をから始まる食べ物3選。他のひらがなと比較して数が少ない理由とは?
「を」から始まる食べ物には、どんなものがあるでしょうか? なかなか思いつかない人も多いはず。今回は、「を」から始まる食べ物はあるのかについて深掘りしていきます。
あなたは、「を」から始まる食べ物を思いつきますか?
他のひらがなと比較して、「を」から始まる言葉はとても少ないです。その理由は何なのでしょう?
今回は、「を」から始まる食べ物について解説していきます。
「を」から始まる食べ物はある? 数が少ない理由とは
「を」から始まる食べ物は、商品名などではありますが、野菜や魚、料理名といったものでは存在しません。
まずは、その理由について解説します。
(1)「を」は言葉同士をつなぐための助詞だから
「を」はそもそも、単語と単語をつなぐための助詞として用いられることが多いです。
現代ひらがなの50音のうち「お」と発音が同じですが、基本的に単独では使用せず動詞と合わせて使う文字。
それ故、固有名詞の中に含まれることが少ないと考えられます。
(2)現代では「を」ではなく「お」を使うことが定番だから
平安時代などで用いられていた歴史的仮名遣いでは、「お」を表す音として「を」が使用されることもありました。
しかし、歴史をさかのぼっても「を」を食べ物に使うことはほとんどありません。その影響から現代の食品の名前も「を」ではなく、「お」の表記が定番になっていると考えられます。
故に、「を」から始まる食べ物があるとしたら、それは基本的に商品名であるといえるでしょう。
「を」から始まる食べ物一覧
では、「を」から始まる食べ物の商品にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、3つ紹介します。
・をぐら昆布:新大阪小倉屋が販売する昆布
・をちこち:名古屋の両口屋是清(りょうぐちやこれきよ)が販売する大納言小豆を使った焼き菓子
・をぐら山春秋:京都のおかき専門店の小倉山荘が販売する代表的なおかき
「を」から始まる食べ物は少ないけれど存在する!
「を」はひらがなの中でも、言葉と言葉をつなぐ助詞の役割を持ち、単独で用いられることが少ないめずらしい文字です。そのため、基本的に野菜や魚、料理名などに使われることはありません。
しかし、商品名の中には「を」から始まる食べ物が存在します。今回紹介した3つの商品を覚えておけば、いつか役立つ時が来るかもしれませんよ。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2023年11月29日に公開されたものです