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「これから先も働き続けたい」女性は73%。なぜ働きたいのか聞いてみた

#おしごとニュース

エボル

「みんなの転職『体験談』。」は、20代から50代の女性を対象とした「これから先の働き方」についてのアンケートを実施しました。

調査結果から確認できる女性の望む働き方・生き方の傾向について、アンケートに寄せられたコメントとあわせて紹介しています。

これからも「働きたい」女性は7割以上に

「働きたい / 働きたくない」どちらの気持ちがより強いかでは、「働きたい」が73%

女性への「これからも働き続けたいですか?」という質問に対して、「どちらかというと働きたい」と回答した人は全体の73%、「どちらかというと働きたくない」と答えた人は27%でした。

7割以上の人は、今後も働きたいという気持ちのほうが強いことがわかります。

「働きたい」と答えた人の中にも、心のどこかで仕事を辞めたいと感じている人がいるかもしれません。あえてどちらかを選ぶとすれば「働きたい」という気持ちが上回っていると捉えることもできるでしょう。

女性の未婚・既婚別「働きたい / 働きたくない」割合

女性の未婚・既婚別「働きたい / 働きたくない」割合

・女性の定職の有無別「働きたい / 働きたくない」割合

女性の定職の有無別「働きたい / 働きたくない」割合

・女性の世帯年収別「働きたい / 働きたくない」割合

女性の世帯年収別「働きたい / 働きたくない」割合

・女性の年代別「働きたい / 働きたくない」割合

女性の年代別「働きたい / 働きたくない」割合

年代別の結果では、年齢が上がるほど「働きたい」という回答が増える傾向が見られました。50代以上は、約8割が「働きたい」と答えています。

年齢が上がるにつれて、自身や家族が定年退職を迎えた後の人生設計について考える人の割合が増えていくことが推測されます。

「働きたい」理由は「現在~将来の暮らしを守るため」が最多

次に、「働きたい」と答えた女性(294名)を対象に、働き続けたい理由を質問しました。なぜ今後も働き続けたいと回答したのでしょうか。

女性の「働きたい」理由で多いのは、「現在~将来の暮らしを守るため」

最も多かった回答は「現在の生活を維持するため」で、働き続けたいと回答した人のうち33%を占めています。

他にも「将来または老後の蓄えのため」「家族を養っていくため」といった理由を合わせると、金銭面を理由に挙げた割合は63%に達していました。

女性の年代別の「働きたい」理由

「働きたい」理由を年代別に見ると、全ての年代で「現在の生活を維持するため」と回答した人の割合が3割を超えていました。

一方、「将来または老後の蓄えのため」と答えた人が最も多かったのは40代、「有意義な時間・人生を求めて」という回答が最も多かったのは50代以上という結果が出ています。

反対に「趣味・余暇を楽しむため」と回答した人の割合は、30代以上では5〜6%に留まっていました。

「65歳くらいまで」働きたいと思っている女性は3割弱に

「働きたい」と答えた女性は、何歳まで働きたいと思っている?

では、働きたいと答えた女性の多くは、具体的に何歳頃まで働きたいと考えているのでしょうか。

最も多かった回答は「65歳くらいまで」で、全体の27%を占めていました。公的年金の支給開始年齢にあたることから、年金の受給年齢を一つの区切りと考えている人が多いことが推測できます。

ただし、70歳くらいまでと答えた人が15%、70歳以上と答えた人が18%と、合計で33%もの人が年金受給年齢に達した後も働きたいと回答しています。

女性の「働きたくない」理由は、「自分の時間」と「健康上の理由」

次に、「どちらかというと働きたくない」という回答の理由を見ていきます。「働きたくない」と答えた人のうち、理由として挙げられていたものの割合は下図の通りです。

女性の「働きたくない」理由で多いのは、「自分の時間」と「健康上の理由」

最も多かった理由は「自分の時間を大切にしたいため」で、回答全体の30%でした。

一方で、「趣味・余暇を楽しみたいため」との回答は12%に留まっていることから、「自分の時間を大切にする」ことの意味合いに幅があることがうかがえます。

また、「怪我・病気そのほか健康上の理由」が2割近くに達していることから、体調面も今後の働き方に少なからず影響を与えていることがわかります。

女性の年代別の「働きたくない」理由

働きたくない理由を年代別に見ると、「自分の時間を大切にしたい」という回答の割合が最も高いのは20代でした。

反対に、50代以上では「怪我・病気そのほか健康上の理由」が最も多く40%に達していました。

これからは「無理のないペースで働いていたい」が最多

女性の「これからの働き方・生き方」で望んでいること

これからの働き方や生き方で望んでいることで、最も高い割合を占めていた回答は「無理のないペースで働いていたい」で、全体の15%でした。

他にも「仕事と家庭をバランスよく両立したい」が13%だったことから、仕事一色の生活にしたくないと感じている人が多いことが見て取れます。

一方で、「仕事にやりがい・楽しみを見つけたい」「当面は仕事に専念したい」との回答が合わせて20%にのぼっており、今は仕事を頑張りたいという考え方の人も少なくないこともうかがえます。

女性の年代別「これからの働き方・生き方」で望んでいること

これからの働き方・生き方を年代別に見た場合、最も多かった回答は次の通りです。

20代:スキルを身につけたい・高めたい(19%)
30代:仕事と家庭をバランスよく両立したい(17%)
40代:無理のないペースで働いていきたい(23%)
50代以上:仕事と家庭をバランスよく両立したい/当面は仕事に専念したい(いずれも14%)

年齢を重ねるごとに、働き方と健康・暮らしとのバランスに対する関心が高まっていく傾向があります。

今後について、「収入が少ない・出費が多いことへの不安・不満」が多い

アンケートでは、今後の働き方・生き方について不安に感じていること、不満に思っていることも質問しました。回答の結果は以下の通りです。

女性の「これからの働き方・生き方」で不安や不満に感じていること

最も多かった回答は「収入が少ない・出費が多いことへの不安・不満」で、全体の19%を占めていました。

「働き続けたい理由」の質問では全年代で3割以上の人たちが「現在の生活を維持するため」と答えていたことを踏まえると、経済的な問題に対する不安・不満を抱えている人が数多くいることがわかります。

このほか、上位を占めていた回答として「家事・子育てで時間が取れない」「自分の望む働き方が出来ない」などが挙がりました。

女性の年代別「これからの働き方・生き方」で不安や不満に感じていること

年代別に見た場合、最も高い割合を占めていたのは次の回答でした。

20代:収入が少ない・出費が多い
30代:家事・子育てで時間が取れない
40代:家事・子育てで時間が取れない
50代以上:収入が少ない・出費が多い

家事や子育てが多忙になりやすい時期には時間の問題を抱えやすい一方で、時間が確保できれば問題が解決するとも言い切れない実態が浮かび上がってきます。

子育て世帯は、育児が一段落した後の働き方や収入源についても見通しを立てておく必要があるでしょう。

調査概要

アンケートテーマ:「女性の望む働き方について」

調査期間:2023年3月30日~2023年4月10日
調査機関:自社調査
調査対象: 20代~50代の女性
有効回答数全400名:20代:52名 30代:147名 40代:128名 50代以上:73名)調査方法:アンケート調査

情報元サイト:みんなの転職「体験談。」https://min-ten.com

(エボル)

※この記事は2023年05月31日に公開されたものです

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ネットを中心にさまざまなサービスやビジネスを創造する企業。特にコンテンツ開発分野においては、さまざまな分野で活躍する多彩なライター陣と経験豊かなエディターを中心に各ネットメディア向けて最適化された、品質の高いコンテンツを企画制作しています。マイナビウーマンではニュース記事を担当。
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