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【File40】リラックス志向のマットレスブランド商品企画職の場合

#私たちのしごとバッグ

ミクニシオリ

いつも輝くあの人は、仕事でどんなバッグを使っているんだろう? バッグとその中身は、仕事への姿勢や価値観を映す鏡。企業で働くマイナビウーマン世代の女性をインタビューし、彼女たちの仕事バッグをのぞく連載です。

取材・文:ミクニシオリ
撮影:三浦晃一
編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部

睡眠は健康の資本。毎日を元気に、そして美しく過ごすために、欠かせない習慣です。

ですが、寝るという行為は私たちにとってあまりにも当たり前のことで、気がつくと疎かにしやすいものでもあります。

D2C寝具ブランド「NELL」を展開する株式会社Morghtで、マットレスなど寝具の企画開発を担当する長谷川さんは、Morghtに入社して自身の睡眠をはじめとしたウェルネス習慣を見直し、より輝きながら働けるようになったのだそう。

「朝(Mornig)起きてから(to)夜(Night)寝るまでの、人々の生活を豊かにする」を理念に掲げるMorghtでは、社員の生活や仕事環境も豊かであるよう、リラックススタイルでの出社が風土になっています。

自分らしいスタイルで働く長谷川さんの仕事バッグの中は、忙しい日々にほっと息を抜ける「ウェルネスのヒント」が詰まっていました。

長谷川 美聡さん

北海道出身。横浜市立大学を卒業後、2019年にキュレーションアプリを運営する会社に入社。広告営業に従事した後、営業部の横串機能を担う部署に異動。業務フローの改善や人材育成などに携わる。

ものづくりに携わりたいという思いから、2022年に株式会社Morghtに転職。同社で商品企画を担当。

長谷川さんのしごとバッグは、のナイロン2WAYバッグ。肩肘張らないカジュアルさとシックさを併せ持っていて、長谷川さんのナチュラルな雰囲気にマッチしています。

「普段からPCを持ち歩くことが多いので、収納力はありながらも、毎日持ち歩くのに苦にならない軽さのものを求めていて、このバッグに出会いました。出社の時はリュックにもできるし、社外でのお打ち合わせの際などは、トートにもできるなど、TPOに合わせやすく優等生なところがお気に入りです」

 

●バッグの中身

1 GIUDIのキーケース
2 プロジェクトペーパー
3 MacBook Air
4 Air Pods
5 iPhone13 mini
6 キャンパスノート
7 入社1年記念に上司にいただいたWATERMANのボールペン
8 TEKLAのタオル
9 JINSのサングラス
10 メイクポーチ
11 ジバンシイ プリズム・リーブル
12 ボッテガ・ヴェネタのお財布
13 イル ビゾンテの名刺入れ
14 ポケットティッシュ

収納力に対して、中身は意外とすっきり。余裕がある分、大きいペットボトルの飲み物を買った時や、外出先からの帰り道にジャケットを脱ぎたくなった時も、バッグがパンパンにならず余裕を持って収納できるそう。

荷物は必要最低限派の長谷川さんだけど、メモ帳やノートは仕事中の必須アイテム。

「会議の議事録やスケジュール関係は、Notionなどのデジタルツールでメモを取っていますが、商品企画など0からアイデアを創出する仕事の時は、紙の上が一番捗ります。紙の上は制限が無く自由なので、頭の中の構想をそのまま絵にして、工場との打ち合わせ時には参考資料にすることも」

企画職のお仕事ではクリエイティブなアイデア力や、トレンドを追う力が問われますが、その一方で、自身の持ち物はシンプルに「長く愛せるもの」を選んでいるという長谷川さん。革製品がいくつか並ぶと、不思議と持ち物全体がシックで大人っぽく見えます。

「お財布や名刺入れなど、長く使うものは革製品を選びがち。経年変化があるので飽きずに持ち続けられますし、連れ添う年月が長いと愛着が湧きます。年齢とともに、買い替える楽しさより、持ち続ける喜びを感じるようになってきました

また、お仕事がデスクワーク中心だからこそ、アイケアに気を配っているのだとか。ポーチの中には、眼科でもらっているという目薬も。

「前職からデスクワーク中心の生活をしていて、疲れ目が気になることもあるので、アイケアはしっかり行います。仕事が終わっても、テレビやスマホで動画を見たり、視察やデータ収集を兼ねてネットを見たりしていることも多いので、眼科でもらっている目薬を頻繁に使っています。日中は強い光を避けるために、サングラスも着用しています」

前職はメディア関係の会社で、忙しく働いていたという長谷川さん。睡眠やウェルネスに関わる仕事に魅力を感じたのも、自身の健康習慣に自信が無かったことも一つの理由でした。

「私自身働くことが苦ではない方なので、もともと睡眠時間は短めでした。身体が資本とは分かっていながらも、ライフステージ的にも仕事をがんばりたい時期でもあったので、健康習慣にまつわる事業内容に興味を持ちました。

また、モノづくりという領域は未経験だったにもかかわらず、手を挙げたらやらせてくれるスタートアップ気質も、自身のキャリアの方向性にマッチしていると考えました」

広告営業から、未経験だった企画開発の職種で採用。現在はブランドの主力商品であるマットレスを中心に、その他新商品の企画開発や、ユーザーヒアリングや市場リサーチなど、マーケティングに近い仕事をすることも多いのだそう。

「睡眠寝具はこれまで、店舗で購入するのが当たり前でした。しかし、店舗で選んで買っても、商品に対する満足度が高くない人が一定数いるというレガシーもありました。NELLは店舗を持たず、ネットのみの販路ですが、代わりに120日間のフリートライアル期間を用意しており、マットレスを試してから購入を検討いただけます」

実際にマットレスに座ってみると、これまでにない絶妙な柔らかさと、適度な反発を感じます。

「NELLは自社工場を持たないブランドではあるのですが、ものづくりへのこだわりは本物です。マットレスに使われているポケットコイルは、経験の長い職人さんを抱える老舗の工場と連携し、特別規格コイルを設計・使用しています。

小口径なので、一つひとつのコイルの反発性は小さくなるのですが、通常のマットレスよりもたくさんのコイルを使うことで、なめらかに身体にフィットするんです」

寝返りがしやすいよう、中央部分だけ硬めのコイルが使われていたり、こりを感じやすい肩周りは柔らかくなっていたりと、睡眠の質を上げるためにさまざまな工夫がされているのだそう。

「日時指定可能なコンパクト配送で受け取り・返品ができるので、合わないと思ったら気兼ねなく返品していただけます。マットレスが身体に合うかどうかは、店舗で数十分寝転がってみるだけでは分かりません。日本では睡眠に対する満足度も、時間も足りていないという現状があります。

私たちの理念は、人々の生活を豊かにすることです。睡眠の質を上げることで、身体だけでなく心にもゆとりを持った生活を提供していきたいんです」

長谷川さん自身も日々、自社のマットレスで睡眠を取っているそう。

「もともと性格的に悩みが多く、真面目に考えすぎてしまってキャパオーバーすることもしばしばありました。悩みがある時は、寝る前にも頭が休まらず寝つきも悪くなる、負のループに陥っていました。けれど、今は睡眠のリズムと質が整っているので、昔ほどネガティブではなくなりました。そのくらい、睡眠は私たちの心にも影響を与えているんです」

身体を労る快適なしごとバッグと、無理のない等身大なファッション。そして、質のいい睡眠。これらのおかげで、長谷川さんは以前より輝きを増して働けるようになりました。

「睡眠だけでなく、その他の時間も含めて、自身が無理しないでいい生活習慣を作っていくことは、人々のウェルビーイングに繋がると考えています。長く元気に働き続けるためにも、若いうちから健康意識を持って、日々の習慣と向き合っていくための健康リテラシーを、NELLというブランドを通して伝えていきたいです」

※この記事は2023年09月25日に公開されたものです

ミクニシオリ

1992年生まれ。2017年にライター・編集として独立。芸能人やインフルエンサー、起業家など、主に女性に対するインタビューを多数執筆。恋バナと恋愛考察も得意ジャンル。ハッピーとラッキーがみんなに届きますように。

Twitter:https://twitter.com/oohrin

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