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初めての借金は20代前半。「生活費の補填」でお金を借りる切実な状況が明らかに……

#マネーニュース

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ビジネス上の問題解決を考えるメディア「Biz Hits( ビズヒッツ)」は、社会人になってから1~3万円を借りた経験がある男女496人に「お金を借りた理由」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。

社会人になると、学生時代よりも多くの収入を手にします。

一方で「同僚や友人との交際費」「一人暮らしの生活費」などの出費も発生するため、やりくりに困ってお金を借りる人も。そこで行った今回の調査、いったいどんな結果となっているでしょうか。さっそく見ていきましょう。

社会人になってから1~3万円を借りた理由1位は「生活費の補填」

社会人になってから1~3万円を借りた経験がある496人に「お金を借りた理由」を聞いたところ、1位は「生活費の補填(153人)」でした。

2位「娯楽・遊興費(88人)」、3位「現金の持ち合わせがなかった(41人)」、4位「返済・支払い(39人)」と続きます。

「生活費の補填」が圧倒的1位。まとまったお金が必要なわけではなく、日常の生活費がほしくて借金している人も多いとわかります。

また今回のアンケート調査では金額を1~3万円に限定しているため、「たまたまお財布の中に現金がなくて」など、軽めの理由でお金を借りた人も多くなりました。

社会人になって初めてお金を借りたのは、20代前半が5割

次に「初めてお金を借りたときの年齢」を聞いたところ、もっとも多かったのは「20~24歳(50.2%)」でした。大学卒業後就職して新生活をはじめるにあたり、引っ越し費用や「初任給が出るまでの生活費」を借りる人が多いと推測できます。

また社会人になったことで気が大きくなって使いすぎ、支払いできなくなって借りるというパターンもあるでしょう。

社会人になりたてだと「社会人になったら、どんな出費がどれくらいあるのか」がまだわからず、お金のやりくりに困ってしまう人も多いのではないでしょうか。

お金を借りた相手は「家族・親族」が1位

続いて「お金を借りた相手」を聞いたところ、ダントツは「家族・親族(47.4%)」でした。

2位「カードローン・消費者金融(18.3%)」、3位「友人・恋人(15.1%)」と続きます。

安心感があり相談しやすい「家族・親族」から借りた人が多数。「友人」「同僚」も含め、身近な人から借りた人が多くなりました。

1~3万円の返済期間は平均6ヶ月半

「借りたお金を返済するまでの期間」を聞いたところ、平均は195.8日で、およそ平均6ヶ月半という結果になりました。比較的少ない1~3万円という額ながら、返済まで長期間かかっている人が多いように見えます。

ただし、もっとも多かったのは「2週間超~1ヶ月(23.1%)」という回答。具体的には「次の給料日に返済した」という人が多くなっています。

現金の持ち合わせがなくて借りた人の場合、「翌日すぐ返した」「2~3日で返した」というケースも多いです。

ただ返済までに1年超かかるなど、長くお金を借り続けた一部の人が平均を押し上げています。

返済までの期間が長くなってしまった人には、「家族から借りたので、つい返済が後回しになってしまった」「生活が苦しく、なかなか返せなかった」などの事情があるのかもしれません。

社会人になってからお金を借りた回数は平均3.8回

最後に「社会人になってからお金を借りた回数」を聞いたところ、平均は3.8回。ただし、もっとも多かったのは「1回だけ」という人たちでした。

家計管理が甘くてお金を借りることになった人からは、「反省してしっかりやりくりするようになったので、1回のみ」というコメントもありました。

ただ「10回以上借りている」など、何度もお金を借りている一部の人が、平均回数を増やしています。「やりくりに慣れていない」というわけではなく、収入や小遣いの関係で常にお金が足りない人も多いようです。

また、娯楽やギャンブルなどに使ってしまい、生活費が足りなくなる人も複数いました。カードローンやキャッシングで簡単に借り入れできるとわかり、「便利」と考えて繰り返し利用している人もいるかもしれません。

まとめ

社会人になってから1~3万円という少額のお金を借りる理由としては、「生活費の補填」が多くなりました。

初めて借りた年齢は20代前半が多かったことから、「新社会人でお金の管理がうまくできなかった」「初任給が入るまでの生活費が足りなかった」という人が多いのだろうと考えられます。

また「クレジットカードが使えないお店で支払う必要があったので現金を借りた」という回答も多く、キャッシュレス意識の浸透がうかがえました。

借りた相手としては家族や友人など「身近な人」が多く、カードローンやキャッシングで借りることへの抵抗感が垣間見えました。

一方でカードローンやキャッシングで借りた人からは「すぐ借りられる」「家族や同僚に知られたくなかった」という声も。「誰から借りるか」は、周囲との関係性や「お金が必要な理由」にもよるのだと考えられます。

調査概要

調査対象:社会人になってから1~3万円を借りた経験がある人
調査期間:2022年11月15日~26日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:496人(男性255人/女性241人)
回答者の年齢(お金を借りた当時):10代 3.4%/20代 82.7%/30代 12.1%/40代 1.6%/50代 0.2%
URL:https://bizhits.co.jp/media/archives/31088

(エボル)

※この記事は2023年03月08日に公開されたものです

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