お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「させていただいております」は正しい敬語? 言い換え表現も紹介

にほんご倶楽部

「させていただいております」の言い換え表現

「させていただいております」は間違った敬語ではありませんが、回りくどい印象を与えやすいのも事実。そこでここでは、「させていただいております」の言い換え表現を紹介します。

(1)「しております」

「させていただいております」は敬語として間違いではないものの、場合によっては冗長な印象を与える可能性も。

また、「させていただく」の使用条件に当てはまらない場合、不適切な敬語になってしまいます。

これらの場合、シンプルに「しております」に言い換えると良いでしょう。

例文

・「この本は○○課長からお借りしております

・「御社の製品は私も愛用しております

(2)「いたします」

「~します」と丁寧に言いたい場合、「いたします」も使えます。「いたします」は「する」の謙譲語である「いたす」に丁寧語の「ます」がついているので、十分丁寧な表現です。

例文

・「在庫を確認いたします

・「それでは指定の日程で宿を手配いたします

「させていただいております」は使い方に注意が必要

本文で解説したように、「させていただいております」は二重敬語ではなく、敬語として間違いではありません。

ただし、「相手または第三者の許可を受けて行う」「そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちがある」という条件に当てはまらない場合に使うと不適切な表現になってしまうため、使う場面を間違いやすい言葉ともいえます。

また、「させていただいております」は回りくどい印象を与える場合も。間違いや誤解を避けるため、適宜「しております」など別の表現に言い換えましょう。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2023年11月14日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

この著者の記事一覧 

SHARE