「大変でしたね」など、適度にうなずきながら同意を示すと相手の気持ちも収まりやすくなるでしょう。

しかし、相手に配慮して共感しすぎると、言動がエスカレートしたり、周りからあなたも同じタイプだと誤解されたりするリスクがあるので注意が必要です。

(2)反応しない

あからさまにイライラを言葉や態度に表し、周りの雰囲気を悪くする人のことは、無視をするというのも手段の1つ

相手が不満を口にしていても聞こえないふりをしましょう。

察しの良い人であれば、自分の言動を反省して、イライラした感情をあらわにするのを控えてくれる場合があります。

(3)距離を置く

相手との関わり方に選択の余地があるなら、会わないようにするのもありでしょう。

同じ職場などで距離を置くのが難しい場合は、一緒にランチや飲み会に行くのを極力避け、イライラを態度で示し始めたら別の用事があるふりをしてその場を離れるなど、工夫をしてみるのがおすすめです。

周りが離れていくのに気づけば、相手も反省してくれるかもしれませんよ。

(4)あえてポジティブな対応をする

イライラしやすい人のせいで場の雰囲気が悪くなった時は、あえてポジティブな反応を示すのもおすすめです。

機嫌が悪い相手に、何事もなかったかのように笑顔で話し掛けたり、不満を口にしているのに被せて別の話題を投げ掛けたりしてみましょう。

一時の感情で怒りをあらわにしているだけなら、あなたのポジティブな姿を見て冷静さを取り戻してくれるかもしれません。

(5)冷静な時に指摘する

イライラしやすい人による実害が大きいなら、率直に指摘した方が良い場合も

伝え方は相手との関係性にもよりますが、基本的には2人きりで相手が冷静な時がおすすめです。

自分や周りの人がどう思っているか、どうしてほしいのかを丁寧に伝えてみてください。相手がイライラする気持ちに寄り添いつつ、こちらの要望を述べることがポイントです。

イライラしやすい性格の直し方4つ

中には、自分自身がイライラしやすい性格で悩んでいる人もいるかもしれませんね。

ここからは、怒りっぽい性格を直す方法について解説します。

(1)イライラする気持ちを受け入れる

「イライラしてはいけない」「イライラする自分はダメだ」と思うと、余計にストレスがたまる人も多いはず。

いきなり感情をコントロールしようとするのは難易度が高いので、まずは自分が抱いた気持ちを受け入れることから始めてみてください。何に不満を感じているのか、周りにどうしてほしいのかを考えてみましょう。

感情のままに動くのではなく、一度立ち止まることで客観的な判断ができるようになるはずです。

(2)自分がイライラしやすいポイントを分析する

イライラした時は、なぜそう感じるのかを考えてみてください。その場で考えるのが難しい時は、後でも構いません。

分析思考で捉えると、自分都合で物事を見ていることに気づいたり、どのような時にイライラしやすいかが分かったりします。

自身の感情の動きの傾向を理解することで、感情に支配されにくくなるでしょう。

(3)余裕を持つ

イライラしやすいのは、忙しくて心にゆとりがないからかもしれません。

最近のあなたは思うように行動できなかったり、周りからのサポートが得られずにパフォーマンスが下がってしまったりすることはありませんか?

思い当たる節がある人は、仕事でもプライベートでも、予定を詰め込みすぎないことや目標を高くしすぎないことを意識してみましょう

一度休息を取るなど、リラックスできれば自然と感情を上手にコントロールできるようになるはずです。

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(4)自分にできることから考える

イライラしやすい性格だという自覚がある人は、「自分が正しい」「周りが変わるべきだ」という考え方を手放しましょう

たとえ本当に自分が正しいとしても、自分自身を変えることで状況を改善できるかもしれません。

周囲に助けを求めたり、思っていることを素直に言葉に出して伝えるようにしたりして、察してもらおうと思わない姿勢も大事。自分が成長する機会だと前向きに捉えましょう

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イライラは百害あって一利なし

「イライラしやすい人」といえど、さまざまなタイプがいます。もしかすると、不器用さ故に、周りの協力を上手に得るのが苦手な人なのかもしれません。

身近に怒りっぽい人がいる場合は、彼らのタイプを理解して、上手な付き合い方を探してみましょう。

一方、自分自身がイライラしやすい性格だという人は、感情のままに行動するのは失うものばかりであることを心得て、上手に感情をコントロールする方法を見つけてくださいね。

(井口 藍)

※画像はイメージです

※この記事は2024年02月02日に公開されたものです

井口藍

下町に暮らすライター。愛する人と同じくらい、柴犬が好き。30代を折り返した今、これまでひととおり経験してきた酸いも甘いもをまとめて発信中。平日は働き者、休日は一歩も部屋を出ない日多数。趣味の読書は図書館で借りる&映画はサービスデーの節約派。

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