平均予算はいくら? 2024年のお年玉事情を調査
インテージは、全国の15歳から79歳の男女(5,000人)を対象に「お年玉」に関する調査を実施し、その結果を発表しました。
渡す方法は「現金」が断トツ
まず、来年のお年玉を渡す予定について尋ねたところ、「予定あり」は46.8%、「予定はない」は41.8%、「わからない」は11.4%となりました。
「予定あり」と答えた人に予算総額を聞いてみると、平均は2万5,099円となりました。昨年に比べて1,442円の増加となっています。
1人に渡す金額については、小学生未満では「~1,000円」(44.9%)、小学1~3年生では「1,000円超~3,000円」(50.3%)、小学4~6年生では「1,000円超~3,000円」(40.9%)、中学生では「3,000円超~5,000円」(49.1%)、高校生では「5,000円超~10,000円」(48.8%)、大学生・専門学校生・短大生では「5,000円超~10,000円」(67.7%)がそれぞれ最多となりました。
1人に渡す金額を昨年と比較すると、どの学齢においても減少していました。小学生未満では、23.8%だった「~1,000円」が44.9%と倍増し、中学生では昨年は「5,000円超~10,000円」が45.6%で最も多かったものの今年は「3,000円超~5,000円」(49.1%)が最多となっています。
お年玉を渡す方法・もらいたい方法については、自分の子ども・孫・親戚の子どものそれぞれトップは「現金(手渡し)」でした。いずれも9割前後となっています。自分の子ども相手では、「振り込み」が3.7%、孫相手では「現金書留」が5.0%、親戚の子ども相手では「現金書留」が2.9%で次いでいます。
「スマホのキャッシュレス決済」は、いずれの相手に対しても1%未満に。理由としては、「現金の方がもらったという実感がわく」(41.0%)が最多となっている。5位の「現金を渡した時の子ども・孫の表情・笑顔が見たい」の回答率は20.1%で、昨年よりも増加しています。
最後に、お年玉をもらう側(20歳以下)に、もらい方として「スマホのキャッシュレス決済」の希望を確認したところ、「スマホのキャッシュレス決済でもらいたい」の回答は27.4%でした。理由のトップは「普段スマホのキャッシュレス決済を使っていて便利」で66.7%でした。
自分が子どもだった頃とは変わりつつあるお年玉事情。今後もまた変化があるかもしれません。
調査概要
調査地域:日本全国
対象者条件:15歳~79歳の男女
有効回答数:5,000人
調査実施:11月24日~27日
(フォルサ)
※この記事は2024年01月11日に公開されたものです