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お地蔵さんに手を合わせてはいけない理由手を合わせていいお地蔵さんとの見分け方

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お地蔵さんの中には手を合わせてはいけないとされているものがあるのを知っていますか? なぜ手を合わせてはいけないのでしょうか。また、手を合わせていいお地蔵さんとの見分け方とは?

お地蔵さんのなかには、手を合わせてはいけないものがあることを知っていますか? お地蔵さんの意味や役割が分からず、何も考えず手を合わせてしまうこともあるのではないでしょうか。

この記事では、スピリチュアルの観点から、手を合わせてはいけないお地蔵さんについて解説します。手を合わせてもいいお地蔵さんについてもお伝えするので、見分け方のポイントを知りたい方は要チェックです。

そもそも「お地蔵さん」とは? 発祥や由来はどこ?

地蔵とは、仏教で信仰される地蔵菩薩のことです。親しみを込めて「お地蔵さん」や「お地蔵様」と呼ばれています。

日本発祥のイメージもありますが、生まれたのは古代インドだといわれています。古代インドで用いられたサンスクリット語では、「大地の母胎」を意味する「クシティ・ガルバ」と呼ばれています。

仏教でいうところの地蔵菩薩は、大いなる慈悲の心で人々を包んでくれる存在です。苦しみや悲しみから救ってくれたり、なかには災難を代わりに引き受けてくれたりすることも。

日頃さりげなく目にするお地蔵さんですが、生きとし生けるものを見守っているのです。

いついかなる時も見守ってくれるお地蔵さん

お地蔵さんのありがたみは、生きている間だけでなく死後、生まれ変わってもなお感じられるものとされています。

仏教では、死後生まれ変わる世界は6つあり、それぞれに苦しみは付き物とされていますが、そのいずれの世界においても、救いの手を差し伸べてくれるのがお地蔵さんなのです。

手を合わせてはいけないお地蔵さんがある?

災いから守ってくれたり、自分の身代わりになってくれたり、何かといいことを授けてくれるお地蔵さんですが、なかには手を合わせてはいけないといわれるものもあります。

手を合わせてはいけない理由はあくまでもうわさでしかありませんが、一体どのような訳があるのでしょうか。

(1)道端にあるお地蔵さん

基本的に、思いもよらないところにポツンとあるお地蔵さんには、むやみに手をあわせてはいけないとされています。人気のない道端やほこらのなかなど、手入れが行き届いていない場所にあるようならなおさらです。

管理されていない様子のお地蔵さんは、以下のような理由で置かれていることがほとんどです。

・交通事故で亡くなった人を供養するため

・身寄りのない故人を供養するため

・亡くなった子どもを守るため

主に供養のために設置されたお地蔵さんには、故人のみならず、悪い霊たちも助けを求めて集まっているといわれています。

そんなお地蔵さんに手を合わせると、悪い霊がついてきてしまうとされているため、避けるようにとうわさが広まったようです。

ただの言い伝えかもしれませんが、管理元が分からないお地蔵さんには手を合わせない方がよいでしょう。

(2)お墓のそばにあるお地蔵さん

お墓のそばにあるお地蔵さんも、道端にあるものと同じで手を合わせてはいけないといえます。特に、供養されているのが誰か分からないようなお地蔵さんは手を合わさないのが無難です。

お墓はただでさえ霊が集まりやすい場所といわれています。条件次第では、悪い霊がいる可能性も。

ただし、お墓の敷地内にあって、きちんと手入れされているようなら手を合わせても問題はないでしょう。

お墓に置かれるお地蔵さんのなかには、あの世とこの世をつなぐ役目をこなし、故人の見守りや墓地の魔除けを担うものもあるといわれています。

(3)赤いよだれかけをしているお地蔵さん

赤いよだれかけや頭巾を身につけているお地蔵さんも、安易な気持ちで手を合わせるのは避けたいもの。そもそも子どもの姿をしたお地蔵さんは、幼くして亡くなった子どもと深い関係にあるのです。

江戸時代に流行した物語のなかに、親より早く亡くなった子どもは徳を積むために三途の川の岸辺で石を積み上げる必要があるけれど、何度積んでも鬼に石を崩されてしまうという話があります。そんな子どもを救う存在こそ、お地蔵さんである菩薩地蔵です。

幼くして亡くなるに至るには、病気や事故の他、生まれてくる前に命が絶たれる流産などもあるでしょう。

母親が藁にも縋る思いで置いたかもしれないお地蔵さんには、やはり生半可な気持ちで手を合わせることはおすすめしません。

手を合わせてもいいお地蔵さんについて

神社やお寺のなか、もしくはお墓のそばであっても、きちんと管理されているようなら手を合わせても構わないといわれています。神社・お寺にあるお地蔵さんは、悪い霊の侵入から守るために存在しているそう。

ここでは、手を合わせてもいいお地蔵さんについて、少し詳しく解説していきます。

(1)地域の子どもを見守るお地蔵さん

道端であっても、日頃から手入れをしているお地蔵さんであれば手を合わせてもいいとされています。

関西地方では、8月になると町内のお地蔵さんを供養する「地蔵盆」もあります。地蔵盆にはお地蔵さんに花などのお供え物をし、子どもを見守ってくれていることに対して感謝をするのです。

このような対象となるお地蔵さんには、地蔵盆でなくても手を合わせても良いでしょう。

(2)お墓にあるお地蔵さんでも管理されていればOK

お墓のなかには、幼くして亡くなった子どもや流産・中絶によってこの世に生まれ出ることができなかった子どもを供養する、お地蔵さんもいます。

手入れがされていなければ手を合すのも考え物ですが、管理されているお地蔵さんであれば手を合わせても良いとされています。

お地蔵さんの拝み方とは?

手を合わせてもいいお地蔵さんの拝み方は、特に決まっていません。手を合わせて目をつむり、故人を供養する気持ちを伝えましょう。

ただし、本堂の奥にいるお地蔵さんなら、二礼二拍手一礼など、その神社・お寺の作法にのっとってお参りする必要があります。

それ以外であれば、お賽銭を入れたり線香を立てたりする他、花やお菓子などをお供えしても構いません。不安なようなら、事前に聞いてから拝むと良いでしょう。

お地蔵さんにお供えする花について

花をお供えする場合には、刺がある花や香りが強すぎる花はおすすめしません。決まりごとはありませんが、刺のある花は攻撃性の象徴でもあります。多くの方が訪れる場所に、強い香りがただようのも考え物です。

華やかさがそこまでなくても、できるだけきれいな状態が長持ちする花が良いでしょう。

道端のお地蔵さんには手を合わせてはいけない

道端にあるお地蔵さんのなかには、交通事故で亡くなった方や幼くして命を絶たれた子どもを供養している場合があります。

手入れされていないなら、悪い霊がいるかもしれず、手を合わせるとその霊たちがついてきてしまうかもといわれています。

神社やお寺、お墓などできちんと管理されているお地蔵さんであれば、手を合わせても問題はないでしょう。日頃の見守りに感謝し、ゆっくりと手を合わせてくださいね。

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※画像はイメージです

※この記事は2023年07月20日に公開されたものです

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