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何から始めればいい? 「30歳のアンチエイジング方法」を美容家に聞いてみた

#ビューティーニュース

MTコスメティクス株式会社 代表取締役 板橋理恵

エイジングケア初心者におすすめのスキンケアは?

――日頃のスキンケアにプラスして、初めてのエイジングケアとして取り入れるのにおすすめのアイテムはありますか?

第一歩として、普段の化粧水・乳液にプラスで、お肌の悩みに合った「美容液」を取り入れましょう。乾燥が気になるようならセラミドなどの保湿成分が入ったもの、くすみが気になるようならビタミンCやトラネキサム酸などの美白成分が入ったものなど、美容液で足りないものを補ってあげるイメージでケアしてみてください。

あとは、30代になると乾燥が気になる人も増えてくると思います。そのため「保湿クリーム」もおすすめです。ベタつくのが嫌で、クリームが苦手な人もいると思いますが、乾燥が原因でお肌の油分と水分のバランスが崩れて大人ニキビが出来ることもあります。ですから、好みのテクスチャーなどを探しながら、自分に合ったクリームで、正しく保湿してほしいですね。

――最近、目元の小じわが気になりだしました。こちらにも美容液と保湿クリームで対策できるのでしょうか?

目元の皮膚はとても薄いため、乾燥しやすく小じわが出やすいんです。ぜひ、ポイントでの保湿ケア「アイクリーム」を取り入れてケアしてあげましょう。

また、目元と同じく皮膚の薄い口周りのしわやほうれい線などが気になりだす人もいると思います。ほうれい線には、引き締め効果のある化粧品を使ったセルフマッサージや、美顔器を使ったケアをすると効果的です。

日焼け止めは「規定の量を守って、こまめに塗るべし」

――スキンケア以外では、どんなことに気をつければいいのでしょうか?

まずは、「紫外線対策」を徹底してください。紫外線はお肌のコラーゲンを破壊して、酸化させてしまい、シミ・くすみ・たるみなど、お肌トラブルの原因になります。家の中にいても、窓越しに紫外線を浴びることもあるので、365日日焼け止めを塗るよう心掛けましょう

また、紫外線が目から入るとメラニン色素を生み出してしまうため、外出する際は、帽子やサングラスで目を守ってあげることも大切です。コンクリートからの反射で紫外線が目に入ることもあるので、360°全方位気をつけてくださいね。

――日焼け止めには、SPFやPAの表記がありますが、やはりSPF50のアイテムを使ったほうがいいのでしょうか?

海や山などのレジャーで1日中お出掛けする時は、SPFやPAが高いものがおすすめですが、普段使いでは、SPF20や30のものでも大丈夫です。SPFの高さよりは、規定の量を守ってたっぷりと塗ること、こまめな塗り直しが重要になってきます。朝塗っても、汗などで日焼け止めが落ちてしまうので、少し面倒かもしれませんが、メイク直しなどの際に、こまめに塗り直すことがとっても大切です。

――普段使っている下地クリームにも日焼け止め成分が入っているのですが、その場合は下地だけで良いのでしょうか?

下地クリームで日焼け止め効果が入っているものもありますが、100%全てが日焼け止め成分ではなく、色を補正する成分なども入っているので、日焼け止めとしては力不足なんです。なので、日焼け止めは日焼け止めでちゃんと塗ってから、重ねて下地クリームを塗ってください

――下地に日焼け止め成分が入っていても、別で日焼け止めを塗ったほうが良いんですね! 初耳です。

日焼け止めは、重ね塗りしても体にダメージになることはないので、ぜひ重ね塗りしてみてください。ただ、SPFが高いものの中には刺激が強いものもあるので、デイリー使いのものはSPFがあまり高くないものを選んだ方が安心です。

あとは、紫外線防止の効果が高いと、白浮きしやすいものやキシみやべたつきなど使い心地がよくないものも多いので、SPFが低い日焼け止めをこまめに塗り直ししてあげるのがおすすめですね。

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