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「信用」「信頼」の違いとは? 意味や使い分け、言い換え表現を解説

にほんご倶楽部

「信用」「信頼」の類義語

ここまで「信用」「信頼」の意味の違いや使い方をみてきましたが、ビジネスシーンでは、同じく「信じる」という意味をもちながら、信じた後にどのような行動をとるかによって、ふさわしい言葉が違ってきます。いくつか紹介します。

(1)信憑(しんぴょう)

「信憑」は「信じてよりどころとする」という意味があり、情報やデータ、発言などを信用する時に使われます。ちなみに「あのニュースには信憑性がある」など、「信憑性」という単語として使われることがほとんどです。

(2)信任(しんにん)

「信任」は「信じて任せる」と書くことから、何かを具体的に任せる時に使われます。ビジネスの上では「信任する意思表示を過半数集めたため、彼が役員に選ばれた」など、能力を信じた上で、職位や業務を任せる時に用いましょう。

「信用」は根拠があって信じる時、「信頼」は主観的な判断で信じる時

「信用」は論理的な裏付けがあって信じ、「信頼」は全体的な印象で信じるという判断基準の違いがあります。

それに加え、「信用」は信じて用いる、「信頼」は信じて頼るという、信じた後の行動によるニュアンスの違いもあることが分かりました。

ビジネスシーンでは頻繁に使われる言葉のため、意味の違いを理解した上で使い分けていきましょう。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2023年12月19日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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