共感力がない人の特徴とは? 相手別の接し方を解説【彼氏・友達・上司・親】
共感は円滑なコミュニケーションにおいて大切な要素の1つです。しかし、世の中には人の気持ちに寄り添うことが苦手な人もいるでしょう。今回は、共感力がない人の特徴と相手別での上手な接し方を解説します。
周囲に他人の気持ちを理解しようとしない人はいませんか?
共感力がない人と一緒にいると、話がかみ合わず精神的に疲れることもあるでしょう。そのような人とはどのように接していけば良いのでしょうか。
今回は、共感力がない人の特徴について解説します。また、相手別で上手な接し方についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
共感力とは
「共感力」とは、人の気持ちに寄り添える力のこと。相手が話していることに対し「その通りだね」「あなたのこと分かるよ」と、同調している状態です。
共感力が高い人は、他者の気持ちを察して、何を望んでいるのか理解することが得意でしょう。信頼関係を築き上げるためのコミュニケーション能力が高い人ともいえます。
共感力がない人の特徴
共感は、円滑なコミュニケーションにおいて大切な要素の1つですが、世の中には共感力が高い人ばかりとは限りません。
ここからは、人の気持ちに寄り添うのが苦手な人の特徴を5つ紹介します。
(1)自己中心的
共感力がない人は、基本的に他者に対して興味がなく自分中心で物事を考える傾向があるでしょう。そのため、他人が望んでいることを理解できないことが多いようです。
中には、周りに迷惑を掛けていても気にせずに、「自分が幸せであれば他人はどうでもいい」という考えを持っている人も。
自己中心的で他者に寄り添った行動が苦手なために、周囲から空気を読めない人だと認識されている場合もあるでしょう。
(2)支配欲がある
共感力がない人の中には、相手の気持ちを考えることができず、何でも自分の思い通りにならないと気が済まないという人も存在します。このタイプは、他人を支配下に置き、操ろうとしてくるでしょう。
思い通りにならない時は、怒ったり、すねたりすることも。
共感力がない人の中でもまれなタイプですが、彼らは身勝手な行動が目立ちやすく、感情のコントロールが苦手でしょう。
(3)自己顕示欲が強い
彼らは共感力が高い人に比べると、「他者よりも目立ちたい」という気持ちが強い傾向にあります。
負けず嫌いな性格の人も多く、マウントを取ろうとすることもあるでしょう。
また、誰かが悩みを打ち明けたら「自分はもっとつらいことがあった」と、全て自分の話に持っていこうとするのも特徴といえます。
(4)他人の価値観が理解できない
共感力が低い人は自己中心的な考え方をしがちなので、他者の価値観を理解するのが苦手です。
自分が常に正しいと思っており、自分自身を客観視できない傾向にあります。時には、他人の意見を否定することもあるかもしれません。
頑固で自分が1番だと思い込んでいるために、他の考えを素直に受け入れることができないのでしょう。
(5)思いやりがない
共感力がない人は、他人に対する思いやりに欠けているのも特徴です。困っている人や、悩みがある人の気持ちに寄り添うことが苦手でしょう。
人が気にすることを平気で発言してしまい、周囲からデリカシーのない人だと思われている可能性も。
【相手別】共感力がない人と上手に付き合う方法
他者の気持ちに寄り添うことができない人とは、どのように関係を続けるべきか悩みますよね。
ここからは、共感力がない人との上手な付き合い方を相手別に解説します。
(1)彼氏・彼女
共感力がない彼氏や彼女には、こちらから積極的に優しく接することを意識してみましょう。
また、ささいなことでも「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるのもおすすめです。「他人は自分を映す鏡」という言葉があるように、こちらから気遣うことで相手が思いやりのある人になってくれるかもしれません。
しかし、あまりにも恋人が自分のことしか考えないようであれば、あなたが不快な思いをしていることに気づいていない可能性があります。この場合は、「こちらのことも考えてほしい」と、正直な気持ちをぶつけてみましょう。
(2)友達
共感力がない友達には、こちらのことを理解してもらおうと期待せずに接するのがおすすめ。
相手に合わせてばかりでは精神的に疲れてしまいます。一緒にいてストレスを感じるのであれば、極力関わらないことが大切です。
どうしても離れることができない場合は、適度な距離感を保ちましょう。
(3)上司
職場の上司だと、業務を進める上で関わらずにはいられないのが難しいポイントです。しかし、それも仕事だと割り切って接してみてください。
職場では必要最低限の付き合いを心掛け、プライベートでは関わらないようにすると良いでしょう。
ただし、上司の態度が業務に支障をきたすくらいひどい場合は、周囲に相談するのがおすすめ。我慢せずに悩みを打ち明けることで、ストレスの原因が解消されるかもしれません。
(4)親
「親から認めてもらえない」「子どもの気持ちを理解してくれない」と悩んでいる人もいるでしょう。いくら家族であっても、共感力がない人と暮らすのは大きなストレスになりますよね。
関係を改善したい人は、親の気持ちに寄り添うことで良好なコミュニケーションを取るようにしてみましょう。こちら側から歩み寄る姿勢が大切です。
また、「こういう人だから仕方がない」と割り切ることで、多少はストレスが軽減されるかもしれません。
共感力がない人とは割り切って接すること
共感力がない人は、マイペースで自己中心的に生きている人が多いでしょう。基本的に他人に興味がないので、相手の気持ちを考えることが苦手な傾向にあります。
彼らと上手に付き合うためには、割り切ることが大切。共感力がない人の特徴を理解し、期待しすぎないことで心に余裕を持つことができるかもしれませんよ。
(なかむらみほ)
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※この記事は2023年10月27日に公開されたものです