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人の気持ちがわかる人の特徴は? 他者の考えを理解するための方法も紹介

古川 えのき

人の気持ちがわかる人は、他者に共感する能力が高い傾向にあります。どうしたら彼らのような思いやりの心を持つことができるのでしょうか。今回は、人の気持ちがわかる人の特徴や、他者の考えを理解できる人になるための方法について解説します。

傷ついた人に寄り添えたり、相手の状況に配慮できたりするような人の気持ちがわかる人は、魅力的に感じられますよね。彼らの共通点は何でしょうか?

今回は、人の気持ちがわかる人の特徴や、他者の考えを理解できる人になるために意識すべきポイントについて解説します。

人の気持ちがわかる人の特徴

人の気持ちがわかると、仕事でも恋愛でも、人間関係が円滑になりそうですよね。ここでは、相手の考えを理解できる人に共通する特徴を紹介します。

(1)相手の立場になって考えることができる

人の気持ちがわかる人は、相手の置かれた状況や立場を自分のことのように考えられる傾向があるでしょう。

周りの人が困っていたり悲しんでたりする時に、「自分だったら何をしてもらうとうれしいだろうか?」と想像する習慣がついているのかもしれません。

相手が何を求めているのかを察して動くことが得意なので、仕事での評価も高いでしょう。恋愛でも相手のことを思いやることができる良いパートナーになりそうですね。

(2)周りの人に興味関心を持っている

人の気持ちがわかる人は、周囲に興味がある人が多いでしょう。他者のことをよく見ているからこそ、周りのささいな変化にも気づくことができるのです。

困っている人がいたら「何かあったの?」といち早く反応し、優しく話を聞いてくれるでしょう。

(3)相手の話に共感し寄り添う

人の気持ちがわかる人は、相手が悩み悲しんでいることに共感し、寄り添う傾向があります。

悲しんでいる人に、「そんなにネガティブに考えると良くないよ」「マイナス思考は損だよ」と言うのは、場合によっては自分の考えを押し付けているように捉えられてしまうかもしれません。

しかし、彼らは相手の話を遮ることなく、最後まで聞いた上で優しく寄り添ってくれるため、周囲から「人の気持ちがわかる人」として認識されるのでしょう。

(4)言葉を選んで丁寧に話す

人の気持ちがわかる人は、自分の言葉が相手を傷つけないか考えてから発言する人が多いです。

同じ内容でも言い回しによって、受け取る側の印象は変わりますよね。彼らは相手がどのように感じるかを一番に考えて、正論でも傷つけるような言葉は避けるようにしているでしょう。

(5)冷静に人のことを観察している

人の気持ちがわかる人は、感情的になることは少ないです。冷静に相手のことを観察して、「相手が本当に言いたいことは何だろうか?」と考える傾向があります。

それ故に、もし意見の食い違いがあったとしても感情的に自分の考えを押し付けてくるようなことはせず、落ち着いた話し合いができるでしょう。相手の真意を読み取り、理解しようと努める傾向があります

人の気持ちがわかる人は疲れる?  その理由とは

人の気持ちがわかる人は、他者への共感能力が高いが故に疲弊してしまうこともあるようです。その原因は何なのでしょうか?

ここからは、人の気持ちがわかる人が疲れてしまう代表的な理由を3つ紹介します。

(1)競争事に向いていないから

人の気持ちがわかる人は、他人と激しく争うような環境にいると疲弊してしまうでしょう。

たとえ自分が優位なポジションにいたとしても、心優しい彼らは周囲の劣勢な人たちに感情移入してしまうため心が落ち着かないのです。恋愛でも誰かと競う、比べられるような瞬間は苦手でしょう。

(2)相手の言葉や行動を深読みしてしまうから

人の気持ちがわかる人は、相手の言葉や行動の真意を考えすぎて疲れてしまう傾向があります。

例えば、「なんでこんなことしたの?」という何気ない一言に対して、相手が怒っているんじゃないか、何か失敗したのだろうかとあれこれ深読みしてしまうのです。

さまざまな考えが頭の中をよぎり、心が疲れてしまいます。相手が意図することを読み取ろうと、無意識のうちに多くのことを気にしてしまうのでしょう。

(3)私生活や恋愛でも気を使いすぎてしまうから

多くの人は仕事とプライベートでオンとオフの切り替えをしているはず。

しかし、人の気持ちがわかる人は、私生活や恋愛でも相手のことを考えて、なかなかリラックスすることができないようです。

楽しいはずの時間も、周囲に気を使いすぎて疲れてしまうことがあります。

人の気持ちがわかる人になるにはどうしたら良い?

では、人の気持ちがわかる人になるためには、どんなことに気を付けると良いのでしょうか? ここからは、他者の考えを理解するポイントを5つ紹介します。

(1)相手の話を最後まで聞く

誰かが話している時は最後まで聞くようにするのが、人の気持ちがわかる人になるための第一歩

人の話を聞いていると、つい途中で口を挟みたくなったり、自分の意見を言いたくなったりすることもあるでしょう。

しかし、話を遮ってしまうと、相手は「最後まで聞いてもらえなかった……」「言いたいことが言えなかった……」と心を閉ざしてしまう可能性も。

まずは最後まで内容を聞いて、その人が何に対してどう思ったのかをきちんと理解する姿勢が大切でしょう。

(2)相手の立場になって考える癖をつける

困っている人や悲しんでいる人がいたら、相手の立場になって考えるようにするのも人の気持ちがわかる人になるための1つの方法です。

「自分が同じ経験をしたらどう思うだろうか」という思考を常に持つことで、他者のことを思いやった適切な言葉を掛けてあげられる人になれるでしょう。

(3)話す前に一呼吸置いて考える

感情的になりやすい人や、思ったことをすぐ口にしてしまう人は、話す前に一呼吸置いて考える癖をつけるようにするのがおすすめ。一度自分の発言がどのように解釈される可能性があるかを想像してみてください。

少し言い回しを変えたり、落ち着いて意見を述べられたりするようになるだけで、周囲からの印象が良い方向に変わるはずです。

(4)まずは労いの言葉を掛ける

人から相談事を持ち掛けられた時は、正論よりもまず「つらかったね」「頑張ったね」と、相手に寄り添ったコミュニケーションを心掛けましょう

相談する人は、自分の気持ちを聞いてほしいと思っている人が多いはず。その意図を汲み取って、共感する姿勢を意識すると他者のことを理解できる人に近づけるでしょう。

相手の様子が落ち着いてきたら、アドバイスや自分の意見を述べてあげるのもおすすめです。

(5)いろいろな人の考えを聞く

周囲の人の考えを積極的に聞くことで、物の見方は1つだけではないと気づくきっかけになります。視野が広がることで、いろいろな価値観を柔軟に受け入れることができるようになるでしょう。

自分の意見に固執するのはやめて、周囲の人の考えを尊重するようにすると、おのずと人の気持ちがわかる人になっていけるはず。

人の気持ちがわかる人は相手に共感し寄り添える人

人の気持ちがわかる人は、相手の立場になって考えることができたり、言葉を選んで話すことができたりと、見習いたい点がたくさんあります。

時には寄り添いすぎて疲れてしまうこともあるかもしれませんが、それは自分だけでなく他者も大切にしているからこそでしょう。

人の気持ちがわからないと悩んでいる人は、今回紹介した方法を参考にしてみてくださいね。まずは行動から変えていくと、徐々に相手に寄り添えるようになっていきますよ。

(古川 えのき)

※画像はイメージです

※この記事は2023年09月28日に公開されたものです

古川 えのき

人生で選んではいけない選択肢ばかり選び続け、どん底の人生を歩む。その後、30代で知り合った彼氏(現旦那)から教わった食事療法、心理療法、運動習慣などを実践して人生が好転する。心と体が調和し、現在スピリチュアルにも目覚める。

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