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詩を“読む”じゃなくて“浴びる”!? LUSHの新バスボムで最高にリラックスできた話

#トレンドニュース

瑞姫

2023年10月26日(木)に東京・高円寺にある小杉湯で、LUSHの『Bathing & Poetry』インスタレーション+新商品お披露目会が開催されました。

今回のイベントは、心身ともに満たされた状態を表す、Well(よい)とBeing(状態)が組み合わさった“Well-being(ウェルビーイング)”をテーマにした、「詩を浴びる」お風呂の体験「Bathing & Poetry」プロジェクトの第二弾。このプロジェクトは今年の7月から行われています。

新商品の2種類のバスボム「スローダウン」と「イントゥーネイチャー」は、バスボムが溶けだすと中に隠されていた詩が浮かび上がり、優しさや知恵、自分を見つめ直すためのインスピレーションを与えてくれるバスボムです。

今回はそんなLUSH新商品と小杉湯のコラボレーションということで、先頭の湯船にバスボムを入れて楽しむというインスタレーションを楽しませていただきました!

小杉湯×LUSHの詩に触れるインスタレーション

筆者が以前住んでいた高円寺で、たまに立ち寄っていた小杉湯さん。木造の建物なんですが、文化庁から登録有形文化財に認定されているほど歴史が古いんです。ただ、掃除が行き届いているので中がとってもきれいなんですよ〜!

湯上りどころに置いてある漫画や本、アイスクリーム、ドリンクのセンスもすごく良いので、ついついゆっくりしてから帰っちゃうんですよね。

早速、自分で選んだバスボムを手にとって、ロッカーに荷物を入れたら浴場へ。高い天井には、ライトで照らされた詩人・菅原敏さんが書き下ろした「LUSHの詩」のインスタレーションが展示されていました。

他にも、髪の毛を洗っている際や湯船に浸かっている際にふと目に入る位置に詩が飾られており、普段は忙しなく生きている人も、お風呂の時間ならゆっくりと詩に触れられるんじゃないかなと思います。文章を読むのが苦手な人でも、スッと心に入ってきそうです。

小杉湯×LUSHで足湯体験&詩の処方

私はフレッシュな香りがする気品あるミルキーブルーの「スローダウン」をチョイスし、いざお湯の中へ。もう一方の「イントゥーネイチャー」は、木々の柔らかい香りがするアップルグリーンカラーのバスボムです。

提供写真

銭湯の湯船にバスボムを入れるなんて、なんだか悪いことをしている気分だな……。なんてことを考えていたのですが、足先からじんわりとポカポカしてきて、徐々にシュワシュワと音を立てて溶けるバスボムや湯船が染まっているのを見ると、いつしか幸せな気持ちでいっぱいになってきました。

ボーッとしながら壁に貼られた様々な詩を眺めていると、ふと浮かび上がるのが自分への“詩の処方箋”。

すくい上げてじっくり読んでみると、「なるほど、これは処方箋だ」と感じるような、どこか自分へ寄り添う言葉のような、次の一歩を踏み出すようなヒントになるような言葉が書かれていました。

いけない、いけない
静かにしてゐる此の水に手を触れてはいけない
まして石を投げ込んではいけない
一滴の水の微顫も
無益な千万の波動をつひやすのだ
水の静けさを貴んで
静寂の価を量らなければいけない

――高村光太郎

詩の読み取り方は人の数だけあると思います。

私のバスボムには高村光太郎さんの詩が入っていたのですが、“いけない、いけない”には自分の行動を見つめ直すようにハッとさせられましたし、“一滴の水の微顫も無益な千万の波動をつひやすのだ”という言葉には、なんだか勇気をもらえました。

提供写真

選ぶ瞬間のワクワクも、湯船にとかしてゆっくりと香りを楽しむ落ち着きも、詩を読む楽しみも、今日や明日を生きるヒントもくれる、フォーチュンクッキーのようなバスボム。本当に商品の魅力がこれでもかというほど伝わるインスタレーションでした。

ちなみに、洗い場のシャンプー、トリートメント、ボディーソープ、風呂上がりのスキンケアアイテムにLUSHが用意されていたのも最高。銭湯でLUSHの商品を使えるなんて幸せすぎる……。コラボ期間中にぜひ訪れたいです(※コラボレーションは11月1日で終了しました)。

誰かにプレゼントしたくなるバスボール

この日はお土産新商品2種類をいただき、一つは自分で、もう一つは友達にプレゼントしたのですが、本当にこれは誰かにプレゼントしたくなるバスボムだなと思いました。

もちろん、LUSHの製品はどれもギフトに最適なんですが、お風呂でゆっくり湯船に浸かって、バスボムが溶けて徐々にお湯の色が変わっていく様子を一人でぼんやり見ていると落ち着くし、リラックスできる。

提供写真

さらに、そんな状態で最後にふわふわと現れる詩をそっと手に取ると、なんだかいつもより言葉がジーンとしみていく感じがするんです。まさに、“詩の処方箋”という言葉がぴったり。

一人でじっくりとリラックスして1日の疲れを癒すことができると約束された空間って、意外にお風呂しか無いのかも。

自分の今の状況に語りかけるような言葉は、時に労い、時に力をくれます。自分のご褒美や誕生日にはもちろんですが、私はいつもがんばっている大切な人の“なんでもない日のギフト”として贈るのもすてきだなと思い、私は日々仕事をがんばっている友人にプレゼントしてみました。

『Bathing & Poetry』シリーズの新商品2種「スローダウン」と「イントゥーネイチャー」。ぜひ、その時のインスピレーションにしっくりくるものや自分に必要だと思う方を、その時々で選んでみてください。きっと自分にぴったりの詩が処方されるはずです。

https://lush-bathingpoetry.com/

(取材・文:瑞姫)

※この記事は2023年11月05日に公開されたものです

瑞姫

フリーランスの取材・インタビューライター、コラムニスト。主にエンタメ、トレンド、グルメ、ビジネスカテゴリで活動中。

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