好き嫌いが激しい人の特徴と心理。直したい時の対処法とは
好き嫌いが激しい性格に悩んでいる人はいませんか? 苦手な人が多いと人間関係に苦労することも多いかもしれません。この記事では好き嫌いが激しい人の特徴と心理に加え、この性格に対する対処法を紹介します。
人間関係がうまくいかない……もしかして好き嫌いの激しい性格が原因? と困っている人はいませんか?
誰にでも苦手な人が1人は存在するものでしょう。しかし、好き嫌いが激しいと人間関係でトラブルを招く場合も。
自分が「好き嫌いが激しいタイプ」の人間なのか、特徴や心理を紹介するのでチェックしてみてください。また、この性格のメリット・デメリットに加え、対処法も紹介。より良い人間関係を築き、楽しい日々を過ごすためのヒントにしてくださいね。
好き嫌いが激しい人の特徴
まずは好き嫌いが激しい人の特徴を紹介します。もしかして自分が当てはまるかも? と気になる人はチェックしてみましょう。
(1)こだわりが強い
好き嫌いが激しい人は、独自のルールを持っていることが多く、こだわりが強い傾向があります。自分の価値観に合わない人のことはかたくなに受け入れず、冷たい態度を取ってしまうことも。
逆に気が合うと感じた相手には、出会ったばかりでも仲良くなろうとするでしょう。
(2)協調性に欠ける
協調性に欠けるのも好き嫌いが激しい人の特徴の1つ。
人間関係を円滑にするためには、周囲に合わせることも大切です。しかし、好き嫌いがはっきりしている人は、自分の考えや気持ちを優先させてしまう傾向があるでしょう。
自分の思い通りにならないと露骨に機嫌が悪くなってしまうケースも少なくありません。
(3)喜怒哀楽が激しい
好き嫌いが激しい人は、喜怒哀楽が激しい傾向にあるでしょう。感情がそのまま表に出てしまう人が多いのです。
良く言えば、裏表がなく自分の気持ちに素直な人。思っていることを正直に伝えることができ、隠し事もしない人が多いでしょう。
(4)欠点ばかり注目する
好き嫌いがはっきりしている人は、基本的に他人の欠点ばかりに注目する傾向があります。自分が認めない人に対しては、あら探しをすることも。
また、初対面の人に自分から歩み寄ることをしないタイプでもあるので、打ち解けるまでに時間がかかる場合が多いでしょう。
好き嫌いが激しい人の心理
好き嫌いがはっきりしている人は、どのような心理を抱えているのでしょうか。自分に当てはまるものはないかチェックしてみましょう。
(1)トラウマを抱えている
好き嫌いがはっきりしている人は、人間関係に関するトラウマを持っている人が多いでしょう。
恋人や友人に裏切られた経験などが原因で、新たに出会った人に対して良い感情が芽生えにくくなる傾向があるのです。相手から優しくされても「裏があるのでは?」と感じてしまい、自分で壁を作ってしまうことも多いかもしれません。
(2)嫌な思いをしたくない
好き嫌いが激しい人の心理には、嫌な思いをしたくないという強い気持ちがある場合も。
人それぞれ考え方は異なるため、時には「それは違うよ」と言われることもあるでしょう。しかし、周りから否定されたくない思いが強い人は、指摘された時に素直に受け止めることができず、自分を批判する相手のことを「嫌い」だと思ってしまうのです。
逆に、自分の意見を認めてくれる人に対しては、すぐに「好き」と感じるでしょう。
(3)自分に自信がない
好き嫌いが激しいタイプの中には、自分に自信がないという人も多く見られます。
「私なんて……」という思い込みから、自分よりも優れている人には見下されているように感じてしまい、無意識のうちに遠ざけてしまうのです。
逆に自分に似た一面を持っている人や、自分の方が勝っていると思わせてくれるような人には、積極的に関わろうとするでしょう。
(4)無理してまで良い人間関係を築こうと思っていない
人間関係を築く上では、苦手な人とも付き合わなければいけない場面がありますよね。しかし、好き嫌いが激しい人は、無理してまで相手に合わせる必要はないと考える傾向にあります。
少しでも違うと感じたら相手を「嫌いな人」と位置づけて、距離を置こうとすることもあるでしょう。
好き嫌いが激しい性格のメリット・デメリット
極端に人を好き・嫌いで分ける場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
メリット:決断力がある
好き嫌いがはっきりしている人のメリットは決断力でしょう。職場や学校などで集団生活をしていると、「嫌われたくない」「責任を負いたくない」という気持ちがどうしても芽生えてしまいますよね。
しかし、好き嫌いの激しい人が1人でもいると、何かを決めなければいけない時などに話がすんなり決まることが多い可能性があります。
なぜなら、彼らは無理してまで良い人間関係を築く必要はないと考える傾向があるので、周囲の目を気にせずに意見を述べることができるからです。
「自分はこうしたい」という気持ちをストレートにぶつけて、周りを引っ張っていくこともあるでしょう。
デメリット:敵が多くなる可能性がある
好き嫌いで人を極端に分ける人は、好意を持てる人を「味方」、嫌いな人は「敵」と判断しがちに。独自のルールを持つ人も多いので、それに合わない人がいるとすぐに「嫌いな人」に振り分けてしまうこともあるでしょう。
しかし、自分と全く同じ考えという人は少ないので、結果的に敵だらけになってしまう可能性があるのです。
また、嫌いな相手には露骨に態度で示す傾向もあり、そんな一面を見た周囲からは「怖い人」だと評判が悪くなってしまうかもしれません。
好き嫌いが激しい性格の対処法
好き嫌いが激しい性格にはメリットもありますが、知らないうちに孤立してしまう可能性も。やはり人間関係を円滑にするためには、少しでも改善させた方が良いのかもしれませんね。
ここからは、好き嫌いが激しい性格を直すための方法を紹介します。
(1)何が嫌いなのかを可視化してみる
まずは苦手だと感じる人の何が嫌なのかを深堀りしてみましょう。
おすすめは、メモに書き出すこと。可視化することで「大したことないかも」と思える部分も多いかもしれません。冷静に相手を見るところから始めてみましょう。
(2)相手との共通点を探してみる
好き嫌いが激しい人は、自分と少しでも価値観が異なる人を苦手だとすぐに判断してしまいがち。まずはこだわりを捨て、相手と自分に共通点がないか探してみましょう。
1つでも似ている部分が見つかれば、「話してみようかな」という気持ちになれるかもしれません。また、会話をしていくうちにさらに自分との共通点が見つかったり、相手の良い部分に気づいたりすることもあるでしょう。
まずは人と接する時の意識から変えてみることが大切ですよ。
(3)短所だけでなく長所も探してみる
嫌いな人に対しては、短所にばかり目がいきがちになってしまうもの。しかし、あなたが嫌悪を抱く人にも良いところがあるはず。短所だけ見るのではなく、長所はないか探してみましょう。
良いところを探そうとしてもなかなか見つからない場合は、人に対する固定概念があなたの中にまだ強く残っているのかもしれません。こだわりや独自のルールを捨てて、純粋な目で相手を見てみましょう。
(4)受け止めて流す術を身に付ける
一度相手のことを嫌いだと認識すると、さまざまなことがイライラの原因になってしまいますよね。そんな時は、苦手な人の言動に動じることなく流す術を身に付けてみましょう。
一度深呼吸してから、「こういう考えの人もいるのか」と受け止める姿勢が大切です。理解したり、学ぼうとしたりする気持ちに意識を置くとイライラせずに済みますよ。次第に「嫌い」という感情も薄れていくでしょう。
好き嫌いが激しい性格は焦らず克服しよう
好き嫌いが激しい人は、凝り固まった価値観の中で生活している人が多いかもしれません。
職場や学校などで出会う人の中には、あなたの人生を豊かにしてくれる人も存在するはずです。もっと人の長所に目を向ければ、さらに楽しい日々を送れる可能性が十分ありますよ。
焦る必要はありません。少しずつで良いですから人と接する時の意識から変えてみましょう。
(megmeg)
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※この記事は2023年08月24日に公開されたものです