お墓参りに行ってはいけない日はある? おすすめの時期やマナーを解説
お墓参りにおすすめの時期や時間帯
ここまで、お墓参りに行ってはいけないといわれる日を紹介してきました。では、反対に、お墓参りに向いている日はいつなのでしょうか。いくつか紹介します。
(1)お盆の時期
お盆はご先祖さまが自宅へ帰ってくる日といわれています。そんなお盆は、お墓参りに適した時期です。
地域などによって違いはありますが、8月13日にお墓参りをしてご先祖さまを迎え、8月16日に再度お墓参りをしてご先祖さまを送り出す風習があります。
お盆の時期は、地域によって7月13日~16日としているところも。お墓参りの前に対象となる地域の風習を確認しましょう。
(2)お彼岸の時期
お彼岸は春と秋の2回あり、それぞれ春分の日と秋分の日を中日とした7日間を指します。
お彼岸もお墓参りに適した時期とされており、この期間にお参りへ訪れる人は多いです。お彼岸の7日間であれば、どの日にお墓参りをしても問題ありません。
なお、お彼岸の基準である春分の日と秋分の日は毎年日付が異なります。お彼岸参りを予定する際は、今年の暦をしっかり確認しておきましょう。
2023年のお彼岸
春彼岸:3月17日(日)~3月23日(土)
秋彼岸:9月19日(木)~9月25日(水)
(3)故人の命日
「祥月命日(しょうつきめいにち)」と呼ばれる、故人が亡くなったのと同じ月日の命日もお墓参りにおすすめです。
実際、一周忌や三周忌などの法要と合わせてお墓参りへ訪れる人も多いでしょう。
命日は1年に1回のタイミングなので、家族や親戚と共に故人を偲ぶ日とするのも良いかもしれませんね。
(4)故人の月命日
月命日とは、故人が亡くなった日と同じ日にちを指します。もし命日が4月10日なら、4月以外の毎月10日が月命日です。
お墓の近くに住んでいる人は、毎月の月命日にお墓の手入れをするのも良いでしょう。
遠方に住んでいて毎月お参りに行くのが難しい場合、ご先祖さまに向けて感謝の気持ちを伝えるだけでも十分です。
(5)大きな転機を迎える時
自分や家族が大きな転機を迎える時も、お墓参りへ行くのがおすすめです。
例えば、進学や就職、結婚といった人生の節目には、ご先祖さまへの報告も忘れずに行いましょう。
きちんとお墓参りをして報告すれば、きっとこの先もご先祖さまが見守ってくれるはずです。
(6)午前中~昼間の時間帯
お墓参りへ訪れるのは、午前中~昼間の時間帯が良いとされています。
日が落ちる夕方以降の時間帯は足元が暗くなるため、防犯上の観点から良くないとされているからです。
また、霊園によっては夕方に閉園してしまうことも。時間に余裕を持ってしっかりお墓の掃除をするためにも、明るい時間帯にお参りすることを心掛けましょう。
▶次のページでは、お墓参りの時に気をつけたいマナーを紹介します。