「信用」「信頼」の違いとは? 意味や使い分け、言い換え表現を解説
「信用」をビジネスで使う時の使い方・例文
まず「信用」は、「用いる」という言葉に「使用する」「利用する」「採用する」という意味が含まれることから、物や人に対して使われるケースが多いです。
ただし、人に対して使う場合、「用いる」という単語に「使役する」というニュアンスが含まれるため、上司や同僚に対してこの言葉を使うのは避けた方がベターかもしれません。
例文
「信用」しているということは、そう判断するだけの裏付けがあるはずですから、「~なので」や「~だから」といった判断材料や理由をつけ加えておくと、印象や主観で言っている訳ではないことが相手に伝わり、意思疎通がスムーズになります。
・「あの会社の製品はアンケートでも評判が良かったので、信用できます」
・「この間のプレゼンの様子を見たから、彼のことは信用しているよ」
「信頼」をビジネスで使う時の使い方・例文
対して「信頼」は、明確な判断基準はないけれど、対象のことを主観的に信じており、心理的に「頼りにしている」という時に使います。
また、「信用」がやや一方的な行為であるのに対し、「信頼」は相手の人間性・価値観などを信じていることから、比較的、相互的な行為であることもポイントです。
・「彼女のことは本当に信頼しているから、いてくれると助かるよ」
・「彼は上司の信頼を裏切った」
・「チームのメンバー間に信頼関係が築けていると、仕事がスムーズに回る」