「させていただいております」は正しい敬語? 言い換え表現も紹介
「させていただいております」という言葉を見聞きして、「二重敬語なのでは」と気になったことがある人はいるでしょう。本記事では、「させていただいております」が正しい敬語なのか、例文を交えて解説。また、言い換え表現も紹介します。
目上の人に対して、「確認させていただいております」などと「させていただいております」を使う場合があります。
しかし、人によっては「二重敬語なのでは」「回りくどいので敬語として不適切なのでは」と感じることもあるでしょう。
では、「させていただいております」という言葉は、敬語として間違っているのでしょうか。
本記事では、「させていただいております」が正しい敬語なのか、例文を交えて解説。また、言い換え表現も紹介します。
目次
「させていただいております」は二重敬語?
結論からいうと、「させていただいております」は二重敬語ではありません。
そもそも二重敬語とは、「謙譲語+謙譲語」「尊敬語+尊敬語」のように、1つのフレーズの中で同じ種類の敬語が重なっている言葉をいいます。
「させていただいております」は、以下の構成になっているので、二重敬語の定義に当てはまらないのです。
・「させてもらう」の謙譲語「させていただく」
・「いる」の丁重語「おる」
・丁寧語「ます」
▶次のページでは、「させていただいております」の正しい使い方と間違った使い方を例文とともに紹介します。