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働く女性に聞いた冬のボーナスの平均37.7万円。使いみち1位は?

#マネーニュース

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auじぶん銀行はこのほど、全国の働く女性500名を対象に「お金の意識とボーナス・投資」に関する調査を実施しました。

冬のボーナスシーズン到来! 働く女性の実態は?

2023年も残りわずかとなり、冬のボーナスシーズンに入りました。そこで今回、働く女性の冬のボーナス額や使いみち、年収への満足度のほか、今年の振り返り、来年の目標などと合わせて、お金に対する意識・実態を深掘りしました。

また一部の結果は、昨年の同様の調査と比較し、2022年と2023年でどのような変化があったのかを探っています。

※同調査における「貯蓄」「投資」は以下のように定義し調査をしています。

「貯蓄」…お金を蓄えること。普通預金や定期預金など、元本保証のある預貯金のこと
「投資」…現金・預金以外の元本が確保されていない資産を将来有望な投資先に長期的に投じ、資産を増やしていくこと

今年の冬のボーナス、約半数は変化なし! 平均金額は37万7,192円

働く女性に今年 2023年の冬のボーナスについて調査。「例年ボーナスがない」人を除き、今年の冬のボーナスが「変わらない・変わらない予定(53.4%)」と回答した人が約半数を占めました。

「減った・減る予定(10.0%)」「今年はない(8.7%)」と回答した人は合わせて18.7%で、昨年の割合とほぼ同数になりました。一方、「増えた・増える予定(12.1%)」は1割以上で、昨年の7.4%を上回る結果となりました。

実際にもらった(もらう予定がある)金額について聞いたところ、平均額は37万7,192円でした。

ボーナスは「貯蓄」派が約6割で昨年より減少! 「消費」派・「投資」派が増加

次に、ボーナスをもらった(もらう予定がある)人に、主な使いみち(最も金額をかけること)を質問したところ、「貯蓄(56.4%)」に最も多くの票が集まり、次いで「消費(25.1%)」「投資(13.9%)」という結果になりました。

昨年と比較すると、貯蓄の割合が約10%減り、消費や投資に最も金額をかける人が増えたことが分かります。

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。

「消費」する際の具体的な使いみち1位「旅行」、2位「趣味」、3位「外食」

また、主な使いみち(最も金額をかけること)が「消費」以外の人も含め、ボーナスを「消費」する際に、何に使うか聞いたところ、1位は「旅行(35.2%)」と3人に1人以上の人が回答。2位は「趣味(30.3%)」、3位は「外食(26.5%)」でした。

昨年は1位の「旅行」に続き、2位「外食」、3位「ファッション」「美容」(同率)という結果でした。昨年6位だった「趣味」が今年2位と大きく順位を上げており、趣味の優先度が高くなっていることがうかがえます。

約7割が自身の年収に不満あり!? 満足度が最も高いのは20代、低いのは40代

次に、ボーナスを含む年収の満足度を調査。「とても満足(6.4%)」「やや満足(26.2)」をあわせて、満足している人は約3割で、年収に不満を感じている人が約7割いることがわかりました。

年代別で比較すると、満足だと感じている人が多いのは20代が最多で40.8%。一方、不満足だと感じている人の割合は40代が72.8%と、一番多い結果になりました。

働く女性の2023年に頑張ったこと1位「仕事」、2位「貯蓄」、3位「美容」

昨年、2023年に頑張りたいことについて聞いたところ、1位「貯蓄(33.0%)」に続き、「運動・トレーニング(25.6%)」「美容(25.0%)」「仕事(24.2%)」「趣味(21.2%)」「ダイエット(20.2%)」「投資(15.4%)」という回答を得られましたが、今年は達成できたのでしょうか。

今年頑張ったことについて聞いたところ、1位は「仕事(37.6%)」で約4割近くの人が回答しました。

2023年に頑張りたいこと1位だった「貯蓄」は19.0%で2位にランクイン。次いで、3位に「美容(18.0%)」、4位に「趣味(16.8%)」「運動・トレーニング(16.8%)」と、頑張りたいこととして挙げていたものが上位に入る結果となりました。

今年やり残したことを質問してみると、ダイエットや恋愛、資格や投資の勉強、副業、旅行について後悔している意見が多く見受けられました。

【今年やり残したこと10選】

【勉強・お金】
・今年目標にしていた資格取得ができなかったこと(27歳・東京都)
・投資に関する知識を備えること(45歳・東京都)

【副業】
・副業。自分で稼ぐ力を身につけるための勉強と実践をしたかった(26歳・福岡県)

【美容】
・もっと美容にお金と時間をかけたかった(46歳・東京都)
・目標体重に達していないので残り2ヶ月でできる限り頑張りたい(43歳・福岡県)

【恋愛】
・恋人を作るための努力をもう少しすべきだった(22歳・北海道)

【趣味】
・節約を意識しすぎて旅行に行かなかった(35歳・埼玉県)
・推しのコンサートに行けなかった(35歳・東京都)

【その他】
・家の掃除、片付け、実家でゆっくりする(50歳・沖縄県)
・家を買う(28歳・埼玉県)

また、来年2024年に頑張りたいことについて調査しました。

結果、1位は昨年同様「貯蓄(38.6%)」と、約4割の人が回答。「貯蓄」は前述の「今年頑張ったこと」2位にランクインしたものの、19.0%に留まる結果になりましたが、来年こそ頑張りたい人は多いようです。

そのほか、「運動・トレーニング(31.0%)」や「美容(29.8%)」「趣味(29.4%)」「仕事(29.4%)」が上位に。また、約5人に1人が「投資(20.2%)」と回答しました。

8割以上が円安・物価の高騰に影響を受けていると回答!

昨今の世情を踏まえると、お金について考える場面がより多くなってきていると考えられます。実際に、円安や物価の高騰に影響を受けていると感じている人は、「感じている(51.6%)」「どちらかというと感じている(33.6%)」を合わせて85.2%でした。

昨年の調査で、「感じている(41.4%)」、「どちらかというと感じている(35.6%)」と回答した人を合わせた77%と比較すると、影響を受けていると感じている人が8.2%増加していることがわかります。

さらに、家計に何らかの影響を感じている人に、具体的に以前よりお金がかかると感じているものについて調査。

その結果、1位は8割近くの人が回答した「食品・飲料(77.0%)」で、次いで2位「日用品(50.2%)」、3位「電気・ガス・水道(49.3%)」という結果になりました。生活必需品に以前よりお金がかかると感じている人が多いことが見て取れます。

実施している対策の1位は「節約」、今後始めたいことの1位は「投資」!

円安や物価の高騰で、家計に少しでも影響があると感じている人に、その対策として現在やっていることについて聞くと、「節約(60.8%)」「貯蓄(44.8%)」に多くの票が集まりました。

また、4人に1人以上が「投資(26.7%)」をしていることがわかりました。昨年「投資」と回答した20.7%と比較すると、若干ではありますが増加しています。

今後始めたいと思っていることについても聞いたところ、1位は「投資(20.9%)」でした。こちらも、昨年の回答した16.5%と比較すると増加しており、お金を動かす「投資」への関心の高さがうかがえる結果となりました。

実施している投資1位には「つみたてNISA」がランクイン!30代の実施率が最多

次に、円安や物価高騰の対策として投資をしている人に、具体的に何をしているか質問したところ、1位「つみたてNISA(53.2%)」、2位「投資信託(44.4%)」、3位「株式(42.7%)」という結果になりました。

さらに上位5位までにランクインしたものを、年代別で比較しました。全体で1位にランクインした「つみたてNISA」の実施率は、30代が61.5%と最も多く、20代、40代は半数を超える結果となりました。

「投資信託」においては40代、50代での実施率が50.0%と最多で、20代では34.5%に留まる結果となりました。「株式」では、50代の実施率が最も高く62.5%という結果に。それに対し、20代は24.1%で、50代の半分以下という結果になりました。1位の「つみたてNISA」は年齢層が低めの人から、「株式」は年齢層が高めの人からの人気が高いことがうかがえます。

 

お金・投資について考える年末に

今回の調査では、昨年に続き、来年頑張りたいことの1位に「貯蓄」、円安や物価高騰の対策としてやってみたいこと1位に「投資」がランクインする結果となり、お金への関心の高さがうかがえました。

対策として実施していることの1位となった「貯蓄」、今後やってみたいことの1位の「投資」は、昨年と比較するとわずかながら増加しており、その意識の高まりが見て取れます。

また、約8割の人が円安や物価高騰で家計に影響を受けていると回答していることからも、将来のお金に対して不安を感じている人は少なくないのではないでしょうか。

2024年1月からはいよいよ新NISAがスタートします。これまで「投資」に一歩を踏み出せなかったという人も、この年末に自身のお金と向き合い、少しずつ学んでみてはいかがでしょうか。

調査概要

・調査テーマ:
(1)2023年版 働く女性のお金の意識とボーナス・投資に関する調査
(2)2022年版 働く女性のお金の意識とボーナス・投資に関する調査

・調査方法:ウェブアンケート調査
・調査対象者:全国の20代〜50代の働く女性500名

・調査実施日:
(1)2023年10月30日〜10月31日
(2)2022年11月9日〜11月10日

・調査主体:auじぶん銀行

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※この記事は2023年12月25日に公開されたものです

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