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【第4話】恋人に未練があっても、異性とのキスで心の傷は癒える?

#隣恋4考察

ミクニシオリ

2023年1月から配信がスタートしたABEMAの『隣の恋は青く見える4』。悩める8組のカップルが7日間、公認で“浮気ありのお試し破局旅”を楽しむ恋愛番組です。今回は、恋愛ライターのミクニシオリさんが、毎週の配信話を追いながらガチ考察します!

※このコラムは『隣の恋は青く見える4』第4話までのネタバレを含みます。

(C)AbemaTV, Inc.

元恋人に会う日まで、あと1日。最後の浮気デートDAYとなる4日目が始まった。意中の相手と新しい恋の予感を楽しむ「安定カップル」も数組いるのだが、今のところは「新しい出会いを活かせない」「元恋人への気持ちが消えない」など、さまざまな理由で煮え切らない思いを抱えるメンバーが大多数だ。

中には、ボディタッチがどんどん刺激的になって行くメンバーも……。新鮮だった浮気公認旅行も折り返し地点となり、自身の「本当の気持ち」を棚卸しせざるを得ない。復縁デートを前に、メンバーはどう動くのか?

短期的な浮気旅行での「外見重視」の選択は吉と出るか?

(C)AbemaTV, Inc.

ダラットでは「ユウタ戦争」に無念の終止符が打たれた。前回はデート中にサニーの略奪を許したシオンだが、4日目は「譲るつもりではない」という姿勢を見せた。初回こそ“パイチラ”で「女の敵」っぽさを匂わせたシオンだけど、案外話の分かる大人らしさが見えてきた。

ワイナリーで大人なデートをするユウタ×シオンだけど、その口ぶりから、デート先はシオンのセンスで選ばれたようだ。自慢の身体を披露できる水着デートを選ばずに、ゆっくりと話し合える場所を選んでいるあたりも、好感が持てる。

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初登場で絶大なインパクトを残しておいて、どんどんと真面目なアプローチにシフトしていくシオン。個人的に、応援したくなってしまった。

一方のサニーは、朝イチのたつやからの「明日恋人と合流したくない人は?」という質問に、カイトと共に挙手していた。

シンイチロウに未練があるような様子も垣間見せたサニーだが、ここまでがすべて「シンイチロウへの気持ちを断ち切るまでの暴挙」なのだとしたら……なんて思っていたのに、4日目の夜、シンイチロウへのサニーからの重りの数は0だった。

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サニーへの重りの数はタツヤからの重りが2個、シンイチロウからの重りは2個。それでもサニーの反応は、渋い。画面の向こうから見る我々の目には、サニーがここまでユウタに執着する意味が「外見」以外に伝わらないため、個人的になんとも言えない気持ちになってしまった。

もちろん、外見重視派の気持ちも分かるのだが……7日間で「元恋人を振るかも」という選択を迫られている中では、外見だけを重要視した選択に後悔が生まれないか、不安な気持ちもある。「外見重視派」の読者がいたら、ぜひその気持ちを記事の引用ツイートで教えてほしい(笑)。

デート中のタツヤとサニーを見ていると、波長は合っているようにも思うのだが……サニーのような恋愛観の女性は、そもそも外見がタイプでないと、恋愛に対して食指が動かないのだろう。

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「友達にしか見えない」と言われれば仕方がないのだが、外見で全てを許してしまったがゆえに、損をしてきた女性の恋愛相談にも何回も乗ったことがある……。

短い浮気旅行では外見はもちろんだが、内面のフィット感も重要視すべきであるように思えるが……もうこんがらがってきてしまったので、ぜひ皆さんの意見も聞かせていただきたい(笑)。

サニーからの重りもなく、意中のリカからの重りもなく、4日目にして「重り0」となってしまったシンイチロウ。シンイチロウがもし意志の弱い男なら「新しい恋が上手くいかないなら」と、まだ手の届きそうな元カノ・サニーへのアプローチを強めてしまいそう。

しかし……盛り上げ役として空気を読んできたシンイチロウ、そんな姿は見たくないぞ(笑)。

「ボディタッチ」は対処療法? 新しい男性とのキスで、恋の傷は癒えるのか

クイニョンでは、朝のじゃんけんで勝ったミチルが、デート相手にニアスを選択したが……前回のニアスの嫉妬からの束縛が、ミチルに響いていないわけではないだろう。しかし、だからといってここで別の男性を誘うのではなく、場の調和を尊重し、ニアスを選択したように見えた。

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「束縛のある人は自分とは合わない」と明言しているミチル。ニアスも、表面上かなりサバサバして見えるのに、旅の短さゆえの焦りで束縛をしてしまったのなら、かなりもったいない行動の可能性もある。そして、またお風呂での水着デート。しかもその後は密室。ベッドの上でのお昼寝デートに向かう二人。

なんだか、大事なことをすっ飛ばして、ボディタッチでばかり気持ちを確かめ合おうとしているように見える。その後、二人はベッドでキス……ミチルは、何を考えているんだろう。

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リュウヘイへの未練のあり方を考えると、ニアス個人というより、目の前の「男性」という存在に、対処療法的な痛み止め効果を求めているようにも見えてしまうが……。

夜の重りの数はミチルもニアスも3つずつだったが、ミチルはリュウヘイへの「圧」として、重りを分けている可能性もある。結婚したいと思ったほどのリュウヘイへの気持ち、初対面の男性とのキス一つで、簡単に消えるのだろうか。

「誠実系男子」と相性がいいのは「小悪魔女子」?

そして今回、もう一つハイライトとなったのが、セナユウカタイヨウをダブル指名したこと。じゃんけんで先に勝ったのはセナなのに、後からタイヨウを指名するユウカに、違和感を覚えた人もいるかもしれない。

短い旅の中なので、譲りたくないという気持ちは分かるが……そんなユウカに対し「気まずいから。二人(ユウカ)で行ってください。はっきりしてもらった方がありがたい」と一歩下がってしまうセナ。

セナにはここまでおとなしそう、気が弱そうというイメージがあり、後からの指名もそしらぬ顔でできるユウカが相手では、分が悪すぎる。

結局タイヨウも、前回からいい感じだったユウカを指名してしまう。誰にも選ばれなかったシンイチロウから「一緒に行こう!」との誘いはあったが……シンイチロウとセナ、なかなか一歩が出せずにもどかしい

タイヨウはタイヨウで、ユウカとのデートでは「秘密のおでこチュー」。どこまでも、見た目に沿わずピュアな選択をする彼には好感しかない。でもだからこそ、元恋人のカノンに合った時にも、誠実な反応をしてしまいそうだ。

ユウカの方は、かなりタイヨウに気持ちが動いていそう。カノンよりもユウカの方が、少々小悪魔的に思えてしまう。……でも、タイヨウのようなピュアボーイには、案外ユウカのような、男心をコロコロできる女性の方が合っているような気もする。

元恋人への思いは、復縁デートでどう変わる?

全体を通して、元恋人に対する重りのBET数が少ない傾向となった4日目……例外となったのはカイトだけ。

復縁デート直前ということもあり、今目の前にいる異性に全力になるのは、間違いではないと思う。しかし、今は新しい出会いに向き合うことに必死かもしれないが、恋の矢印が噛み合っていることが確認できているメンバーは、かなり限られている。新しい恋がうまくいかないほど、元恋人への未練が強まるメンバーも出てくるだろう。

そもそも、恋人と別れる時、直接会って話したい人はどのくらいいるのだろう。あえて顔を見ず、電話やLINEで別れを告げたいという人も一定数はいると思う。会えば気持ちが揺らぐし、楽しかった頃の思い出も蘇ってくるだろう。

別れを選択するメンバーは全員、元恋人に直接別れを告げなくてはいけない。新しい恋もうまくいかず、元恋人とも別れを告げんとするメンバーには、相当な心の負荷がかかりそうだ。

それもこれも、今後の復縁デート次第。個人的にはミチルがどのくらいリュウヘイに未練があるのか、そしてシンイチロウがサニーにどんな振る舞いをするのかが気になる。新しい恋がうまくいきそうなメンバーには上手いこと元恋人をあしらってもらうとして(笑)、新しい出会いを利用できなかったメンバーの、今後の心の動きに着目していきたい。

(ミクニシオリ)

※この記事は2023年02月17日に公開されたものです

ミクニシオリ

1992年生まれ。2017年にライター・編集として独立。芸能人やインフルエンサー、起業家など、主に女性に対するインタビューを多数執筆。恋バナと恋愛考察も得意ジャンル。ハッピーとラッキーがみんなに届きますように。

Twitter:https://twitter.com/oohrin

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